「キュウリ再スタート」 りんね

8月5日

*キュウリ再スタート

 昨日、せいこちゃんと一緒に、オクラとキュウリの収穫を行った。

 キュウリは、先日感じていた、“ああ、もう駄目なのかな”という感じから、感じ方が一変していた。
 よくよく観察してみると、全ての葉が萎れ、わき目も残っていないという株は一割にも満たないのだ。
 どの株も、軸はしっかりとしていて、新しい、綺麗な蔓が2本、3本と、勢いよく伸びてきている。花のつきも、実の形も、元気なままの姿である。
 長い梅雨で、一度出し切ってしまった力を、また太陽の光を浴びることで取り戻していっているようなのだ。
 昨日も収量は24キロほどで、一旦落ちてから、少しずつ増え始めている。実も奇形ばかりではなく、綺麗な実もしっかりついている。

 本当に、もう少し梅雨が長引けば、無理だったかもしれない。けれど8月が、キュウリを救いに来てくれた。本当によかった。
 今日もお父さんが畑を見回ってくださり、「キュウリは復活するでしょう」と言ってくださった。本当に嬉しかった。

 

*オクラの収穫

 昨日、せいこちゃんと2人で行ったオクラの収穫は、今季初めてのことだった。
 正しく収穫できるか、ドキドキした思いもあったが、嬉しい知らせを受けた。
 翌日、ひろこちゃんから、「見落としがほとんどなかったよ。ありがとう」と言ってもらったのだ。
 せいこちゃんも初めてであったが、本当にしっかりと誠実に収穫してくれたから、そんな嬉しいことを言ってもらえたのだと思う。

 せいこちゃんと作業をして、一緒に過ごしていて、本当にせいこちゃんが素敵であると感じる。
 謙虚で、素直で、分からないことは分からないと言ってくれて、疲れたら休んで、元気になったら一生懸命作業に出ている。
 せいこちゃんのようだったら、もう、どんどん治っていくと思う。私よりもずっと良くなっていくと思う。それはとても嬉しい。

 

*イチジク

 昨日、あやかちゃんとせいこちゃんと、梅林手前の、イチジク幼木の植え替えをした。
 これは水はけが悪かった問題の、根本的な解決策であったから、本当に嬉しかった。

 植穴を掘っているとき、ほんの1,2メートルの違いなのだけれど、土の色が違っていることを知った。
 今まで植えていたところの土は、酸素がなくて行き詰ったような、悪い土だった。
 お父さんの助言で、新しく植えた斜面のへりの土は、粘土質ではあるけれど、ちゃんと茶色い土だった。

 植穴には、落ち葉たい肥と、有機石灰と、牡蠣殻を入れて、土とよく混ぜて埋めた。
 牡蠣殻は、「ねえねえ、せっかくだから……牡蠣殻入れたい」と言ってみると、あやかちゃんが快く承諾してくれたので、よかった。絶対に入れたかったのだ。本当に甘い、なのはなだけのイチジクに、育てたい。

 植える際、かなり浅植えにした。それと、ほんの少し、丘となっているところに植えたからだろうか。
 翌日植え替えられた苗を見ると、すっくと自立して、葉も心なしか生気を取り戻しているように見えた。
 いや、実際のところ、以前よりずっと元気になっていた。
 昨日も今日も、植え替えた苗にはたっぷりと水をやった。

 一方、元気な2本の幼木には、すでに小指の先ほどの実が、いくつもついていた。
 昨晩藤井先生にお伝えすると、「一年目の実は全部取った方がいいと、本には書いてあるけれど、味見用に1個は残したらいいかな。……実をつけても、本当は大丈夫じゃと思う」と優しい笑顔で教えていただいた。
 だから、1本に一つ、一番大きかった実を残して、あとは摘果した。

 イチジクは全ての枝が結果枝であると、本には書いてあったが、ほんまかいなと思っていた。
 本当に一年目の幼木でも、節目ごとに実がなるのだと、実際に見て分かって、すごいなあと思った。

 

 植え替えた株だが、ちょっと間隔を狭くしすぎてしまって、悲しいけれど、一株だけ、小高い丘に植え替えることになった。お父さんが畑まで来てくださって、場所を見てくださったので、とても安心である。

 その際、お父さんが生き残った挿し木を見て、「これだけあれば十分だろう。やっぱりイチジク林どこかに作ろう」と仰ってくださったのだ。本当に、飛び上がりたいくらい嬉しかった。
 “ああ、よかった。バナーネをもっとたくさん育てられるんだ!!”本当に、嬉しくて、嬉しくて、仕方がない。

 今まで日照不足だったので簾を丸めていたけれど、今日は日光がすごく強かったので、約一か月ぶりに簾を広げることもできて、嬉しかった。
 少しでも影ができると、挿し木も心地よさそうであった。

 これからも、イチジクをちゃんと育てていけるか、不安で、とても緊張する。もっとイチジクを分かってあげなくては、イチジクの林を作るには到底務まらないだろう。
 自分自身、変わっていかなくてはならない。
 調べものをよくして、あやかちゃんとよくよく話し合って、お父さんに確認させていただいて、適切なプランで育てていけるよう、頑張りたい。