7月26日(日)「スイカ物語」

7月26日のなのはな

DSC05138 ボンボン。ボンボン。 
「おっ、熟れていますね」 
昨日初収穫したスイカを、お父さんが 
ノックするように熟れ具合を確かめ、そう言いました。 
熟れたスイカは弾力があり、 
中にたっぷりとたたえた水分を感じとれます。

この夏育てているシュガームーンは、中が黄色で、 
本当は4㎏程度になる中玉品種ですが、 
なんと、収穫して計量すると6キロを超えていました。 
多雨の影響で、大きくなりすぎたのかしら、 
水っぽくなっていないかしら、 
甘さが乗っているかしら 
と懸念していたのですが、 
始めて食べてみたその味は、 
鮮やかな黄色に相応しく爽やかで、 
濃い甘さが絶品でした。

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ここまでチームのみんなと育ててきて、 
収穫にこぎ着けることができたので、 
ちょっとひいき目かもしれませんが、 
本当に美味しくできたのです。

なにを隠そうこのスイカ、有機肥料だけで育っている上に、新たな試みとして 
アミノ酸を散布して育てたものもあります。 
病気対策には、納豆水と、乳酸菌水で防除し、 
薬剤は使いませんでした。 
そういうわけで、とっても健康優良スイカなのです。

今回、スイカを育てている池上三角畑は、執念深いカラスをいかに撃退するかが、 
一番苦戦したところでもあり、面白いところでした。 
スイカよけのテグスを張り巡らせ、スイカをサラシの布や、 
薄手の白いティーシャツなどで巻きました。 
スイカに服を着せるとき、あまりにもぴったりで、可愛く思えてしまったりもしました。

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(これでスイカは大丈夫) 
と、安心していたある日、何者かが、布を引きはがして、
スイカを食べているではありませんか。

傷口をみれば、鋭いくちばしでつついた跡。 
これはカラスに違いない。 
それから、私は、夜の作業棟で、カラスの模型を作りました。 
出来上がったカラスを、薄暗くなった外に連れ出してみると、 
そのリアルで、自分で作っておきながら怖いと思いました。

さて、このカラス除けカラスを、スイカ畑に設置すると、 
その瞬間から、カラスが3羽、 
上空で泣き喚きながら、西の方へと姿を消しました。

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(これは、予想以上に効果があるかもしれない) 
収穫前の一番良い時に、 
玉をやられてしまうのだけは絶対避けたい 
と思っていたので、心強い味方を得た気分でした。

そして、昨日、満を持して収穫に至ったのでした。 
今日のお昼には、アミノ酸を散布した株と、 
そうでない株の実の食べ比べもしました。

毎年、天候が違ったり、育てる畑の場所で条件が 
違ったりするので、一番は、様子を毎日見て、 
適切な手入れをすることが、 
良い作物を作るのに必要なのだなと、 
学ばせてもらっています。

しかし、その中でも、肥料の内容や、害獣対策など、 
うまくいったものを次回へと活かしていけたら、 
もっと畑が質高く、面白くなっていくのだと思いました。

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今回は、雨が多かったので、 
スイカの受粉ラッシュが2回に分かれました。 
その為、1回目の収穫ラッシュが 
7月末に終わったあとも、 
株には、もうひと頑張りしてもらい、 
残りの玉を大きくしてもらわなければなりません。

私も最後まで気持ちを切らさず、ベストタイミングで 
良い内容の手入れをしていきたいです。 
7月末までに60玉、さらにその後は 
30玉以上が待ってます。 
みんなで、スイカ割りもして、飽きるほど食べて、 
スイカを楽しみたいです。

(ゆい) 

*** 
蕎麦は午前中に脱穀を終えて、 
唐箕掛けに入りました。 
唐箕掛けを終えたら、天日干しをして 
選別をし製粉をします! 
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☆★☆

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わたくし、バターナッツの『バタナ』と申します。 
バターでもなければ、ナッツでもない、 
決してバナナでもない、わたくしは、 
正真正銘の、ヒョウタン型のカボチャでございます。

原1畑で育ったわたくし、いつも隣で咲いている 
ヒマワリを見て、 
(ああ、いつか完熟したオレンジ色の 
カボチャになれたら) 
と、夢見て、少しずつ、緑色から 
オレンジ色になりました。

オレンジと言っても、 
うすい茶色のようなわたくしですが、 
キュアリング(追熟)をしたら、色が濃くなり、 
半分に切ったら、バナナのような鮮やかな 
黄色をしているのでございます。

そんなわたくし、晴れて収穫という名の、 
出世の日がやってきました。 
ヘタの部分が黄緑色の星型で、 
見た目がヒョウタン型をしていたら、 
皆さん、バ・ナ・ナではなく、バ・タ・ナですので、 
是非、生でも頂けるし、 
スープやお菓子で、お召し上がりくださいませ。

(ななほ)