【山小屋便り7月号】「白大豆、黒大豆の植え付け ―― 3部隊が一丸となって臨む植え付け ――」 けいたろう

 大豆の植え付け時期がやってきた。

 なのはなでは大豆料理をたくさんいただくことができる。なのはなの豆は他のどの豆よりも味わい深く、一度口にしたら忘れられないほどのインパクトがある。私もその1人だ。

 イチョウの木の近くにある、橋を隔てた2枚の畑に白大豆の植え付けを行うことになった。

 1枚は長方形、もう1枚は三角形のようなカクカクとした形状の畑だ。この2枚の畑で約20人体勢となって植え付けに挑む。

 この2枚は新しくお借りした畑で、以前に測量チームで面積を測ったことがあるので初めて足を踏み入れるというわけではなかったが、この大人数と植え穴を見ると同じ場所とは思えなかった。

■3部隊

 苗輸送部隊、植え付け部隊、水遣り部隊、そしてお父さんやお母さんも駆けつけた。

 白大豆の苗は半分畑で育った。すじ状に種を撒き、芽が出るまでは寒冷紗をかけたり、水遣りをこまめにしていた。

 それらの白大豆の苗が掘り起こされ、定植を心待ちにしている。早く新たな地に植え付けなければならないという気持ちにさせられた。

 苗はプックリとした2枚の子葉とその上に初生葉(しょせいよう)が展開しておりその姿はかわいらしい。豆類は子葉が出てすぐに本葉出てくるわけではないようだ。

 いざ植え付けタイムへ。

 最初にお父さんが植え方を教えて下さった。子葉が畝に対して垂直になるように、そして子葉の下まで植えるように気をつけること。忘れてはいけないのが根の土を落とさずに土まみれのまま植え付けることだ。

 植え方も、茎を植え穴の片側に沿わせて片手で土をかけてもう片方の手で支えるといった方法を取るなどスピード感を持って行う必要があった。

 1人1畝担当で苗トレイを持ち、一刻も早く新たな土地に住居を移させばならない。

 根に土がついているとはいえ、むき出し同然の姿でいつまでも置いておくわけにはいかないだろう。苗の向きと深さに注意を払いながら植え付けをしていく。

 ふと顔を上げて見回すと茶色一色だった畑に緑が添えられ、生命を感じさせた。まだ小さな白大豆たちが水を待ちわびているようである。自分の畝の植え付けが終わったらすぐに化成肥料を撒いて水遣り部隊がジョウロで苗の喉を潤していった。

 もう1枚の畑ではさらにスピードアップされてみんなの植え付けの手つきが格段に早まっていた。少し土が硬い部分もあったものの、砕いたりして対処し、水くみ場も近くにあったことで全員でジョウロ部隊になることができた。

 後日、第1鉄塔畑や新いいとこ畑など2枚の畑の植え付けも行った。追肥や土寄せも始まっている。成長を見守っていきたい。