【山小屋便り6月号】「モデルの子を思って作る、世界にたった一つのウェディングドレス」 もえ

 ゴールデンウィーク初日、体育館で新聞紙ファッションショーを行いました。今年のテーマは「ウェディング」。新聞紙でウェディングにちなんだ衣装を作ります。当日の制限時間は2時間半。あらかじめ制作することは許されず、当日の一発勝負となります。当日までにチームごとにモデルさんの選定、モデルさんに合う靴の選定、どのようなイメージで制作を進めるのか? をみんなで考えました。

 私たちのチームは、誰にモデルをやってほしいか多数決を取り、まちちゃんにモデルをしてもらうことになりました。私はまちちゃんにシスターをしてもらっており、日頃からとてもお世話になっています。絶対いいドレスを作って、まちちゃんに着てもらうんだ! と気合が入りました。

 それから当日まで、毎晩チームで集まり、ドレスをどんなデザインにするのか、役割分担をどうするのかなどを話合いました。

■チームで協力して

 いよいよ当日、わたしたちは短いスカートの上にベルトで取り外し可能な長めのドレスをつけた2WAYのドレスを作ることにしました。長いドレスをめくると、短いスカートに変身するというストーリーです。けいたろうさんに取り外し可能の長いドレスをめくって、まちちゃんを変身させる役をしてもらうことになりました。

 私たちのテーマカラーは、赤と茶色。まちちゃんにぴったりだと思いました。取り外し可能な長いドレスをまっちゃんが担当し、ベルトをけいたろうさん、上半身と着付けをやよいちゃん、長いドレスを立体的にするためにつけるパーツをつきちゃんと私が担当しました。

 つきちゃんと私は、長いドレスにつけるパーツを立体的にするため、ひたすら新聞紙をまるめ続けました。とにかく、数が必要です。どこまで作れるか時間との勝負でした。つきちゃんが長いドレスにパーツを貼り付けていってくれたのですが、つきちゃんは衣装部さんだけあって手先がとても器用で、パーツの向きや大小をきちっと合わせて正確に作業をするさまに、プロフェッショナルを感じました。まっちゃんはとても長さのある取り外し可能な長いドレスを、迷いのない手つきでいとも簡単に作り上げていて、きっとまっちゃんの頭には明確にイメージがあるのだろうと思いました。けいたろうさんはベルトがきちっと締まるように、長さや作りを工夫していて責任感をひしひしと感じました。やよいちゃんが、まちちゃんのメイクをする手つきが本当に優しくて真剣で、まちちゃんのことを本当に好きなんだろうなぁというのが伝わってきて、幸せな気持ちになりました。

 2時間半はあっという間に過ぎ去りました。本番のステージを歩くまちちゃんとけいたろうさんは最高に奇麗で、輝いていてすごくいい笑顔でした。けいたろうさんがまちちゃんの長いドレスをめくってまちちゃんを変身させるストーリーは、無事成功しました。

■素敵なステージ

 本番のステージで全てのチームのドレスを見せていただきました。各チーム、工夫を凝らした、チームのカラーが良く出たドレスでとても素敵だなと感じました。こんな斬新なアイディア、思いつくなんて凄いなあというドレスばかりで、見ているだけで心が躍りました。

 最後にステージに全てのチームのドレスを着たモデルさんが並びました。優しさやあたたかさやこれからの未来の明るさを示すような、そういう幸せなものをぎゅっと詰め込んだ素敵なステージだと私は感じました。このステージを見ながら、人生を今みたいなみんなの笑顔や仲間を思う優しい気持ちやあたたかさで、満たしていきたいなと感じました。