そうだ、お父さんにきいてみよう!

第237回「好きと言ってみる」

【質問】
 好きなものがあまりないことについて。
 今日のランニングのお題が「好きな花」と「好きな木」でした。
 この2つに限らずですが、私は自分の心からの意思で、これが好きと思うものが無いことに最近、気がつきました。かわいいなとは思うけれど、心を動かされるくらい惹きつけられたり、胸を張って「これが好き」といえるものがないです。
 また感動するということも少ない方です。
 これらは私の情緒の薄さですか。
 自分の答え。情緒がうすいから。本を読んで地道に深めていくしかない。

 
 

【お父さんの答え】
お父さん:
 この答え、だいたい合っていますけど、こういう状況になったら、とりあえず何か1つ挙げて、「好き」と言ってしまいましょう。
 何の花が好き? と聞かれたら、……チューリップ、は危険ですね。小学生に間違えられる。
 ランは種類がありすぎる、チューリップはだめ、桜はそれっぽいかな。
 クロッカスでもいい。コスモスとかね。何か1つ、言ってしまうんです。
 コスモスは僕は好きな花です。お父さんが好きだから、とりあえずコスモスって言っておこうとかね。
 好きな花コスモスって言っていたら、その花が咲く時期になったら情緒を感じますよ。

 コスモスの花弁は5枚です。あの花びらに見える1枚が、1つの花なんです。よくみるとちょんちょんちょんちょんと、5枚でています。つまり、花の集合体なんですよ。 そういうことが解ってくるとね愛着が出てくる。

 

お母さん:
 それってたんぽぽじゃないの? たんぽぽがそうなんじゃないかと思うんだよ。

 

お父さん:
 そうね。コスモスもキク科の花で、そういう花は結構あるんだよ。
 好きな魚は何? と言ったら、とりあえず「なんとか」って、僕は聞かれたら、いつも即答しますよ。
「色々あるけど」って言ったら、話が進まないじゃない。そういう曖昧なことは、大人は言わないほうがいい。
 好きな色は何? って聞かれたら、オレンジって答える。
 ちなみに世界で一番売れている車の色は、青だそうです。
 日本で一番売れている車の色は白です。バブルの頃に、東京ディズニーランドに白のマークツーで行ったら、自分の車見分けられないといわれていました。全部が白で、全部がマークツーだったから、とか。
 まあ何色でもいいんですけどね、好きな色、好きな花、好きな魚、食べて好きな魚ね、せっかくだから、まず今から好きな花を決めてください。

 

ななほ:
 今日、ランニング中のお題で言った。

 

父:
 この人も言ったのかな? 何が多かった?

 

ななほ:
 サクラが多かった。

 

お父さん:
 この列の人、順番に言ってごらん。

(順番に言っていく)桜、コスモス、チューリップ、矢車草……

 

お母さん:
 みんなの聞きたい。

 

お父さん:
 みんな違うね。
 じゃあ次は、小鳥にしようか。家で飼う小鳥でも、野にいる小鳥でも。この列いってみよう。

 

(順番に答えていく)雀、燕、とんび、はと、ふくろう……

 

お父さん:
 これで好きな鳥も決まったじゃない。

 

お母さん:
 決まったね。

 

お父さん:
 まあそんなことでね、好きなものをわざと作るっていうか、無理にでも、自分の気持ちに好き嫌い、でこぼこを作っていく。
 そしたら、嫌いなものも作ろうか。
 嫌いな分野、食べ物とか、電気製品とか……嫌いな、何にしよう。

 

ななほ:
 におい。

 

お父さん:
 におい?

 

なつみ:
 漢字。

 

お父さん:
 嫌いな漢字、良いね。漢字じゃなくても文字でも良いよ。
 じゃあ行ってみよう、嫌いな字!

 

りな
 入口の入。

 

お父さん:
 嫌だねあれね、人の反対だね。

 

さくら
 何匹の匹。

 

お父さん:
 書き忘れみたいな感じがして嫌だね。

 

あやか:
 凸凹(でこぼこ)。

 

お父さん:
 どう書いて良いかわかんないね。

 

ほし:
 鬱。

 

お父さん:
 うつ? あれは嫌いだし、鬱も嫌だね。

 

ゆきな:
 郡。

 

お父さん:
 なるほどね、君って言う字におおざと。

 

やよい:
 俗。

 

お父さん:
 いやだね俗物の俗、風俗の俗、嫌だね。

 

まつ:
 欲。

 

お父さん:
 欲は良くないね。
 好き嫌いができてきたね。いっぱい好きと嫌いをつくっていきましょう。

 
 

(2020年2月28日掲載)