山小屋便り

【山小屋便り11月号】 「大好きなお父さんへの想いを贈る ―― 『なのはなウィンターコレクション2019』――」 ななほ

ウィンターコンサートの新曲を使ったファッションショーを開催しました。お父さんへの お祝いの気持ちを伝えるため、コンサートに向けて衣装やアイデアを出すため、コンサートへの気持ちをみんなで作るために8チームが表現しまし

10月14日は、なのはなのお父さんのお誕生日です。

午後2時、体育館の「オノセェイ・ミュージアム」より、「なのはなウィンターコレクション2019」が始まりました。

「我らが父、ケニー小野瀬が描く、舞台、そして、ステージで表現する私たちの姿を、今日、形にしてみせましょう」というテーマに、会の準備が進みました。

お父さんのお誕生日会では、お父さんへのお祝いの気持ちや日頃の感謝の気持ちをファッションショーと演出を通して表現します。

12月のウィンターコンサートに繋がる衣装を生み出しながら、ウィンターコンサートを作る1人として、なのはなの1人として、お父さんに私たちの思いを伝えます。

■アートを作り出す

あの有名な「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が残した、「最後の晩餐」を舞台に、お父さんのお誕生日会が幕を開けます。

レオンことなおちゃんと、なる子ことまゆこちゃんが実行委員をしてくれて、なおちゃんのナゾナゾから会がスタートしました。

「芸術とは、いつも厳しい物です。芸術、アート、表現。生きることそのものが、表現であり、芸術です」

なおちゃんが生きる喜び、本当に美しいものとは、本当に優しいものとは何か、私たちはこのキャンパスに、何を描くのだろうかと伝えてくれました。

ウィンターコンサートも、なのはなの生活も、生きている事も全て芸術であり、アート。

私たちは常に何者かを演じて、表現し続けます。優しい心、利他心の心を持って、真っ白のキャンパスに色とりどりの夢や希望を描くのは、私たち次第です。

そう、お父さんのお誕生日会は、私たちにとって表現する場であり、年に一度の素敵な日です。

なおちゃんとまゆこちゃん演じる骨董品屋兼、鑑定士兼、探偵の元に、探偵1年目のけいたろうさんがやってきました。

司会のなおちゃん、まゆこちゃんが、ダビンチの知識も紹介してくれました

3つの美術館からレオナルド作の3つの作品が、消えたという事件。「最後の晩餐」の絵になっていた役者のみんなが、突然に動き出します。

「ちょっと、みんな、いつま悠長に、晩餐をしているのよ」

やよいちゃんが叫んで、晩餐をしていたみんなが口々に声を上げます。

やよいちゃんがウィンターコンサートが刻々と近づいていることを心配して、1人でウィンターコンサートを作ろうとします。

でも、「舞台背景は?」「楽譜作りは?」「1万2000枚のチラシ配りは?」など、1人ではできない問題がたくさんあって、コンサートは1人ではできません。

『バッドロマンス』に合わせて、 晩餐会のメンバーが踊り出します

そんななか、なおちゃんが登場してコンサートに向かう気持ち、コンサートを作る大きな流れの一部、大きな力を生み出すための、小さな歯車でありたいと話します。

「1人が高い能力を持ち、1人が目立ち輝き、活躍をし、大きな力で作り上げるのは違う。なのはなファミリーには60個の歯車があります」

「小さな歯車もあれば、中くらいの歯車もある。少し大きめな歯車もあって、でも立った1つの歯車では力を生み出せない」

1人で全てを動かそうとしなくても、みんなと一緒に協力して、繋がり、自分もみんなの一部になるのは、なのはなのウィンターコンサートです。

晩餐をしていた仲間たちも、最後には晩餐をお開きにして、みんなの気持ちが1つになって、「オノセェイミュージアム」が開演しました。

会場には、ウィンターコンサート歴代のポスターも飾りました

■1曲に想いを乗せて

1チーム目はちさとちゃんチームです。

『展覧会の絵』に乗せて、「ピッコロを吹く少年」を演じたちさとちゃんや絵画になりきったみんなが動き出します。

真夜中になり、美術館に展示されていた絵画たちが起きだして、素敵な妖精も登場します。

そんななか、悪役が額縁を盗んでしまい、絵画たちが家(額縁の中)に戻れなくなってしまうという演出で、衣装もストーリーもとても魅力的でした。

特にデコチュウの衣装に仮面を被ったみんなが、本当の展示品の様で不思議だったり、ちさとちゃんがピッコロではなくフルートを演奏してくれて、1チーム目から体育館中が明るい空気に包まれました。

2チーム目はかにちゃんチーム。

使用済みのドラムのヘッドを加工した歯車の仮面や、悪役の衣装。特殊メイクで作った仮面の博士に圧倒されました。

『バッド・ロマンス』の曲に合わせて、歯車のみんなが動き出し、素敵な仮面の博士と悪役の衣装をまとった2人も踊りだします。

衣装もシンプルで迫力があって、お父さんとお母さんにも大好評でした。

続いて、3チーム目はさとみちゃんチームで、木の枠の中に金色の大きな物体が現れました。

突然、その物体が動き出し、中から仮面が出てきます。生きる希望を無くして外の世界に出られなくなった絵画の人物たち。

最終的には、「落穂ひろい」の少女たちも「真珠の耳飾りの少女」も、「モナリザ」も外の世界に出ることができました。

さとみちゃんチームの不思議な大道具や絵画たちの衣装がとても素敵で、手が凝っていて美しかったです。

前半、最後を飾るのは私たちのあゆちゃんチームです。

数週間前から、夜の時間を使って衣装考案をしたり、小道具を作ったり、みんなと話し合って協力しながら、本番を迎えました。

桃スポンジやワイヤー。あるものを使って、新しい物を生み出すのがなのはなのウィンターコレクションです。

スポンジをカットし、ピンクに塗ってワイヤーで加工したり、悪役、探偵などの衣装や、3つの機械を制作しました。

主に大道具作りに時間をかけてしまったのですが、3つの機械を本番までに完成させることができました。

その機械は、「タマシイ分析装置」「人間味取戻し装置」など今の世の中を、利他心の社会、優しい世界に変えられる機械です。

休日にはりゅうさんも制作や話し合いに来てくれたり、自然とみんなが集まって、準備をしている空気が嬉しかったです。

コンサートもイベントも、過程、プロセスが大切で楽しくて、お父さんのお誕生日会が本当に来てしまうのが信じられないくらい、楽しい時間でした。

私はあゆちゃんが考えてくれて、レオナルドが愛したと言われる、レオナルドが書いた絵の女性を演じました。

あゆちゃんがチロリアンテープを頭に撒いてくれたり、やよいちゃんがテンを作ってくれたり、お父さんたちのイギリスのお土産の衣装を着させていただけて嬉しかったです。

『ワット・ドゥー・ユー・ミーン』に合わせて踊って、パフォーマンスをして、お父さん、お母さん、みんなが笑顔を向けてくれたり、機械に驚いて感動していて、大成功が良かったです。

私たちの演出が終わったら、休憩時間になりました。今回は体育館での会ということもあり、体育館が美術館のようになっていました。

カーペットも敷かれ、歴代のなのはなのウィンターコンサートのポスターや写真、小道具などが展示されて、今までのなのはなファミリーのコンサートが詰まっているようでした。

展示品の横には説明書きも書かれていて、本当の美術館に来た気分になって嬉しかったです。

■演じる喜び

休憩後には喫茶係のみんなから、カボチャのパウンドケーキと紅茶が配られて、ほんのりとした甘さのケーキと紅茶で心も体も満たされました。

そして、後半の最初を飾るのは、みくちゃんチームです。

このチームは哲学者が集まって、準備の殆どが話し合いで終わったそうなのですが、なおとさんが『バット・ロマンス』を歌いながら登場して、とても面白かったです。

ドレスのような華やかな衣装や、新作の水色のジャラ。とてもユニークで、ストーリーの展開が面白い演出で、パワーをもらいいました。

次はゆりかちゃんチーム。

えりさちゃんがリップシングダンスと共に、『ビート・イット』を歌い、メンバーのみんなが闘いを始めました。

闘いと言っても、ジャンケン、あっち向いてホイ、腕相撲などが始まり、笑いが止まりませんでした。

えりさちゃんによる、エアギターやダンスも面白かったのですが、お父さんが、「なんだ、この衣装は!」と言っていて、より一層、会場全体が大きな笑いに包まれました。演じる喜びが詰まった演出でした。

ゆいちゃんチームは、『ネバー・ギブアップ』の曲に合わせて、デコチュウに卵パックを装飾した飾りをつけたみんなが踊りだしました。

絵画のなかには、モナリザ演じるあやこちゃんがトライアングルを奏でていて、そこに突然、探偵のゆいちゃんが現れます。

ゆいちゃんの探偵の衣装はお母さんに大好評で、ゆいちゃんが「なんでも鑑定団」のテーマソングに合わせて、みんなのことを調べるのも面白かったし、キュートでした。

そして、そこに怪盗が現れ、モナリザの絵からモナリザを盗み出してしまうという、新しい展開のストーリーが生み出されました。

モナリザも何故か、怪盗に一目ぼれして自ら絵から飛び出してしまって、そのあとの不思議な3人組と探偵と怪盗たちの追いかけっこも面白かったです。

■新しい一面

毎回、新しいストーリーや展開があるお父さんのお誕生日会。ラストナンバーを飾るのは、まえちゃんチームです。

まえちゃんチームは新聞紙をまとった不思議な2人と赤いドレスのなっちゃんが登場して、会場にざわめきが。

そして、突然現れたチームのメンバーが、体育館にうつ伏せになり、『ザ・グレイテスト』の曲とともにダンスを踊りだしました。

そのダンスの振りがキレキレで迫力があって、お母さんが「これ、本番でも使えないか」と話すくらい、格好良かったです。

新聞紙の2人は、急に新聞紙を打ち破って登場し、黒と白の洗練された衣装をまとっていました。

ラストナンバーの演出に圧倒されて、普段は見ることのできない、みんなの一面を見ることができて嬉しかったです。

お父さんのお誕生日には、卒業生からたくさんのお花も届きました。グラウンドのコスモスも満開に咲き誇り、古吉野中、至る所にコスモスが生けてあります。

また、サプライズゲストで盛男おじいちゃんや永禮さん。卒業生のそらちゃん一家も来てくれて、素敵なお父さんのお誕生日会になりました。

どのチームも衣装や演出が素敵で、みんなで楽しんでウィンターコンサートに向かっていけるのが嬉しかったです。

歯車をイメージした色紙に、お父さんへの気持ちを込めて、贈りました

会が終わって、お父さんが、「脚本を書く、意欲がわいてきた」と話してくださいました。

なのはなウィンターコレクションに向けて、チームのみんなと準備した時間。そして、みんなと過ごした時間がとても大切で、良い成功体験になりました。

お父さんとお母さん、みんなのなかにいさせてもらって、改めて自分がなのはなの一員であること、仲間であることを自覚できたし、お父さんが大好きな気持ちを全身を使って、表現できた1日が幸せでした。

■感謝の気持ち

みんなが限られた時間のなかで、ベストを尽くし、協力し合い、ウィンターコンサートの前の素敵な会を作り上げることができました。

お父さんと出会えたこと、なのはなファミリーの仲間でいられることが嬉しくて、誇りです。

お父さんのお誕生日会という形で、衣装考案をしたり、お父さんに日頃の感謝を伝えて、改めて幸せを感じました。

卒業生から、たくさんのお花が届きました

生きていることの幸せ、表現する幸せ。そして、70人の仲間であり家族がいて、お父さんとお母さんがいます。お父さんとお母さんは私のことも、みんなのことも助けてくれて、いつも見守っていてくれます。

その絶対の安心と、お父さんとお母さんに1人の人間として大切に、大事に思ってもらっていることが、今の自分が存在する理由だと思います。

その気持ち、優しさ、考えを私たちが伝えていきます。まだ見ぬ誰かのために、お父さんとお母さんの生き方、考え方を見て、精一杯で生きていきます。

お父さん、お誕生おめでとうございます!