山小屋便り

【山小屋便り11月号】 「仲間と高め合う ―― りかちゃんの『ネバー・ギブアップ』の振り入れ ――」 のん

卒業生ののんちゃんが『バッド・ロマンス』の振り入れをしに帰って来てくれている間に、なんと卒業生のりかちゃんも帰って来てくれて、『ネバー・ギブアップ』の振り入れをしてくれました。

メンバーは、りかちゃんが振り入れしてくれた『ジ・アザー・サイド』を踊ってきた4人。またこのメンバーでできるのだと思うと嬉しくなりました。

早速曲の頭から振り入れが始まりました。今回は、『ジ・アザー・サイド』で出てきたワックのダンスに、ヒップホップ、ソウルステップの動きを新しく取り入れたのだとりかちゃんが教えてくれました。

その新しい動きが曲者でした。ステップの動きが自分にない動きで、足の運びや、着く位置の前後、膝の曲げ具合、重心のかける場所、腰の入れ具合など、どうやったらそうなるの? とハテナマークが浮かんでいました。

りかちゃんの動きは流れるように滑らかなのに、動きが切り替わるところでしっかり止めやためがあって、こんな動きできるんだと改めて思いました。

足のステップには苦戦しましたが、『ジ・アザー・サイド』を踊ってきただけあって、ワックの腕の動きは、大分スムーズになってるねと、りかちゃんに言ってもらえるくらい、できるようになっていました。自分の辞書にようやく『ワック』という言語が載った、という感じがしました。

本当に、新しいダンスは新しい言語で、ダンスというものは、言葉とおなじように表現なのだと思いました。

新しいジャンルのダンスを身につけることは、新しい言葉を学ぶのと同じように、自分の表現できる幅が広がっていくような感じがするし、それまでの自分にないものを習得するので、かなり難しいです。

何回も何回も、ゆっくりのテンポで繰り返してりかちゃんの真似をしていきました。鏡に映ったりかちゃんの姿と、自分の姿勢を見比べて、何が違うのか、重心なのか、腰の入れ具合なのか、首の角度なのか、研究していきました。

『ネバー・ギブアップ』のダンスにはりかちゃんも入って、踊ってくれます

少し進んだら、8割のスピードで曲を流して、踊っていきました。ほとんどついていけませんでした。

でも、『ジ・アザー・サイド』でも同じような状態から踊れるようになったという経験があるので、今は踊れなくても、練習して必ずこのダンスが踊れるようになる、と信じることができます。

りかちゃんが、帰って来てくれた日の午後から振り入れを始めて、その日の夜、翌日の朝食前にも時間をとって練習させてもらいました。

忙しい合間を縫って来てくれて、夜も朝も振り入れしてくれるりかちゃんが、本当に優しくて、格好いいと思いました。

りかちゃんが帰ってからが、振り入れの本番でした。8割の速さで踊っている映像をさらに8割の速さに落として、細かく区切って同じところを4人揃ってできるようになるまで何度も何度も繰り返しました。

■全力で

誰か1人ができれば、みんなできるようになるし、絶対にできるようにする、とみんなが思っているから、自分もそう思って全力で集中してできたと思いました。

『ジ・アザー・サイド』と似ている振りがあって、イベントで振りが混ざってしまうハプニングもあったりしながら、毎日夜に30分間の練習時間をとって、4人で解読して、自分たちのものにしていきました。

身体のアイソレーションを使った、ドルフィンの動きや、アップダウンの動きなど、慣れない動きは難しいけれど、それが少しずつできるようになっていく嬉しさは、難しさの分大きくて、やればやるほど意欲が湧きました。

今はりかちゃんが振り入れしてくれた、2番のサビの終わりまでと、間奏の一部分の振りを覚えるところまでいきました。

これから、形をりかちゃんに合わせて正しく修正していって、原曲の速さで踊れるようにしていきます。そうして、りかちゃんが次に帰って来てくれるのを待ちます。

あゆちゃんがりかちゃんのダンスを見て、「プログラムされたみたいに全部違う1つひとつの動きをやっているのを見て、なんだかすごく感動した」と話してくれました。

私達も、見ている人を感動させられるように、自分の表現にできるように、練習を積み重ねていきます。