山小屋便り

【山小屋便り10月号】「勝央金時太鼓『風の舞』 ―― 一打一打に気持ちを込めて ――」 ふみ

毎週水曜日の夜に、勝央文化ホールで、勝央金時太鼓保存会会長の竹内さんに、太鼓の指導をしていただき、『風の舞』という曲を練習しています。

これまで私は、太鼓を叩く機会があまりなく、金時太鼓の練習に参加させてもらえると決まったとき、貴重な経験をさせてもらえることが有り難くて、嬉しかったです。

初めて練習に参加したときは、思っていたよりも全身運動で、自分にとって少しハードに感じましたが、やっていくうちに体力がついてきて、楽しくなってきました。

『風の舞』という曲は、締め太鼓パートから始まり、宮太鼓、大太鼓と繋がっていきます。締め太鼓のかにちゃんから曲が始まるのですが、かにちゃんの音が聞こえると、ホールのなかの空気が締まるように感じます。

四人の締め太鼓のみんなが、1人ひとり、かにちゃんの音にのせて、締め太鼓を叩いていき、宮太鼓が入っていきます。宮太鼓が入り、大太鼓のけいたろうさんとさくらちゃんのソロパートになり、2人の音がメインとなって、締め太鼓や宮太鼓は支え役となります。次にメインとなる人を思って、音のバトンを渡していきたいと思いました。

今、演奏している仲間を思い、どう音を繋げていくかをイメージしながら、練習していきたいです。

■1つの物語

風の舞の曲のなかで、静かになるところや迫力があるところ、風の舞のなかに色々な風が吹いて、1つの物語のように感じました。その物語を、お客さんに伝わる演奏にしたいです。

練習をしていて、姿勢のことを、竹内さんは指導してくださいます。

姿勢が基本となることは、ウィンターコンサートの練習のなかで、お父さんも話してくださいました。姿勢を意識して、正しくありたいです。音と姿勢は繋がってくるということを忘れずに、自分の体全身が、表現するための材料であることを思うと、身体作りも頑張りたいと思いました。

竹内さんが、「最初より腕が上がるようになったね」と、話してくださいました。

自分では気がきがつかなかったけれど、少しづつ身体が作られてきていることを感じて嬉しかったです。

ピアノだったら、ドレミファソラシドの音階があるけれど、太鼓には違った音がないと、太鼓を始める前は思っていたけれど、太鼓を練習していくなかで、太鼓を叩く位置によって、高い音や低い音など、音が違うことを知りました。

そのときのフレーズで出したい音を、ここ! というポイントで、叩きたいと思いました。

強弱をつけるときも、弱くしたいときは、太鼓の皮の外側を叩いて、強く出したいときは、真ん中付近を叩いたり、小さくするときは、お客さんが見てもわかるように、姿勢を低くします。

腕を上げるタイミングや姿勢の高さなど、同じパートの人を感じて、美しくありたいです。

『風の舞』は2月に発表の場があり、まずは、2月を目標に練習をしています。今は、曲の流れは一通り教えていただいて、これから深めていく段階です。

太鼓を叩くと気持ちが引き締まり、どしっと気持ちが構えられるように感じて、なのはなの生活に繋がっていったらいいなと思いました。

誰かの役に立つための自分をつくるために、心と身体をつくっていきます。