山小屋便り

【山小屋便り10月号】「黄金色に輝く田んぼのなかで ―― 家族総出で手刈りをしました! ――」 れいこ

今季は13枚の田んぼで水稲をしました。5月下旬に田植えを行ってから約3か月間、チームを組んで水管理や見回りをしてきました

待ちに待った、稲刈りの季節がやってきました。

私は、なのはなの吉畑から眺める、石生田んぼの景色が大好きです。一面に広がる田んぼが、春から夏にかけては緑の濃さを増していき、エネルギーに満ちて、秋に入ると黄金色に移り変わっていって、初めはパッチワークのように緑と金が混ざり合っているのが、全ての田んぼが黄金色になる瞬間があります。

それが、この稲刈りの直前のほんの数日間です。とても豊かで、美しい景色です。

なのはなでは9月10日からコンバインでの稲刈りが始まりました。お父さんチーム、あゆちゃんチーム、永禮さんも連日、コンバインで刈ってくださって、ありがたかったです。コンバインの稲刈りチームのみんなのお話を聞かせてもらっていて、私も手刈りの日が本当に楽しみで、ワクワクしていました。

家族総出の手刈り当日は、朝からとても風が心地よく、お日さまが見守ってくれているような、爽やか秋晴れでした。まさに稲刈り日和でした。

池下田んぼとコミュニティ田んぼの2枚を、みんなで手刈りしました。

最初に刈る池下田んぼまで、お父さんお母さんのを先頭に、みんなでずらーっと2列に並んで、歩いていきました。

田植え前の泥んこ運動会の会場でもあった、池下田んぼでは、紫黒米という紫色の古代米の品種を育てています。

田んぼに入ると、お米の香ばしい豊かな香りに包まれて、幸せな気持ちになりました。

手刈りは、刈り部隊、運び部隊、結び部隊、そして、はぜ立て部隊の4チームに分かれて、みんなで手刈りをしました。私は刈り部隊になりました。

この日のために、お父さんが新しい稲刈り鎌を準備してくれていました。

早速、田んぼに入って、1束刈り始めると、ザクっという気持ちの良い感触と、再びお米の甘い香りに包まれました。

「1、2、3、ハイ!」のリズムで、3束ずつ刈っていくと、運び部隊のみんなが受け取ってくれる、それが嬉しくて楽しくて、夢中なって刈りました。

そしてある時、ふと視界が開けて、気が付いたらあっという間に、反対側の畔まで来ていました。同じ田んぼのなかでは、同時並行で、はぜ立てをしてくれているみんながいました。

刈り取った稲をすぐに結んで、はぜにきれいに並べて、干してくれていました。小さな合掌造りが、無数に並んでいるような神秘的な光景が圧巻でした。

その勢いのままに、次のコミュニティ田んぼへ向かいました。コミュニティ田んぼではもち米が、黄金色に熟れて、輝いていました。

土がしっかりと乾いていて、稲もよりサクサクッと、軽やかに、爽やかに刈れる気がしました。

途中からは、稲を束ねて結ぶのもやらせてもらって、腕いっぱいに稲を抱えたとき、ずっしりと感じた重みが、豊かな気持ちになりました。

永禮さんも、応援に来てくださいました。大きなトラックで何度も、稲を運んで往復してくださいました。

永禮さんのトラックへ、みんながバケツリレーで稲を運ぶとき、「ハイ!」という明るい掛け声に、パワーをもらいました。

池下田んぼでは、紫黒米を手刈りしました

お昼前までに無事、2枚の田んぼを刈り終えることができて、とても達成感がありました。

家族みんなと、1年間食べる大切なお米を、自分たちの手で刈ることができて、幸せだなと思いました。

また、次のシーズンへ、着々と田んぼの準備が進んでいきます。