今日のなのはな

10月14日(月)「『NANOHANA WINTER COLLECTION 2019』〇お父さんのお誕生日をお祝いしたファッションショー〇」

10月14日のなのはな

IMGP8918

「脚本を書く意欲が、お腹の底からわいてきました!」
なのはなの子供たちに囲まれた
お父さんの笑顔が、会場の真ん中にありました。
その言葉と笑顔が、私たちは本当に嬉しかったです。
私たちも、コンサートに向かう力が、身体の底から沸き上がり、
あと37日をノンストップで仲間と一緒に走っていける、
そんな気持ちになりました。

IMGP6991

お父さんのお誕生日の今日は、
ウィンターコンサートに向けて、
大きく踏み出した1日となりました。
お父さんのお誕生日を祝う会。
タイトルは、
『なのはなウィンターコレクション2019』。
ウィンターコンサートの
新曲を使ったファッションショーです。
大好きなお父さんへの
お祝いの気持ちを伝えるため。
コンサートに向けて
衣装のアイデアをたくさん出すため。
お父さんの脚本の執筆への意欲が高まるように。
そして、コンサートに向かう気持ちを、
1人ひとりが作るため。
これらのテーマを設けて、
ファッションショーを作り上げました。
チーム同士の競争ではなく、
利他心を心の真ん中にいつも置き、
メンバーで助け合い、誰かのためを思い、
自分の役割に誠実に向かいました。
お父さんが教えてくれる、
生きる上でなにより大切な利他心。
生きにくさを感じるいまの社会の中で、
あるべき生き方です。
お父さんの生きる姿そのものの、
誰かのために自分を100%使う、
その生き方を、このお誕生日会を通しても
一番大切にしました。

IMGP6907

ショーの会場は、
2019年10月14日、
古吉野にオープンした美術館です。
その名も『オノセーミュージアム』。
そこには、なのはなファミリーの
歴代の作品の数々が、展示されています。
年に1度のウィンターコンサートの舞台を
彩った舞台美術、小道具、大道具。
ダンサーや役者たちの
魅力的な一瞬を収めた写真。
歴代のポスター。
お父さんとお母さんの美しいポートレート。
私たちの伝え、表現し続けてきた生き方が、
様々な形となり、
そこに生き生きとした姿を見せてくれています。
そして2019年、新しい物語がこれから生まれます。IMGP7417IMGP7414
今年の物語のキーとなる、
レオナルド・ダ・ヴィンチと、
そして、彼が残した3つの機械とは?
さて、その物語を動かすのは、
どんな登場人物なのか?
どんな衣装をまとい、
どんなシーンを見せてくれるのか?
私たちが伝えたいことは、なんなのか?

各チームが、お父さんとお母さんが
話してくれた今年のストーリーの
大枠や、いくつかのイメージをもとに、
8チームがそれぞれ曲を選び、
ショーを作りました。
衣装やダンス、キャラクターといった
目に見える形として、生み出しました。

PA140460

1から新しいものを生み出すときの苦しみ、難しさ。
会の当日という締め切りがある中でのプレッシャー。
それらに立ち向かいながら、準備を進めました。
難しく、苦しみもある中での、
大きな楽しさや喜びがありました。
「この準備の時間がずっと続いて欲しい」
そんな気持ちがわくほどに、
会の準備は充実していました。
そして、1人ひとりが、小さなお父さんとなって、
最後まで絶対に諦めず、
チームとして1つの作品を完成させて、
本番を迎えました。

IMGP7648午後2時。
永禮さんと卒業生のそらちゃんも
家族揃っても会に来てくださり、
70人のお祝いが始まります。『展覧会の絵』のBGMと共にステージに現われた、
レオナルド・ダ・ヴィンチの
大作、『最後の晩餐』……らしき絵画。
まゆこちゃんと私は、
司会としてこのオープニングの劇を
各チームのリーダーのみんなと
演劇係のメンバーで作りました。IMGP7443『バッドロマンス』に合わせて、
晩餐会のメンバーが踊り出します。
一体、何が起きているのか?
美術館を舞台に、1つの事件が起きます。
ウィンターコンサート本番をイメージした、
劇の冒頭を表現します。そのシーンは、今回のお誕生日会の
オープニングバージョンとして、
少しばかり変化をしていきます。
「いつまで悠長に晩餐会をしているのよ!!」
コンサートまであと37日しかない、
という焦りから、1人でコンサートを作り
あげようとする少女。
しかし、コンサートは、たった1人の力では
作り上げられない。
一人が大きな力を持って動かすのではなく、
小さな歯車が70個集まって生み出す大きな力、
それが、なのはなのウィンターコンサートです。IMGP6943
お父さん1人ではない、誰か1人が頑張るのではない。
小さな力でも、1人ひとりが全力を作り、
役割に誠実に向かうことで、
みんなの歯車はかみ合い、
やがてそれは自分たちにそんなことができるとは
想像もつかない大きな力を生み出します。
その気持ちを持ってコンサートへの一歩となる
ファッションショーに向かおう、
オープニングの劇で、私たちは伝えました。
IMGP6996IMGP7025さあ、美術館の作品たちが、お目見えです。
作品ナンバー1。ちさとちゃんチームです。
『真夜中の展覧会』。閉館した美術館の中で、
額縁から描かれた人物が
次々と飛びだしてきます。
するとどうでしょう、額縁が盗まれてしまいます。
飛び出してきた彼らは、
額の中にもどれなくなってしまったのです!展覧会の曲に合わせて、
本物の絵から飛び出してきたような
キャラクターを、お父さんは
とても気に入ってくれました
衣装も、本物の絵を忠実に
再現している仕上がりで、
本当にオノセー美術館で
事件が起こっているような雰囲気でした。
「額縁に戻れなくなるという設定も面白いね」
お父さんは、設定も面白かったと話します。

IMGP7117

2チーム目は、かにちゃんチームです。
『バッドロマンス』に合わせて、ショーを披露します。
工房で働く発明家。
彼は、欲にまみれた人間を救済する必要はない、
一度淘汰されるべきだ、という考えの基、
有能な機械人形を作り出し、
ダ・ヴィンチの夢を阻もうとします。

IMGP7402

「さあ、作業を始めよう」
台詞と共に、どこか恐ろしさも感じる、
工房の発明家が動かします。
人間でありながら、どこか機械的にも感じる、腕の装飾。
顔を隠し、歯車となったメンバーの無名性。
そこから生み出される、機械人形。
衣装の完成度の高さに、お父さんとお母さんは、
本番でも使いたいといと言ってくれました。
私も、なるちゃん演じる発明家の
金属的な衣装がとても魅力的だと感じました。

IMGP71673作品目、さとみちゃんチームは、
大きな球体の大道具と共に入場。
一体、なにが隠れているのか?
その球体から曲に合わせて
いくつもの手が出てくる不思議な演出。
絵から出られなくなった彼らを救ったのは、お父さん。
利他心の生き方を知った心に虹かかかり、
それは魔法を解くように彼らを絵から解放します。少女や、モナ・リザたちは、
閉じ込められた球体から抜け出し、
額縁からこの世界へと飛び出てきます。
ワクワクするストーリーが、
1曲につまっていました。
お父さんも、不思議な球体の演出が
良かったと話します。
手だけではなく、脚が何本も出てきたら、
もっと面白くなるねとコメントしてくれました。

IMGP7250

前半ラストの作品は、あゆちゃんチームです。
『ザ・ラスト・エレメンツ』のみんなは、
今回の物語の中に出てくるキーアイテム、
3つの機械を作りました。
その機械とは……これはまだ秘密です。
いまの世の中の生きにくさ、
人類の未来を救うために必要な
3つの機械を、
それぞれまったく違った形で作り上げます。

IMGP7329
電気を消す演出の中に、
浮かび上がる電飾の光が、
暗いホールに浮かび上がる
本番を想像させてくれます。
お父さんのために、
脚本に出てくる機械を作り上げたい、
そんなメンバーの強い思いが実現しました。
IMGP7473
休憩を挟み、ティータイムです。
えびすカボチャのパウンドケーキ
がふるまわれました。
喫茶係のみんなが焼いたケーキに
仕事組のみんなが
お誕生日スペシャルのデコレーションをしました。
ポスターのモチーフにもなっている歯車が、
粉砂糖で描かれています。
お母さんも大好きなカボチャのケーキです。
ケーキをいただきながら、
お母さんがカボチャのケーキにまつわる
思い出を話してくれました。
かぼちゃ本来の優しい甘みが
感じられる美味しいケーキでした。
IMGP7698
IMGP7630
ファッションショーは、後半へ入ります。
みくちゃんチームは、哲学者の集まりのチーム。
チーム名は、『我踊る、故に我在り』。
ああでもない、こうでもない、と語り合い、
追求して作り上げた作品です。
1曲の中で、1人の人間が持つ
いくつもの顔を表現しました。
同一人物を、チームのメンバーが
まったく違う衣装やダンスで表現する方法が
とても新しいと感じました。
いつもはバンドでギターを弾くなおとさんが
ボーカルを務めるのも、
誕生日会ならではの演出で、
お父さんお母さんも楽しんで見てくれました。
IMGP7825みんなを楽しませる、
ユーモア溢れる演出を見せてくれたのが、
ゆりかちゃんチームです。
マイケル・ジャクソンの『ビート・イット』に合わせて、
なにやら不穏な空気のなか始まる、対決。
1対1で戦う彼らの勝負は、
ジャンケン、あっち向いてほい!
曲の激しさとの対比が面白く、
客席はおおいに笑いが起きます。

IMGP8149

えりさちゃんのマイケル・ジャクソンになりきって歌い、
踊ったリップシンクダンスにも、
みんなが大盛り上がりでした。
予想外のキャラクターや演出を
思い切ってできるのも、
お誕生日会ならではの楽しみです。
お父さんとお母さんも、
「衣装はいまいちだったが、
演出は最高!本当に楽しかった」
となりきったメンバーの演技を絶賛でした。

IMGP8636

今回登場するであろうキャラクターの探偵。
そして、探偵が追う怪盗。
さあ、怪盗は何を盗むのか?
曲と演劇をミックスさせ、こんな展開もありなのか、
とお父さんを驚かせ、楽しませてくれた、
ゆいちゃんチーム。

IMGP8420なんと、怪盗が盗んだのは、モナ・リザのハート。
怪盗がモナ・リザの手をとり、2人の心は通じ合います。
絵の中から飛び出たモナ・リザと怪盗の愛のダンス。
そしてそれを追う探偵たち。
愛のダンスと、探偵と怪盗の攻防が、
次々と入れ替わるようにステージで表現され。
お父さんお母さん、私たちも
物語の世界に入り楽しみました。
「こういう絵からの出方もあるのか」
お父さんはこのショーから
新たな着想を得ることができたようです。
お父さんのコメントに、嬉しくなりました。

IMGP8740ラストの作品は、まえちゃんチームです。
曲は、『ザ・グレイテスト』。
赤いドレスを着たなっちゃんが、
ステージの真ん中にエスコートされます。
メンバーは、モノクロの衣装に身を包み、
そのコントラストが映えます。
曲の始まりから、「え?」という意外性、驚きがあります。
うつぶせに横たわる、5人。お父さんの感想での一言
「ものすごく、変です。へんだけど、面白い」。
まさにその言葉通り、踊り出す前から、
ステージに釘付けです。
ダンスは、短期間で振り付けを考え、
練習したとは思えないほどの
高いレベルでの仕上がりでした。
お父さんもダンスのレベルが高かったと言うように、
5人のダンサーの動きが揃っていました。
コミカルで、今までのダンスにはない
不思議な振り付けで、
こんなダンスをみんなで
踊ってみたいと思う振り付けです。
みんなからも歓声や拍手、笑いも起き、
1つの作品として
とても魅力的で完成度の高いショーでした。

IMGP8755

ダンスだけではなく、演出も面白く、
魅力溢れるものでした。
新聞紙にくるまれた2人が、
曲の途中でその包みを破かれ、
白と黒のドレスに変身します。
スカートを使ったその衣装は、
不思議な形をしており、
今までにない形が生まれていました。私たちが生み出し、私たちが表現する、ステージ。
お誕生日会は、みんなが主役になって
楽しめるステージです。
ショーに出演する1人ひとりが、
その役になりきり、楽しみ、
お父さんへの気持ちを全力で表現しました。

美しい作品、格好いい作品、
お腹が痛くなるほど笑ってしまうユーモラスな作品。
趣向は違っても、私はどのチームのショーを見ていても
切なくなるような気持ちで、涙が出ました。
それはきっと、チームの全員がこの日のために、
全力を尽くして作ってきた
気持ちが溢れていたからだと思います。産みの苦しみがありました。
どうしたらいいのか、悩んで、やりなおして、
また1から作ったこともあります。
お父さんのために、コンサートのために、その思いを抱いて、
本当に真剣に、最後の最後まで諦めずに作ってきました。
その思いは、全てのチームにあります。
だから、泣けるのだと思いました。

IMGP8813お父さんは、本当に嬉しそうに
ショーを見てくれました。
私は、司会の席から
お父さんの表情を見つめていました。
みんなの演技を見たい気持ちもあるけれど、
みんなを見つめるお父さんの笑顔を見ていると、
私はこの会をみんなと作れたことを心から
嬉しく思いました。
嬉しそうなお父さんの笑顔が
嬉しかったです。司会の私たちは、チームのつなぎで、
いくつかの寸劇や、豆知識を披露しました。
これも、美術館や、レオナルド・ダ・ビンチに
かけたものです。
前夜まゆこちゃんと2人で苦しみ悩みつつも、
楽しみながら生み出した演出たち。
お父さん、お母さんが、笑顔で楽しそうに
聴いてくれている姿を目にして安堵の気持ちと、
自分たちにできるベストでやりきった
という気持ちがありました。
そして、作り上げる喜びを感じました。
IMGP8839

プログラムの最後、
お父さんへ贈るもう1つの作品があります。
歯車をイメージした色紙です。
みんなからのメッセージが
歯車の形をしたカードに書かれ、
組み合わせたデザインのお誕生日の色紙です。
70人の気持ちを込めて、お父さんにプレゼントしました。お父さんは、会の最後に、こう言ってくれました。
「脚本を書く意欲が、お腹の底からわいてきました!」
みんなから、大きな拍手が起きます。
ショーを作って、本当に良かった、
私は、そう思いました。
その意欲は私たちにも宿っています。
ウィンターコンサートに向かう、
険しくも楽しい日々に、
全員で向かっていきます。
ダンス、演奏、コーラス、演劇、衣装に、
舞台背景、照明。
コンサートのステージを彩る
それぞれのいくつものパーツが
12月7日、1つの形になります。

IMGP8861
〈お仕事組からもお父さんへプレゼントをしました!〉

私たちは、あるべき生き方を表現します。
自分たちの覚悟、誇りを表現します。
出逢うべき仲間に向けて、表現します。
お父さんに出会い見つけた希望を、表現します。
お父さんとお母さんと共に、
語られるべき物語を見つけていきます。お父さんのお誕生日会が、
12月7日に向かう一歩になったことを
嬉しく思います。
お父さん、お誕生日おめでとうございます。

(なお)

***

IMGP8926
〈お父さんのお誕生日をお祝いして 卒業生から、たくさんのお花が届きました〉

IMGP8940