山小屋便り

【山小屋便り9月号】「収穫の喜びを感じながら ―― ササゲの収穫 ――」 まち

8月初旬、朝の6時から9時の早朝作業で、みんなでササゲの収穫をしました。

ササゲはマメ科の1年生植物でインゲン豆の一種で、煮ても皮が破れなく、縁起が良いことから、赤飯を炊くときにアズキの代わりに使われることも多いそうです。私はこれまでササゲのことを知らなかったので、なのはなに来て初めてササゲを知りました。

■収穫に向けて

ササの定植を行ったあとは、畝に約10メートル間隔で支柱を立て、そこにピンと張った水糸を張りました。

こうすることで、ササゲのつるが伸びてきても、つるを水糸に誘引することができました。ササゲも安心してつるを伸ばすことができて、収穫に向けての手入れもできて良かったです。ササゲの畑には雑草も生えてきます。みんなで力を合わせて一斉に草取りも行いました。

定期的にみんなで手入れをしていると、ササゲの成長ぶりが目に見えて明らかに感じられます。「もうきれいに花が咲いている」「もうさやがつき始めている」と、みんなと一緒にその成長を喜ぶこともできました。

ササゲの収穫基準は、さやが完全に乾いているかどうかが大きなポイントでした。素手でさやを触ってみて、マメが入っている部分を軽くつまんだときに、カラカラっと音がするかどうか。軽快な音が鳴ったら十分な穫れごろと教えてもらいました。

つるをたくさん伸ばした立派な株から出ているさやを1つひとつ手に取って、収穫できるか確認していきながら、畝をはさんで向かい合っているペアと一緒に畝を進んでいきます。

見落としがないように、畝の上からも下からも見て、通り過ぎても振り返りながら、様々な角度から穫れごろのササゲがないがを確認していきました。

■初収穫を通して

目に入りやすい畝の周りだけでなく、足下など地面にも這っていることがあるので注意をしながら、四方八方に意識を巡らせて進みます。収穫できるさやを見つけると、さやを破かないように丁寧に、1つひとつさやの根元から収穫しました。

淡い紫色の花が咲きました

私はササゲを初めて見ました。確かに姿形はアズキに似ていますが、さや自体がアズキよりも2倍ほど長く、しなやかにカーブしていています。さやを少し開いてなかを見てみると、鮮やかなえんじ色のマメが入っていました。収穫したてのササゲは手のなかで光っていて、一足先に秋を感じられた瞬間でした。

早めの収穫だったので、それほど量は獲れないと思いきや、ササゲの初収穫は思った以上に大量収穫でした。収穫したササゲを入れるためのビニール袋がすぐにいっぱいになってしまって、何度もコンテナに足を運んで袋を空にしなくてはいけないほどでした。

ふたを開けてみると、なんと奥桃畑だけでコンテナ7杯分、もう1つの夕の子畑も合わせると11杯分ものササゲが収穫されました。

乾燥後に、脱粒や選別を進めていきます

軽トラで古吉野に持って帰り、天気が良い日にグランドで干して、乾いたらさやから豆を取り出す作業が待っています。この作業も大人数で行うので、とても楽しみな作業です。

これからも、みんなで収穫できることが楽しみです。みんなでササゲの収穫を喜び合えることが嬉しいです。