山小屋便り

【山小屋便り9月号】「心意気を表情と踊りで魅せる ―― 北和気納涼祭に出演して ――」 さやね

アコースティックギターを私たちに教えてくださっている藤井さんの地元のお祭り、北和気の納涼祭に出演しました。

美咲町の北和気郷土資料館に隣接しているこの芝広場は、地域の方々が屋台を並べ、特設ステージが建てられ、お祭りの幟、提灯のあたたかい光で彩られます。

18時、お祭りの開会を告げる花火が上がり、会場にはお盆のため帰省している若い方も含め、地域の方々が500名近くいらっしゃいました。

この日、私たちは午後から楽器や音響機材、衣装のセッティング、ダンスの場見りと出はけの確認のため現地へ向かい、本番のための用意をしました。同じ芝生広場で、地域の方々が会場設営をされており、みなさんの明るい声、雰囲気を感じて、いいパフォーマンスがしたいと気持ちが高まります。

ダンスのフォーメーションや出はけの流れは、会場に合わせて1番きれいに見える形を作ります。客席の中央からお母さん、ゆりかちゃんがフォーメーションを見てくれ、自分の位置に立ち、周りの人との距離の感覚を、目の前にいるお客さんを思い描いて身体に刻み込みます。このときからすでに私たちの本番は始まっています。

ステージを締めくくる曲『ディス・イズ・ミー』のダンサーの出がより華やかなものになるよう、練習しました。音響の調整を終えて、控室で衣装を身に着け、ステージへ向かいます。

■気持ちを高めて

柳原中学校吹奏楽部による演奏ののち、19時20分からがなのはなファミリーの演奏です。ステージでは常に、高慢であるほどの気持ちを持ち、理想の自分を演じる。見ている人たちに希望を与える。お父さんとお母さんがいつも教えてくれることです。あゆちゃんのMCの第一声が始まる瞬間へ向かって、出演者全員で気持ちを高めていきました。

今回の演目は、『ウィ・ドント・トーク・エニモア』『チープ・スリルズ&シェイプ・オブ・ユー』『グロウン・ウーマン』『ジ・アザー・サイド』 『オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェイ』『ディス・イズ・ミー』、約45分間のステージです。

スペースの都合上、バンドはフル編成ではありませんが、今回は自分たちの演奏をあらかじめ録音しておき、本番では、そこに生の歌やキーボード、ドラム、ギターをかぶせることで、より自分たちの演奏らしい音に近づけました。

バンドメンバーにとって、録音にテンポを合わせながらも、そうと感じさせないよう演奏をするのはとても難しいことでしたが、お父さんが音響をしてくれて、ほとんど生バンドに近い迫力で演奏ができ、演奏と一体となりダンスを精一杯踊りました。

■より高いレベルで

ステージへ出ると、応援に来てくださった永禮さんや、藤井さんの姿が見え、なのはなの応援組で浴衣を着ているみんなや正面でビデオを撮っている仲間の姿が見え、嬉しかったです。特設ステージとその前で踊るダンサーを囲むようにしてお客さんが見てくださっていました。ステージに出て、はけるまで、みなさんが大きな拍手をくださいました。

舞台が終わり、2019年のウィンターコンサートのチラシを配りました。みなさんがチラシを手に取り、「よかったです」「ありがとうございます」と笑顔で声をかけてくださいました。また、勝央音頭保存会の方にもお会いして、笑顔で声をかけてくださり嬉しかったです。

そして、お父さんとお母さんが、「よかったよ」と言ってくれて、大勢のお客さんの前で披露する夏祭りのステージを、また1つみんなと作り上げることができて嬉しかったです。より高いレベルでそのときその場で求められる役を演じ、なのはなファミリーの希望を届けます。