山小屋便り

【山小屋便り8月号】「大人数で1つの目的に向かう楽しさを感じて ―― 大豊作のジャガイモの貯蔵 ――」 りさ

夏といえば海が連想されますが、なのはなの体育館に広がるのは、約3.9トンの男爵、メークインの海です。

足の踏み場もないくらい、体育館を埋め尽くすジャガイモの景色が圧巻でした。

先月大収穫したジャガイモを、品種や大きさごとに分けて、段ボールに貯蔵しました

桃横、石の下、ウナギとり、中畑、山小屋2枚の計6枚の畑の土の中から掘り出した、約3.9トンのジャガイモです。

毎週日曜日のカレーには、ジャガイモが欠かせません。長く、美味しく食べられるよう、傷イモは慎重に分けて、よく乾くように時々ひっくり返して数日、乾かしました。

お仕事組さんがこの大量のジャガイモを貯蔵するために、仕事の合間に段ボールをたくさん集めてくれました。

段ボールは十分に集まり、ジャガイモも乾いて、あゆちゃんから、「明日はジャガイモの貯蔵をします」と聞いたとき、(ついに、この日が来た!)と思いました。「できれば、午前中で貯蔵から掃除まで終えたいです」と聞いたとき、(お、終わるかな?)と若干の緊張を感じました。

貯蔵の日は、朝食後から貯蔵に向けてみんなで動き出しました。朝の当番を終えて足早に廊下を歩いていると、体育館からパン、パン、パン! という音が聞こえてきます。

なかに入るとキリで段ボールに穴を開け、貯蔵用の段ボールを作ってくれているみんながいて、そのスピードを感じました。

■流れ作業

全員作業で、あゆちゃんが指揮をとってくれました。

流れは、

1、種イモになる中サイズを選る。2、中より大きいサイズを選る。3、それ以外のイモを入れる。

という順序で、選って段ボールに入れていきます。

1人がそのサイズをひたすら選ってペアの子に流し、もう1人が傷や傷みがないかをチェックして段ボールに入れる、という流れでした。

私は大量のジャガイモを午前中で全て貯蔵し終えるために、スピードばかり意識が向いてしまっていたのですが、傷イモや傷みも一緒になってしまうと、ほかのイモにも広がってしまい、1箱全てが食べられなくなってしまう、ということにもなってしまいます。

ジャガイモを長期的に、美味しく食べられるよう貯蔵する、という本質を見失わずに、あゆちゃんのように、常に仕事の目的、求められている質を大切にしていきたいと思いました。

私はゆいちゃんとペアで、私が目的サイズを選り、ゆいちゃんが傷や傷みをチェックして入れていく、という流れでした。私も目の前のジャガイモの海から目的サイズを夢中で見つけ、ゆいちゃんに流していきました。その流れ作業が面白かったです。

ジャガイモの皮は意外に薄く、夢中になるあまりガッと鷲掴みにすると、さらりと剥けてしまうので、急ぎながらも優しく手に取るよう心がけました。

「あと1分です!」

あゆちゃんの明るい声かけのもと、みんなで夢中になって選別や貯蔵をしていく時間が楽しかったです。

12時にはすでにジャガイモの貯蔵は終わり、びっくりしました。みんなで力を合わせて1つの目的に向かうことの面白さを感じて、大人数の作業が好きだなと思いました。

貯蔵したジャガイモは、古吉野や山小屋の冷暗所に保存しています。なのはなカレー、アスパラやきゅうりや粒コーンが入ったポテトサラダ、ジャガイモを使ったなのはなの料理がぱっと思い浮かびます。

永禮さんもいてくださり、2日間の芋掘り、みんなでの貯蔵、思い出の詰まったジャガイモを、これからみんなで長く美味しく、いただけることが嬉しいです。