【山小屋便り8月号】「ニンジンの収穫」 けいたろう

吉畑奥下にはニンジンがたくさん植えられている。7月上旬にそこに埋まっているニンジンを全収穫した。

数日前にも収穫をしたのだが、この日はすべてのニンジンを収穫した。

種蒔き前に、畑の石を取り除いた効果が現れて、股割れが少なく、真っ直ぐで奇麗なニンジンが収穫できました

はじめは小さな手スコを用いてニンジンを掘り出そうとしていた。しかし、これでは手で掘って、手で掘ってという感じで時間がかかってしまうことに気が付いた。

今度は大きい方のスコップを用いて掘ることにした。ジャガイモ掘りでも活躍したスコップである。ニンジンの赤い部分が半分かそれ以上、土から露出するくらいまでスコップを使う。

ここで気を付けたのは、ニンジンにスコップが当たって傷ついたりしないようにしたこと。埋まっているところを予想しながら、少し手前からスコップの先を入れるようにした。

半分まで見えたところで垂直に引っ張り上げて引き抜いた。抜きにくいときは、ゆっくりニンジンをぐりぐりと左右にまわしながら引き抜いた。

スポン! という音がしそうなくらい気持ちよく抜けたときの快感はたまらない。どんどん次へ次へと進めたくなってしまう。

慣れていくと1、2回掘って、片手で折れることなく、根元までニンジンが取れてとてもスピーディーに収穫を行うことができた。

フサフサしたかわいげのある緑の髪。そしてそれを目標にスコップを入れる。土をかぶったやや橙色がかった赤が顔を出したときの感動と言ったらない。

「あら、はじめまして」なんて言ったりしながら持ち上げてしばし眺めて、コンテナに入れる。

別れは意外と早い。様々な顔ぶれが現れてはコンテナのなかへ。次に会えるのは食卓だね。

総収穫量はなんと120キロ。たくさんのニンジンが収穫できてとても嬉しい。