山小屋便り

【山小屋便り7月号】「団体戦、個人戦、ダブル準優勝! ―― 勝央町民卓球大会に出場して ――」 ちさと

『第36回 勝央町民卓球大会』に出場しました。大会は、午前中に団体戦、午後からは個人戦が行われました。私たちなのはなファミリーからは、団体戦に2チーム、個人戦に6人が出場しました。

団体戦は、3人で1チームを組みます。3人のうち、2人勝ったチームの勝利です。

出場チームは、社会人チームが2チーム、中学生チームが4チーム、なのはなからは、「なのはなレッド」、「なのはなイエロー」の2チームの、全8チームでした。

■チームプレイ

はじめに、Aブロック、Bブロックの2つのブロックに分かれて予選リーグを行い、各ブロックの上位2チームが決勝トーナメントに進出することができるという流れでした。

この日、6月9日は、日商簿記検定3級、1級の試験や、ソフトボール大会もありました。それぞれが、それぞれの場所で、場所や手段は違ってもベストを尽くすのだ。私も、自分の役割を精一杯果たしたい、という責任と勇気をもらいました。

当日の朝、短い時間でしたが、体育館でラリーをしました。試合は朝早くから始まるので、身体と気持ちがほぐれるよう、ほんの少しでもなのはなの体育館で打っていきたいと思いました。お父さんお母さんは、午前中はソフトボールの監督に行くため、卓球大会は、自分たちで、お互いの監督と応援をすることになります。コートに立つのは1人でも、お互いを感じて、チームプレーをしたいと思いました。

「どんな状況になっても、決して諦めないこと。逃げずに、最後まで、自分の持てるもの全てを出して、ベストを尽くすこと」。そのことを、自分たちのテーマとして確認し、強い気持ちを持って出発しました。これから始まる1日が、緊張は勿論しますが、楽しみでした。

私は、「なのはなレッド」チームの1人として、団体戦を戦いました。

結果は、激戦の末、私たちは予選リーグを1位通過して、決勝トーナメントへと進めることになりました。決して楽に勝てた試合ではなく、粘って掴んだ勝利は、とても大きなものでした。そして、決勝トーナメントに進み、一回戦に勝ち、決勝戦出場です。

決勝戦は、なんと、予選リーグで僅差で勝つことのできた強豪チームと再度戦うことになりました。団体戦なので、誰が何番目に出るか、というオーダー表も重要で、チームで戦うということをより強く感じました。

結果は、惜しいところで敗れてしまったものの、団体戦準優勝という、とても嬉しい結果でした。

午後からは、個人戦を行いました。簿記の試験に行っていた、村田先生、なおちゃん、のんちゃんが、応援に来てくれました。その後、お父さんとお母さんも、ソフトボール大会から駆けつけてくれました。一気に心強くなり、力が湧いてきました。

個人戦は、6人がそれぞれ、自分のコートへ向かいました。でもいつも、仲間の誰かが後ろにいました。

■大きな1点

この日、私はとても冷静でした。冷静に、どこが穴なのか、どこにどんな球を出したら得点になるのか、頭をフル回転させて考えました。そして、よく見ました。球と、相手の台と、相手をよく見ました。「自分が予想した展開通り」ということが、何度も起きました。ただ得点が1点入るというのとは比べ物にならないくらい、自分が立てた通りの展開で取った1点は、大きな1点でした。よし、と、拳を握りました。以前、卓球がとても強い、お父さんの娘さんのあやのちゃんに教えてもらったときに、あやのちゃんが、「自分で試合の流れを作っているんだ」と言っていた意味が、ほんの片鱗だけどわかったような気がしました。

そういうモードに入ると、試合をしながら、相手と戦いながら相手を利用して、どんどん自分を進化させていけるようでした。試合をしながら強くなっていっていることがわかりました。どんなに苦しい場面でも、もの凄く強気でした。やるのは自分だと思って、コートに立ちました。お父さんの、勝機はある、という言葉が、どんなときも頭の中にありました。常に、この1点がもの凄く大切、と思って、一球に向かいました。

卓球は、5セットのうちの3セットを取った方が勝ちとなります。

個人戦を勝ち進んだ準決勝では、2セットを先取したものの、2セットを取り返され、後がない状態になりました。

(今のままでは勝てない。それならどうしたら勝てるのか、自分の何を変えたら良いのか。まだ、自分の全てを出していないのだから、負けるとは思わない)

■完璧な試合運び

お父さんにアドバイスをもらいに行きながら、自分でも、これは上手くいかなかったので、次はこうしてみようと思います、と、変更した作戦を宣言しました。お父さんは、お前の感覚でやれば良いと、信じてくれました。

5セット目。作戦は完璧でした。回転に変化をつけて混ぜたことで、相手は混乱し、さらに畳みかけて攻撃をすることで、完全に流れを取り戻しました。相手に数点しか与えず、勝つことができました。でも、これで6セット目があったら、今度はこの作戦も見破られ、通用しなくなるだろうと思います。本当に、同じ相手と戦っているのに、作戦次第で、5分前の勝敗が180度逆になります。だから、卓球は難しく、面白いです。卓球のチェスの部分が、初めてわかったように思いました。

決勝戦では、負けてしまいましたが、いろいろと果敢に試すことができたので、これからに繋げて強くなりたいと思いました。

大会当日が、みんな、1番強かったと思います。楽しかったと思います。試合をする中で、それぞれが強くなり、嬉しい気持ちや悔しい気持ちをバネにして、進化していっているように感じました。いつでも、後ろには誰かが応援にいてくれました。そのことに、安心する気持ちをもらい、また、恥ずかしくないプレーをするのだ、という、軸が正されました。

古吉野に帰ると、みんながいつもと変わらずに迎えてくれました。やり切ったという、清々しい気持ちが、心地よかったです。