山小屋便り

【6月号】「平成最後のなのはなライブショー!」 まゆみ

キャンプ2日目の夜は、お父さんとお母さんのライブショーです。

「平成最後の歌声を聴ける、ということで。見てください、山小屋リビングの端から端まで、ファンの皆さんで一杯です!」

実行委員の子たちの司会進行に、会場が盛り上がりました

まゆこちゃん、まよちゃん、まことちゃんアナウンサーの実況中継から始まり、「ケニーズ・ジュニア」と称する3人組が『HERO』の替え歌でいきなり踊り出すなど、内側に溜まっていた熱気を一度はじけさせたところで、待ちに待ったライブショーは始まりました。今回は盛男おじいちゃんもご一緒してくださり、さらにライブの雰囲気はあたたかくなりました。

山小屋のリビングが、テレビスタジオのように飾られました


■良い方向へ

前半は、お父さんとお母さんが1人ひとりの展望、将来のことについて話してくれました。

自分たち自身も気がついていない、知らなかったような深いところまで、お父さんとお母さんは見てくれています。過去も未来も、良いところも悪いところも、全て包み込んで、良い方向に進んでいくということを、いつも信じてくれています。言葉の奥底にとても大きな安心感と、絶対に消えない光のようなものがあります。自分のことに限らず、そのお話を聞いているだけで静かに力が湧いてきます。

「未来の自分のことかな……」と話している子もいました。

それに続けて、お父さんとお母さんがその子に合った曲を歌ってくれます。同じ曲でも、人によって少しずつ色が違います。それでも根底にある軸は変わらないので、深い安心感があります。そして、自分も同じ太い道を真っ直ぐに行きたいと思います。

時間と空気は、穏やかに濃く流れていきます。時計の針も、心臓の鼓動も、ライトから飛び出す光の粒も、みんな、この瞬間を全身で感じ取ろうとしています。

静かにじっくり時計は回って、気がつけば1時間が経ちました。おやつ休憩を挟んだあと、後半は質問コーナーです。

「人が出せる涙の量には限界があるのですか」

「プランクトンに味はあるのですか。魚は味を感じているのですか」

「良いリーダーになるにはどうすれば良いですか」

ふとしたときに湧く疑問に、お父さんとお母さんが過去の体験も交えながら、1つひとつ答えてくれました。なかでも、

「良いお母さんになる10か条は」

という質問では、お父さんが隣に座るお母さんを見つめながら、10の条件を考えている姿に、じんわりと心が満たされていくのを感じました。

みんなでふっと笑う瞬間や、涙袋が少しずつ膨らんでいく感覚など、時間が経つにつれて空気の層が厚くなっていくのを感じました。

お父さんとお母さんの歌声が、吸収されては跳ね返り、十分に大きくなってから1人ひとりの心に収まっていきました。

最後は定番の『HERO』、アンコール曲は『とんぼ』でした。

お父さんとお母さんの声は、ライブショーが終わってもずっと心のなかに残り続けます。

これからもなのはなの子として、一生懸命に生きていきたいです。