山小屋便り

【6月号】「まだまだ続く! 母の日の会 ―― 夜の部はバーベキューと、ドラム部の発表会 ――」 ゆず

母の日のソフトボール大会、太陽の日射しに火照った身体で古吉野の校舎に帰ってくると、次のお楽しみに向けて、準備が始まりました。ソフトボール大会に続くお楽しみは、バーベキューです。

母の日の会、夜の部は始まりはバーベキューからです

中庭に、半円を描くように置かれたドラム缶を囲み、夕食はバーベキューをいただきました。なのはな産のアスパラやタマネギ、いただき物の竹の子、そして山小屋キャンプで大好評だった鹿肉などが載ったプレートを片手に、少しずつ日が沈んでいくなかで、外の空気を感じながら、母の日の嬉しさとともに、いただきました。そして、夕食が一段落してきたところで、ささやかなクイズ大会の始まりです。

■ささやかなお祝いに

母の日が近づく1週間前から、お仕事組のみんなで、母の日の企画を考え始めました。なのはなの中で計画している母の日のお楽しみイベントがいくつかあり、そのなかの1つとして、お仕事組でもささやかなお祝いができたらと、実行委員のよしえちゃん、どれみちゃんを中心に、いくつかの係に分かれて企画を進め、そのなかの1つが、このクイズ大会でした。

3部構成のクイズ大会、1つ目は、「クイズ、66人に聞きました!」です。お母さんにちなんだ質問になのはなの家族67人が答え、そのなかで多く挙がった答え、上位5つを当てたチームにポイントが入ります。

クイズの正解数が1番多かったチームは、 お母さんへメッセージを贈りました

薄暗くなってきたなか、それぞれチームごとに答えを考え、発表します。みんながまったりと穏やかな空気でクイズを楽しんでくれているように感じて、そのあたたかさが、夜の空気に溶けていくようでした。

お母さんとこの夏にしたいこと。お母さんと、年末のなのはな紅白歌合戦で歌いたい曲。お母さんとの時間を想像すると、わくわくした気持ちが沸き上がってきます。きらきらしたお母さんの笑顔が、思い浮かびます。

2つ目は、「クイズ、お母さんに聞きました!」、質問に対するお母さんの答えを、チームのみんなで予測します。3つ目は、「クイズ、お父さんに聞きました!」、質問に対するお母さんの答えを、お父さんが予測します。

お母さんの笑顔がみんなの真ん中にあって、お父さんとお母さんが並んで微笑み合う姿があって、その時間をみんなで共有できて、幸せな気持ちが、心を満たしました。

クイズ実行委員のなおちゃん、よしえちゃん、どれみちゃん、まゆこちゃんが生み出してくれるものは、くすっと笑顔になるようなアイディアや、細やかな優しさ、みんなへの気持ちが溢れていました。

■ドラム部の演奏

私は、演出の1つであるイエス・ノー・ガールズ(回答の正解、不正解を発表する役)をみかちゃんとさせてもらって、みかちゃんがその場で出してくれるアイディアや、みんなに楽しんでもらいたいという真っ直ぐな気持ち、みんなを思う気持ちが溢れた言葉や考えが、とても素敵で、自分もそうありたいと思いました。

3つのクイズを終え、ポイントをより多く獲得したチームが、お母さんへの気持ちを全身で表現しました。お母さんが行ってみたい、アフリカにちなんでお母さんへの気持ちを表現したチーム。そして、人文字でお母さんへの気持ちを表現したチーム。チームのみんなが1つになって、お母さんへの大好きの気持ちを、ユーモラスに表現しました。

中庭でのお楽しみの時間の次は、音楽室へと場所を移し、ドラム教室の発表会です。部活動の一つとして活動しているドラム教室のメンバーが、なのはなバンドの演奏に乗せて、『ザ・キュア』を披露してくれました。

バンドの生演奏のなか、ドラム部の子が、『ザ・キュア』を演奏して聴かせてくれました

キーボードの音に合わせて、始めはハイハットの音から始まります。そして曲の盛り上がりに合わせて、ドラムの迫力も増していきます。一打一打に込める気持ちの強さや、そこに込める情緒、潔さや勇気、逃げずに今の自分を見せる気持ちを感じて、その演奏する姿が格好良かったです。

みんなの演奏で音楽室が満たされて、耳だけでなく、全身で音を感じました。なのはなの演奏だと、なのはなの志や覚悟、優しさが込められた演奏だと思いました。

■スペシャルおやつ

ドラム部となのはなバンドによる『ザ・キュア』の演奏は3回行われたのですが、1回目の演奏が終わると、私は、なっちゃんとまよちゃん、まことちゃん、ゆかこちゃんと、スペシャルなおやつの準備に向かいました。母の日の幸せな時間に添えるおやつは、酒粕アイスです。

今回、母の日に向けて企画するなかで、何かおやつをみんなでいただけたらいいね、と話しているときに、なっちゃんが、お母さんは酒粕アイスがお気に入りだと教えてくれました。酒粕アイスは一度みんなでいただいていて、そのときの嬉しさを思い出しました。お母さんお気に入りの酒粕アイスをみんなでいただきたいと、なっちゃん、まよちゃんと数日前から準備をしていました。

この日に向けて、酒粕アイスを作り、みんなでいただきました

生クリーム、卵、砂糖、そして酒粕でつくるシンプルなアイスですが、美味しいアイスをお母さんやみんなに届けたいと思うと、つくる過程は緊張しました。冷凍庫に入れて数時間おきに混ぜるとき、時間の経過とともに徐々に液体からアイスになっていく様子が、とても嬉しく、新鮮でした。

お母さんとお父さんのアイスを飾るトッピングを、まよちゃんがつくってくれました。チョコペンでつくった2色の花びらのカーネーションです。一目見ると、その立体的な花の可愛さに、思わず声が漏れました。

盛り付けは時間との勝負。綺麗に、素早く盛り付けようと、声を掛け合いながら盛り付けていきました。それぞれが自然に役割を持ち、こうした方がやりやすいとアイディアを出しながら、気持ちを合わせて動いているのを感じる時間。そんな小さな一瞬一瞬が、嬉しいです。

お母さんとお父さんによるドラム部演奏の講評を聞きながら、音楽室のなかの様子を伺います。司会のよしえちゃん、まゆこちゃんの声を合図に、音楽室に入り、みんなにアイスを渡していきました。

アイスのトッピングに顔を綻ばせてくれる、お母さんとお父さんの笑顔。みんなの、「美味しい」の声。それが、何より嬉しかったです。みんなの笑顔に囲まれた嬉しさと、口の中に広がるアイスの濃厚な美味しさに、ますます気持ちが満たされていきました。

■お母さんに贈る1曲

美味しいアイスをいただいたあと、最後は、みんなでお母さんに向けて歌を歌いました。曲は、お母さんが大好きな『ハナミズキ』です。

『ハナミズキ』は、お母さんの大好きな曲です

歌詞の一部の言葉を変えて、歌いました。その言葉に、胸が掴まれるような、心が奮い立たされるような、そんな気持ちになりました。お母さんへ向けて、みんなで歌う曲。大好きな気持ち、ありがとうの気持ちが、少しでも、お母さんに、強く、まっすぐに届いて欲しい、そう思いました。

歌うみんなを見つめる、お母さんの澄んだ表情が、静かだけれど深くてあたたかい眼差しが、とても美しいと思いました。お母さんは、私たちの気持ちを、深く、優しく、受け止めてくれている、そう感じました。お母さんが、私たちのお母さんとして、いてくれること。その幸せが、喜びが、心の底から、じんわりと、染みていきました。気持ちが、込み上げてきました。

ソフトボール大会から始まった、なのはなのみんなで過ごす、母の日。思いっきり楽しんで、動いて、心を動かし、喜びに包まれる時間が、本当に贅沢で、嬉しくて、愛おしい時間でした。そこには、みんなの優しさがあって、嬉しい気持ちがあって、そしてお母さんへの気持ちがありました。お母さんが、みんなの心の真ん中にいてくれる、幸せな1日でした。