山小屋便り

【山小屋便り5月号】 「なのはなのぬか床 〝おいち〟と〝おたま〟」 さやね

旬の野菜に合わせて、セロリやハツカダイコンを漬けています

なのはなのみんなの食卓に美味しいぬか漬けを届けたい。お父さん、お母さん、みんなの笑顔を思いながら、今日も私たちはぬか漬けを作ります。

みなさん、こんにちは。ぬか床のおいち、おたまと申します。私たちは、なのはなの田んぼで穫れたお米ミルキークイーンの、新鮮な米ぬかだけを使っている、自家製のぬか床です。昨年の冬に仕込み、みんなが育てたダイコンやニンジン、カブ、セロリの旨みをたっぷりと吸って、成長しています。

この春、毎日のようにセロリを漬けています。毎朝、やよいちゃんがリーダーの畑Aチームと、まりのちゃんがリーダーの畑Cチームのみんなが、新鮮なセロリを届けてくれます。セロリはみんな揃って肉厚でみずみずしく、緑が透き通って、生き生きしています。畑チームのみんなが愛情を込めて、一生懸命に育ててくれたことを教えてくれます。みんなの気持ちを受け継いで、使命を持って、美味しいぬか漬けを作ります。

発酵した良い香りのするぬか床に、カットしたセロリを差し込んで漬けていきます

セロリのぬか漬けは、一晩で出来上がります。前の日の晩に漬け込み、翌朝、ぬか床から取り出すときは、セロリの爽やかな香りと、発酵した米ぬかの酸っぱさが相まって、甘く、上品な香りに包まれます。今朝も、美味しいぬか漬けができました。

お彼岸のぼた餅や、みんなで摘んだヨモギのお餅に添えて、そして、仲屋食品さんが送ってくださる新鮮なお魚、なのはなの毎日の食事のお伴に、セロリのぬか漬けがいただけて、嬉しいです。お父さん、お母さん、みんなが大好きと言ってくれて、嬉しいです。

■1人前の熟成ぬか床に

ぬか床は日々変わっていきます。気温や、野菜から出る水分によって、ぬかの香り、塩分、水分量が変わります。水分が多くなったら、なのはなの精米機から、精米したばかりのミルキークイーンの米ぬかを加えて、様子を見ます。また、ぬか床に住んでいる乳酸菌、たくさんの菌が、より繁殖できるように、寒い間は、樽に毛布を掛けて暖めています。

毎日みんなが畑に出るように、毎日ぬか床に会いにゆき、心を遣って、ぬか床を育てていけることが嬉しいです。なのはなからお勤めに出ているなおちゃんと、まことちゃんと力を合わせて、おいちとおたまは成長していきます。

ぬか床は、仕込んでから半年ほどで熟成ぬか床になります。おいちとおたまは、ちょうど夏野菜のキュウリ、ナスが穫れる頃、1人前のぬか床になります。これからもセロリのぬか漬けをたくさん作って、旨みをたっぷり吸って、みんなに大好きと言ってもらって自信をつけて、1人前の熟成ぬか床になります。今はセロリのぬか漬けを、そしてこの夏は、キュウリやナスのぬか漬けを、なのはなの食卓、まだ見ぬ人たちの食卓に届けるために成長していきます。