山小屋便り

【山小屋便り5月号】 「進化していく野菜づくりを ―― ゴボウ、里芋、アンデスコーン ――」 まりの

今期、ゴボウはブドウ畑で育てます。まだブドウの苗が小さいので、ブドウ棚の隣に畝を作り、種をまきました。

3月に籾殻を混ぜ込んであります。籾殻を混ぜると、空気層が増えて、土がふかふかになると盛男おじいちゃんから教わりました。

それから暫く経ち、4月初めに肥料を入れてもう一度耕し、畝を作りました。

幅80センチくらいの畝にしますが、普通の畝ではなく、中に防根シートを斜めに埋め込みます。

防根シートは、お父さんが購入してくださり、今期いくつかの野菜や果樹に試しています。これによって、ゴボウの根は防根シートの上に伸びていくので、収穫がやりやすいです。

■教わったことを実践して

ゴボウの種まきは、去年と一昨年、盛男おじいちゃんの畑で、盛男おじいちゃんに教えていただきながらさせてもらいました。そのときのことを思い出しながら、今度は自分で教わったことを実践するように作業しました。

シートを敷くとき、波板トタンを埋め込んだときのことを思い出しました。なるべく波板の端まで土をかぶせて、その1番端っこに種をまくこと。波板トタンを無駄のないように使うこと。そういったことを盛男おじいちゃんが教えてくださいました。

種をまくときは、一晩水に浸してまくと発芽のそろいが良いこと。1センチ程度の覆土をして、乾燥しないように籾殻をまくということを思い出しました。今回は籾殻燻炭が多く余っていたので、それを使いました。

毎日水やりをして、1週間後に芽が出始めました。それから3日後には殆ど出そろい、種まきは成功したように思います。

ゴボウの品種ですが、白くて美しいという長さが75センチほどになるゴボウと、晩生で貯蔵に長持ちし、長さが120センチにもなるという2種類をまいています。長さが120センチにもなるというゴボウは、特に畝幅を広く取り、防根シートを余すことなく使っています。

■里芋の植え付け

第2鉄塔畑とうなぎ取り畑に、里芋を植え付けました。合わせて、約600個です。

里芋は、植え付け方も、発芽も、あまり難しくはありません。ただ、乾燥させないことが重要です。

植え付け方は、50センチ間隔で、芋を置きます。穴をあけて、芋の上に2、3センチの土をかぶせます。たっぷり水やりした後、敷き藁をしました。

種芋は、なのはなで収穫したものです。種イモを出したとき、今回は貯蔵の仕方が良かったのではと思いました。親芋から子芋を切り離さずに、そのまま籾殻を敷き詰めた段ボールに入れて、常温で管理していました。今までは、全てバラバラにしてもみ殻を入れた段ボールに入れて、寒くないように少し暖房を入れて温かくしたところに置いていました。そうしておくと、今の時期くらいに見ると、下のほうが腐りかけているということが多かったですが、今回は、腐りかけている芋がありませんでした。植え付け用に取っておいた芋は、ほとんど奇麗でした。

すでに芽が出かかっている芋もありました。里芋の種イモは、ピンポン玉くらいの大きさでも芽を出しています。そういった芋を見ると、たくさん芋が付くのだろうかと思えてくるのですが、種イモに大きさは関係ないことを、お父さんが教えてくださいました。

小さい芋からでも、ちゃんと収穫はできます。芽が出るまで、土が乾かないように注意して見ていきたいです。

■成長が楽しみ

普通のスイートコーンとは違う、アンデスコーンを試しに作ってみます。また、それとは別の畑で、アンデスコーンとスイートコーンの両方を植え付け、交配種を作ってみようとしています。

アンデスコーンは4月1日に種まきしました。普通のトウモロコシの2倍くらいの大きさで、普段トウモロコシをまいているトレーよりも少し大きいトレーにまきました。

最初、スイートコーンよりも発芽が遅いだろう、芽が出揃わないのではないかと心配でした。しかし、スイートコーンより調子がいいのではというくらい、作りやすくて丈夫な苗に育ちました。

種をまいて4日後から芽が出始め、それから3日後には、ほとんど芽がでました。成長してきた苗を見ると、アンデスコーンがスイートコーンの違う点で、茎の下のほうがが赤いこと、茎が太くて根も太いことを知りました。

アンデスコーンは初めての挑戦です。原産に見合った土質の畑を選び、手入れをしています

約2週間で、本葉2、5枚になりました。4月16日、吉畑ハウスにはアンデスコーンを80株、梅林奥々には、アンデスコーンとスイートコーンの両方を70株づつ植えました。

普通のスイートコーンだけの畑もあります。それぞれ、トウモロコシを植えている畑が近くにないところを選んで交配を防いでいます。

アンデスコーンは植え付け以降も、順調に成長しています。本来は、アンデスで作るトウモロコシですが、もしかしたら、ここの土地でも育てられるのかもしれないと、楽しみに思います。