山小屋便り

「優しさに包まれて ――なのはなで迎える成人式――」 のん

なのはなで成人式の日を迎えました。
なのはなで、なのはなの家族のなかで、この日を迎えられたことを、心から幸せなことだと思います。
4日の夜に記念のフォトムービーの撮影チームが発表され、5日の午後にその計画立てが始まりました。まえちゃんを中心に、しほちゃん、のりよちゃん、まゆみちゃんが私の撮影のチームになってくれました。
私がどんな衣装を着て、どんな写真を撮りたいかを尊重してくれた上で、どんどん話を進めてまとめてくれました。

私が、
「フラダンスの『トゥトゥキ』が好き!」
と言えば、ダンサーのみんなに集まってもらってムービーを撮ってくれたり、スポーツも好きだと言ったら、硬式バレーやスローピッチのメンバーにも協力してもらってムービーを撮ってくれました。

■みんなのなかで

特に『トゥトゥキ』の撮影のときには、私が成人式の当日のヘアメイクのリハーサルをしてもらっていて、私は撮影に行けませんでした。
お父さんにヘアメイクを見ていただいたあと、撮影をしている体育館に直行すると、撮影を進めてくれていたみんなが、ヘアメイクをした私を見て、可愛い~! と言ってくれました。
そのとき、ものすごくほっとしました。私はこんな優しい人たちのなかで生活させてもらっているのだと思いました。
こんな素敵な家族に巡り会えて、そんな家族のなかで成人式を迎えられることが本当に幸せだと思いました。

撮影チームのみんなも、写真を撮る間ずっとライトを持ってくれていたり、背景や小物を素速く変えてくれたり、着替えを手伝ってくれました。
みんなだって疲れているはずなのに、私に、
「大丈夫? 疲れてない?」
なんて言ってくれたり、
「可愛い!」
と言って撮影の場の空気を明るくしてくれたり、本当にみんなの気遣いがありがたいと思いました。

メイクにしても、式当日のメイクを担当してくれるあんなちゃんが、お母さんに相談してどこまでも誠実に付き合ってくれたり、お母さんにも眉を整えていただいたりしました。
まよちゃんがヘアスタイルを考えてヘアをスタイリングしてくれたりました。
村上さん、原田さん、河上さんに、朝早くから着付けをしていただいて、本当にたくさんの人に支えていただいて迎えることができた成人式なのだと思いました。

私が思っていた『優しい』というものは、とても狭い範囲だったのだなと思いました。
自分が考えていた『優しい』ということの限界値より、みんなはずっと優しくて、優しいという言葉の世界が、すごく広がりました。
そしてその優しさが自分に向けられることがあるのだと知ることができて、とても驚きましたし、心が溶けていくような感覚がするくらい安心しました。
その人たちが自分の家族であることが、本当に嬉しくて誇らしく思いました。
成人式を迎えたことで何かの義務や権利が生じるわけではなくて、義務や権利は何歳であろうとも、持っているもので、成人式は1つの節目であること、苦しくなった人たちのほとんどは、成人式に出たりすることはできなくなってしまうものだから、自分たちは今こうして成人式に出られるけれど、自分たちと同じ苦しみを抱え、成人式に出られないでいる人がいることを忘れてはいけないことをお父さんが話してくださいました。

■成人式を節目として

成人式を迎えたことで、何かが突然変わるわけではないけれど、この機会を、改めて大人として、1人の人間として、どう生きるか、どう生きていきたいかを考えて、それを意識するきっかけにしたいと思います。
私の20歳の抱負は、認識力を高めて、驕りを捨てて謙虚になること、大人のしての自覚と責任感を持つこと、利己心を捨てて、自分が自分が、にならず、利他心を持って行動することです。
勝ち組、負け組の考え方を捨てて、人との関係を上下でなく、横の繋がりで見ます。
自分を過大評価せずに、ありのままの現実を受け止めて、真っ直ぐに成長します。

責任から逃げずに、できない言い訳をつくるために手を抜いたり、評価を気にしたりぜずに、全力で何事にも向かいます。
自分だけが良い思いをするために動くのではなく、人を喜ばせたり、人と嬉しさを共有するような行動をします。
私はなのはなの大好きな家族のなかで、この節目となる日を迎えることができて、本当に幸せです。自分が救われて幸せだからこそ、今も苦しみの渦中にいる人がいること、自分もそうであったことを
忘れず、その人たちのために生きていくべきなのだと思います。

なのはなでお父さん、お母さん、みんなにいただいた幸せは、いつか誰かに還元します。自分が生きる意味や目的を再確認することができた成人式でした。

 

*のんちゃん 成人式お祝いフォト特集*