山小屋便り

「津山加茂郷フルマラソン大会に向けてフルメニューが始まりました!」 あけみ

体育館でのフルメニューを終え、みんなでランニングに、「いってきます!」 腕振りをし身体に「これから走るぞ」と助走をつけてから、 ランニングに出発します。

なのはなではみんなで津山加茂郷フルマラソン全国大会に出場しています。今年は大会が、4月15日に行われます。そのフルマラソン大会に向けて、フルメニューが始まりました。
今回私は、しほちゃんとフルマラソンに向けて実行委員をします。お父さんお母さん、しほちゃんと、フルメニューの内容や走る期間、プランを相談しながら決めていきました。

 

■正しく、厳しく

フルメニューのプランを考える時などは、前回までの資料なども参考にしました。今まで、なのはなの卒業生や先輩、みんながつくってきた流れや形、知識がある事がとてもありがたい事だと感じています。
筋トレの内容などはしほちゃんと、
「自分たちがどこをどんな風に動かして、鍛えていきたいのか、明確にした方がいいね」
という話になり、しほちゃんが筋トレについて細かく調べてくれました。
正しく、厳しく鍛えていきたいという、しほちゃんの思いに、自分もとても引っ張ってもらっていると感じています。
実際に、どこを今鍛えているのかという事を明確にしていくと、身体の動かし方、意識の仕方も変わっていくように感じました。

 

どこの筋肉を鍛えるトレーニングなのかを 実行委員が伝え明確にして取り組みます

 

V字腹筋は、負荷が強くかかる方法で行なっています。

お父さんも、筋トレやランニングについての本を貸してくれたり、ランニングのフォームを1人ひとり見てくれました。
お母さんが、「平衡感覚も鍛えられた良いね」という話もしてくれて、ランニングでスキップが取り入れられました。

みんなでのランニングでは、まずはゆっくりとしたペースで走り始めました。最初の週は、走る事に身体を慣らす週としました。

■一歩一歩、進んでいく

最初のコースは梅の木コースという、2・5キロのコースです。梅の木コースには平坦な道もあり、坂もあります。
畑が広がり、空が広く感じる所があったり、木が生い茂って、まるで木々のアーチに包まれているように感じる所もあります。道のりでも、景色でも、緩急があるので楽しく走れるコースです。

そのコースをおよそ時速7・5キロ~8キロのペースで走っていきます。時間にするとおよそ18分19分です。時速7・5キロは、フルマラソンを6時間で完走する、最低ラインのタイムです。
毎日のランニングでは、みんなで、「いち、に、いち、に」とかけ声をかけながら、一歩一歩、前に進んでいきます。
みんなで走っていると、あっという間に走り終え、古吉野に帰ってきているなと感じます。みんなの大きな流れがあって、その中だから走ったり、鍛える事ができているのだと思いました。

ランニングには、いつも〝お題回し〟というものがあります。坂や平坦な道が続くところでは『今日のお題』というのをみんなで回します。
『好きな曲』『好きなダンスの曲のワンフレーズを歌ってみる』『育ててみたい野菜』『会ってみたい偉人』『好きなお正月遊び』……、と色々なお題があります。
そのお題はみんなから募集したものやしほちゃんと考えたものを毎日選んでいます。

この先の坂道で、みんなでお題を回します

 

■奈義コースへ

みんなのお題の答えを聞きながら走っているとみんなを感じたり、みんなの好きなことを知れたり、自分の好きなものに気づいたり、暖かい気持ちになり、楽しく走りきれるなと感じます。
現在は、奈義コースという平坦で梅の木コースよりすこし距離の伸びた、4キロのコースを皆で走っています。時速は、梅の木コースと同じに時速7・5キロ~8キロペースで、時間にすると30分~32分のペースで走っています。

奈義コースは平坦で坂がほとんどなく、田んぼの中を走るコースです。那岐山の堂々とした姿が見えつつ、そこに広く広がる田んぼ、空、が奇麗です。冬の冷たい空気や、柔らかな太陽の光を浴びて走ると、身体のなかの空気が入れ替わるような感じがして、とても気持ちが良いです。
奈義コースでは、平坦に田んぼ道が続くところでお題を2回、回しています。
また、走っていると地域の方が声をかけてくださったり、笑顔で挨拶を返してくださったり、嬉しい気持ちもいただきます。

 

■たくさんの出会い、発見

「4月まで、あと3か月だな。頑張れよ。今は奈義コースか?」
と声をかけてくださる方もいて、私たちはたくさんの人に応援していただいて、そのなかで走らせてもらっているのだと、改めて感じました。

ランニングをしていると、たった2、30分の短い時間だけれど、人や自然、みんなの知らなかった好きな事など、色んな出会いや発見があるなと感じます。
毎日みんなと走っていると、毎日、同じようだけれど、同じ日はなくて、少しずつ違うのだという事を感じます。
最近では、ランニングから古吉野に帰ってきた時、駐車場前の花壇にクロッカスが咲いていました。走っているコースの途中では小さなスイセンが花を咲かせていました。
誰かがそのことを教えてくれて、みんなで一緒になって喜んだり、嬉しがったりする事ができる事もとても幸せな事だなと思います。

「自分のためになったら、走れない。祈るような、謙虚な気持ちでないとフルマラソンは走れない」
フルマラソンで走る時、お父さんお母さんがいつも教えてくれる事です。
まだ、フルマラソン大会までは時間があるけれど、一日一日を皆と一緒に確実に積み重ねていきます。
謙虚に、奢らずに、淡々と、みんなのなかで、みんなと、心と身体を鍛えていきます。

雪などでランニングへ行けない日が続くときは、リレー大会なども行い楽しみながら身体を鍛えています