山小屋便り

「お父さんの走り方講座」 あき

4月のフルマラソンに向けて、走り込みが始まりました。走るに当たって、お父さんに走り方を見てもらいました。
何チームかにわかれてグラウンドを走り、その様子を見ながらお父さんが1人ずつにアドバイスをくれました。
「いつも通りの走りで」
と言われたものの、客観的に自分の走りを見てもらうとなると少し緊張しました。

走り終わったあと、それぞれ今履いている靴が、走るのに適切な靴かという事も見てもらいました。底が真っ平らなものでなく、凹凸がある靴の方が、足を着地する時に柔軟性があって良いと教えてもらいました。


■疲れない走り方

全体的に腕が振れていないこと、蹴り上げる足が上がっていないことなどを教えてもらいました。
走る時、腕を振ることはとても大切な事だそうです。腕を振ることは足とのバランスを取るためだと教えてもらい、腕を大きく振ればその分足も大きく前に出ると教えてもらいました。腕は自分の身体のラインよりも後ろに、大きく引く形で振ることがポイントだそうです。フルメニューでランニングをする前に、実行委員の2人のかけ声で、腕振り10回をするのですが、後ろに大きく引くように腕振りをしていて、お父さんが教えてくれることと繋がっている事に気がつきました。

また、平坦な道と上り坂では走り方を変えること。平坦な道では歩幅を大きく、蹴り出しはそれほど大きくせずに、目線を上げて走る。 上り坂では、歩幅は小さく、蹴り出しは大きく、視線を落として走る。
私は上り坂と平坦な道で、走り方を変える事を意識した事がなく、早速次の日のランニングから意識してみました。そうすると、上り坂が息が切れずに上れました。体力を無駄に使わずに走れている気がして、帰って来たとき、いつもより楽に走れたなと感じました。

走る基本はかかとから着地すること。足音がしないような走り方が、疲れない走り方だそうです。
お父さんが1人ひとりのフォームを見てくれて、走り方の癖や、改善点を見てもらい、自分では気づけない事を客観的に教えてもらうことができて嬉しかったです。
自分では手を振っているつもりでも意外と振りができていなかったり、知らず知らずに疲れる走り方になっていたと知って、改めて自分の走りを見直す事もでき、これから良くしていけることが嬉しいです。それぞれが、一番良い形で走れるようにアドバイスをもらえて嬉しかったです。

■心と身体をつくる

「42.195キロを完走する事はかなりの練習が必要で、難しい事だと思っている人が多いかも知れないが、そんな事はない。毎日コンスタントに走って、走る身体を作れば走りきれる。ここにいる人は全員走りきれる」
そうお父さんが話してくれました。そのお話が嬉しかったです。

私はフルマラソンは、人並み以上に体力があって、運動神経が良くて、自分とは次元が違う人が走りきれる物だと思っていました。けれど、なのはなで毎年、参加者のほとんどが完走する事ができている事実が、お父さんの言葉が本当だという証拠だと思いました。
練習の距離ではなく、中身がどれだけ質の良い物かだと思います。みんなのなかで毎日コツコツと走り、積み重ねて確実に持久力をつけます。
「焦る必要は何もない」
お父さんの言葉を常に胸に置きます。
誰と競争するでもなく、謙虚な気持ちで、みんなのなかで身体と心を作り、フルマラソンに向けて練習を頑張りたいと思います。