山小屋便り

「冬の実りの喜び ――ダイコン収穫――」 あやか

私が、冬に育てる野菜のなかでも、収穫がひときわ楽しい、冬野菜の代表! と思う、大好きな野菜のひとつがダイコンです。

■ダイコンの魅力

なのはなではこの冬、野畑でダイコンを育てています。ダイコンは、畑のDチームの担当野菜として、チームのみんなと日々の手入れや収穫を行っています。
ダイコンを育てている野畑は、古吉野の校舎のすぐ近く、歩いて1分以内の距離にあります。農産倉庫の前の短い坂道を上り切ると、左手に見えてくる畑が野畑です。日々の収穫や畑の見回りのとき、気軽に足を伸ばせて、いつも自分たちの生活のすぐ近くに感じられることが魅力の畑です。

ダイコンの収穫に向かうとき、チームのみんなとコンテナを持って、この短い坂を上ります。すると、ダイコンの青々とした葉が広がった野畑が見えてきます。
ダイコンの収穫は、引き抜くときの手応えやドキドキ感、奇麗なダイコンを抜いたときの嬉しさが、収穫の喜びをいっぱいに感じさせてくれるとても楽しい作業です。

まず、畝間を歩いて抜きたい1本を探します。葉が大きいものは、根の部分も大きいことが多いです。畝から飛び出した頭の部分を観察し、太さが十分で、とりごろのものを探します。
心を傾けてダイコンの頭を眺めると、その佇まいからどことなく、土に埋まっている部分がどんな形をしているのか、長くしっかりと育っているか、感じ取れるものがあります。(これだ!)という理想的な1本を心に決めて、(奇麗に、長く、真っ直ぐに育っていますように!)と願いながら抜き取る瞬間は、いつも期待に胸がときめきます。

引き抜くときの心地良い手応えや、土に隠れていた部分があらわれてダイコンと出会えるときの喜びは、心を明るく、暖かく満たしてくれます。
一緒に収穫をしている仲間と、「奇麗なものが取れた!」と喜び合う瞬間に、日々のなかの小さな幸せを感じます。

野畑では、約1000本のダイコンを作りました。

■収穫も終盤戦

収穫したダイコンは洗って土を落とし、農産倉庫に収納します。洗い桶のなかで水に潜らせながら土を落としていくと、ダイコンの真っ白な肌が顔を出します。
(美人だな)と心のなかで微笑みながら、収穫したダイコンに向き合えるこの時間が大好きです。
野畑のダイコンは、秋に台風の被害を受け、一部、葉が吹き飛んでしまったり、寒さで成長が遅れ気味だった時期もあり、育てる過程では心配もあったのですが、じっくりと粘り強く生長してくれて、無事、奇麗なものが収穫できていて嬉しいです。
ダイコンは12月の頭から収獲が始まり、2か月ほど経った今、そろそろ収獲も終盤戦です。最後まで、冬の実りの喜びを感じながら、楽しんで収獲をしていきます。