山小屋便り

「二人羽織」 ゆきな

なのはなのみんなでお正月を迎えて、1日目。午後のお正月遊びは、2人羽織です。2人羽織は1人は羽織を頭から羽織り目が見えない状態でもう1人の人の声を聞きながら箸を使ってものを掴むゲームです。2人で協力しながら、息を合わせてどれだけお箸で豆を掴めるか競い合います。
トレーの上には黒大豆、白大豆、銀杏が用意されてあり、それらはどれもなのはなでとれたものばかり。大豆や銀杏を使えるのは、なのはなだからできる贅沢のように感じました。

今回は2チーム合同になって競い合います。わたしはまゆみちゃんチームで、あんなちゃんチームと合同でした。
「せっかくだからペアをそれぞれ違うチームの人とどうかな」
あんなちゃんがそう話してくれました。ほかのチームとも協力して、一緒にゲームができることが嬉しかったです。

わたしはさとえちゃんとペアになり、わたしは豆を掴む人になりました。羽織を羽織り、何も見えないなかで豆を掴みます。練習時間のあいだに少ししてみました。ここに豆があるだろうかかと思って箸を左右に動かしても、箸に豆が当たっている感じがありませんでした。本当は豆はあるのに、どこにもなにもないように感じてなんだか不思議な感覚でした。それでも、なにか固いものをつかんだ、という感覚はわかりました。
(見えているのと見えていないとでは、不安な気持ちもあるけれども感じ方が違っておもしろいな)
と思いました。

■指名制度戦!

そして本番。箸で掴むこともですが、ペアのさとえちゃんの声を聞くことにも集中しました。
「今、つかんだよ」「(豆を)離して!」
さとえちゃんの声を聞きながら、さとえちゃんになったつもりで心を添わせて豆を掴もうと思いました。
やり終えると、数分の間だったのに、羽織を羽織っていたり、緊張していたせいか、やる前よりも身体が温かくなっていました。

とれた豆の集計。

今回はノーマル対決、トーナメント戦、そして指名制度戦をしました。
指名制度戦では、対戦するチームの中で誰が何役となって対戦するか決めることができます。自分たちも相手チームに選ばれた人が対戦することになります。相手チームを見ながら、誰が箸を持つか、指示をするか、チームの仲間と話し合いながら作戦を決めていきました。
作戦をするなかで、いつ自分が選ばれてどの役になるかという、ハラハラとした緊張感がありました。新しいルールもできて、掴んだものを場外に落としてしまったら、その分マイナスポイントが入ってしまいます。豆を掴んでも最後まで油断できず、これも見ていても実際にやっていても、緊張しました。

豆つかみ大会、最強ペア対決は熱い戦いとなりました。

どのときも、対戦している周りにはそれぞれのチームのみんながいて、応援が聞こえてきました。2人羽織をするペアだけではなくて、チームのみんなが1つになって2人羽織をしているように感じました。羽織を羽織っているときも、外からみんなの声が聞こえてきて、一緒にしている気がしました。みんなと喜んだり、悔しがったり、人と共有することで自分の気持ちをはっきりすることができました。
遊びをしながら日本の文化を触れることができるのも、有り難いことだなと思います。お正月を思いっきりみんなと遊ぶことができて、みんなと1つの部屋で笑い合い穏やかに楽しく過ごせました。

この日は、卒業生のそらちゃんと、旦那さんの細尾さんが、赤ちゃんを連れて、新年の挨拶に来てくれました。