山小屋便り

「幸せな時間 ――新年ライブ――」 うり

2018年、元旦の夜は、新年ライブ。お父さんとお母さんが弾き語りをしてくださったり、お話をしてくださいました。実行委員のなおちゃん、なるちゃん、よしちゃん、さとちゃんが考えてくれていた『テーマトーク』や、お父さんとお母さんからみんなへ質問する『逆質問コーナー』などスペシャルコーナーもありました。私は、お父さんとお母さんの歌が大好きで、聴けることが嬉しくて、新年ライブをとても楽しみにしていました。

リビングには、紅白の垂れ幕が下げられ、黒板には赤い布、みんなで作った今年の干支である犬の絵馬、そして「新春あけましておめでとう」の文字が飾られています。お正月の華やかな飾り付けを見ると、一気に気分が明るくなります。家族みんなが揃ったら、リビングもぎゅうぎゅうになりました。ストーブなんか入れなくても、みんなといると暖かく優しい空気に、心も身体もぽかぽかになります。(まだかな)とワクワクしながら、お父さんとお母さんが来るのを待ちました。

お父さんとお母さんが笑顔でリビングに入って来ました。ろうそくのオレンジの光りが、普段とは違う幻想的な世界に連れて行ってくれます。そして、犬に扮した実行委員の4人の可愛い寸劇から始まって、新春ライブが始まりました。

■心があたたかい

正しい道を真っ直ぐに導いてくれる太陽みたいな、引っ張っていってくれるような、お父さんの力強い声。暗い道で迷ってしまったとしても足下を照らしてくれるお月様みたいな、どこまでも透明で繊細で包み込んでくれるような、お母さんの優しい声。そんなお父さん、お母さんの声が、私の心にスッと入ってきました。
お父さんとお母さんが、
「次は、何を歌おうか。これにしよう」
と、ふたりで顔を見合わせて決める姿、息を合わせて歌う姿、お互いを見る表情から、本当にお父さんとお母さんは、愛し合っているのだな、と感じました。お互いを大切に思い、理解し合っている姿を見ると、心があたたかい気持ちで満たされて、安心します。
お父さんとお母さんの子どもにしていただいて、本当に有り難く、嬉しさでいっぱいになりました。私は、ずっとこんな安心感を求めていたのだと思います。こんな家族のなかにいたかったのだと思いました。

お父さんとお母さんを見ていると、いつも私もこんなにも愛せる人と一緒になりたい、と思います。お互いを理解し、尊重しあう。どちらかに重心がかかるのではなく、どんな時も手を取りあい、助け合って、支え合って生きていく。そんなパートナーに巡りあいたいです。やがては子どもを作り、笑顔の絶えない家庭に。どんどん輪を広げて、血の繋がりのない周りの人とも助け合い、優しい世界を広げていく。なのはなで教えていただく生きかたを、常に自分の軸として、心の支えにして生きていきたい、と思いました。

『質問コーナー』では、あらゆるどんな質問にも、お父さんが、丁寧に真剣に答えてくださいました。
10代では、土台となる身体や自分作り。20代では、自分の価値観や視野を広げるためにたくさんの人や景色を求めること、日本だけでなく世界を旅すること。30代では、仕事でも責任のあるポジションや自分の生活を充実させること。40代になると、社会的責任、社会という広い視野の中での自分の役割を考えていくこと。それぞれの年代で、どのような心持ちで生きていったらよいかを教えてくださいました。

お父さんとお母さんからみんなへ、 『逆質問コーナー』に答える3人が選ばれます。

■土台を作り直して

私は、もう20代後半ですが、視野が狭いです。自我もハッキリしなくて、自分というものがグラグラしてしまい、周りに流されてしまいます。なのはなで生活するなかで、自分の身体と気持ちの土台をちゃんと作り直したい、と思いました。自分の行動に責任を持ち、物事の本質を捉え、先を読み、根拠のある行動を心掛けたいと思いました。

また、恥ずかしながら日本のこともよく知りません。昔の人が作って積み上げて来てくれたものに、感謝の気持ちを持って、伝統を受け継いでいく。日本人として誇りを持って生きていく。海外に行ったときには、自信を持って、日本のあらゆることを伝えられるように知っていきたいと、思いました。その上で、自分の力をどう社会に役立てていくのか、どう使命を果たしていくのか、大人としての責任を持って、考えながら生きていきたいです。

■〝働く〟の意味

お父さんが、今は時代が速く、どんどん世の中が厳しくなっていくと話してくださいました。インターネットや電子マネーなど、発展が進み、便利にもなってきてます。けれど同時に、そのおかげで人がそれぞれ頭を使わなくても良くもなってきてしまいました。もの凄く怖いことだと思います。技術の進化の代償は、人間の頭の退化となってしまっては意味がありません。ただ言われて動くことは、ロボットでも動物でもできることです。私たちは、人間です。考えることができます。また、気持ちを感じることができます。思いやりを持つことができます。

〝働く〟の意味も変わっていくのではないか、というお話が面白かったです。〝働く〟という漢字は、にんべんに〝動く〟と書くけれど、これからは、にんべんに〝考える〟と書くのが、働くという意味になっていく。社会でも仕事をする上でも、そういう人が求められていく、というお話でした。その言葉が凄く、自分に納得して入ってきました。

『プラン・システム・マニュアル』がなのはなの今年のテーマであることも話してくださいました。1人ひとりの個々の能力が高くても、人数がたくさんいたとしても、それを活かせるプランが無いと意味がありません。
プランやマニュアルがその作業の8割で、プラン次第で成功するのか、失敗するのか、満足感の得られる作業となるのか、決まると話してくださいました。そしてたとえ、既にもうマニュアルが作ってあるとしても、さらにもっと良くするためには、どうしたらいいのか、どこを変えたらいいのか、考えるべきだと思いました。

■高みに昇って

それは、なのはなだけでは無く、社会に出て仕事をする上でも、世の中に貢献する上でも、常に考える必要があると思いました。上を目指すことに上限はありません。いくらでも高みに昇っていくことができます。
お父さんとお母さんにそのことを教えていただいて、色々なことが凄く楽しみになってきました。なのはなファミリーが今年は新しいことを始める年。どんどんと広がり、飛躍していく兆しが見えてきて、嬉しいです。

私もまだ未熟ではありますが、なのはなを作るピースの一部として、日々の生活のなかでも、自分の頭と心を柔軟に使い、みんなのなかで学ばせてもらいながら、自分を成長させていきます。
どんな時も傍観者では無く、当事者として向かう意識します。自分の全力を出して、目の前のことに謙虚に、真面目に真摯に打ち込みます。

お父さんとお母さんから私たちへの質問コーナーもありました。

 ■光の粒に

自分の欲を捨て、人のために動き、誰かを幸せにする。まだ見ぬ誰かの希望となり、あなたがいてくれて良かったと言われるような生きかたをしたいです。
神様からいただいた私というものを通して、誰かのために、世の中のために考え、動きます。
幸せとは、ひとりでは、味わえないのだと思いました。
新年ライブ。お父さんとお母さんのたくさんの歌とお話を、みんなのなかで聴いた時間は、今まで私が苦しくて寂しくて、心にポッカリと空いてしまっていた穴が埋まっていくのを感じました。

最後の曲、『大空と大地の上で』では、お父さんとお母さんと一緒に、みんなで歌いました。とても気持ちが良くて、また、みんなの声がひとつひとつ光りの粒となって合わさり、上から振ってきました。嬉しくて涙が出そうでした。家族の愛情を感じました。生きていて良かった、と思いました。本当に幸せな時間でした。ありがとうございました。