山小屋便り

「地這いキュウリの収穫」 ゆず

畑チームのみんなと、地這いキュウリの収穫をしています。
朝、収穫カゴを持って畑に行き、地這いキュウリが植わっている6畝を収穫し終えると、1人ひとりの収穫カゴがずっしりとした重みになり、キュウリの深い緑色が、カゴの縁から見え隠れします。

地這いキュウリが定植されたのは、8月の初めでした。ひと月も経たないうちに一番果が収穫され、あっという間に育っていく、勢いのある姿に、気持ちを引っ張ってもらっているなと感じます。
その成長の流れに自分も沿って、しっかりと日々、着実に進んでいきたい、成長していきたいと感じます。

地這いキュウリのつるが、ぎゅっと敷き草に絡んでいる様子を見ると、キュウリが生きていることや、その力強さ、まっすぐな生きたい気持ちのようなものを感じて、愛おしくなります。

収穫のあとには、手の甲がキュウリの葉の棘でちくちくしていて、そこからもキュウリの力強さや、愛おしさを感じて、嬉しくなります。
小さな実は、とても小さくても、最初からキュウリの形をしていて、可愛らしいなと思います。実のお尻に花をつけたまま大きくなっていく様子を見ると、可憐で繊細な花の印象と、とげとげとした深い緑の実が、どこかアンバランスな感じがして、面白く感じます。
葉をかき分けて足場を探しながら、地這いキュウリの畝間を歩いていくと、伸びたつるの思わぬところ、あちこちに実があって、その気づき1つひとつが心に積み重なっていくように、嬉しくなります。

葉の下の実を見る目線をふっと上げると、地這いキュウリの植わった6畝のあちこちに、共に収穫をするみんなの姿があって、その姿が心強く感じます。
キュウリの葉の広がる畑が、1つの大きな海のようだと感じて、そのなかで包まれているようだと思います。

収穫をしていると、キュウリの実の成長の速さを強く感じます。朝、収穫をして、夕方に畑へ手入れに行くと、朝より一回り、ぐんと実が大きくなっています。
チームのみんなと、収穫前に収穫基準を確認したり、気になった実に印をつけて翌朝に確認したり、適切な大きさで収穫できるようにと思っていても、収穫基準をしっかりと自分の身体に入れることが難しいと感じていて、チームのみんなと適切な大きさで収穫できるように、心を遣って、工夫をして、良い収穫へと繋げていきたいです。
みんなと、良い収穫ができるようにと、案を出したり、基準を確認する時間は、みんなを近くに感じて、とても嬉しいです。

収穫の時間は、穏やかな空気に包まれていて、心も満たされていくように感じます。
朝の空気は、季節の移り変わりを強く感じたり、その日の、一度きりの気候をはっきりと感じるように思って、その時間が嬉しいなと思います。そんな朝の空気や、育った実に、豊かな気持ちや嬉しい気持ちになります。

支柱のネットに這わせるキュウリから、途切れることなく地這いキュウリに繋がり、秋の食卓を支える野菜として、畑チームのみんなと適切な手入れをして、良い穫ができるように、頑張りたいです。