山小屋便り

「ペットボトルを使って、つるなしインゲンにネキリムシ対策」 なつみ

吉畑下の奥の畑に、新しくつるなしインゲンが定植されました。小さなポットから、大きな畑に移って、野菜が思い切り根を張って大きく伸びていくような、広々とした嬉しい気持ちになります。
しかし畑に植わるということは、病気や虫が来ることがあるということで、ハウスのなかでネットを掛けられ守られていた環境から、厳しい環境になります。
定植されてすぐに気を付けるのは、ネキリムシです。小さな苗の株元を切られてしまうと、もうそこで終わりです。定植されてしばらくは、畑に馴染むように、根付くように、守っていきます。

 ■新しい対策

今までネキリムシ対策では、新聞紙を巻く、米糠を株元に撒く、ネキリムシ用の粒剤を撒くなどをしてきたのですが、今回はお父さんに新しく教えてもらった方法で、ペットボトルで囲いを作ってネキリムシから守るという方法を実践しました。

まず最初に調味料やお茶の入っていた、様々な大きさや形のペットボトルを集めるところから始まりました。
最終形は、ペットボトルで苗をクルッと囲う壁を作ります。ペットボトルの飲み口のところと(狭すぎないところでカットします)、底のところは切り落として、残った胴体のところから、大体2、3個作れる大きさ(約7センチ)で切っていきます。
ペットボトルの輪切りがたくさんできます。それを切り開いて、両側に切れ込みを入れます。ここまでで作るのは終わりで、畑に行き、設置をしました。

設置するときに切れ込みをしっかりと噛み合わせて、そのあとに取れないようにテープで固定します。最後に下のところを土で固定して、完全に隙間を無くします。インゲンの株元に透明のネキリムシガードが立てられて、全部の株に取り付けられたときの景色は、新しかったです。

 ■健康な状態に

透明のバリアが張られているようで、ネキリムシが近づこうとしたとき透明なのに近づけない、下からも上からも入れないというのを想像すると嬉しくなりました。
(どうか守れますように……)
取り付けるとき強く祈りました。小さな、やっと畑に出られた苗がちゃんと根付くまで、もう虫にも食べられないくらい強い、丈夫な姿になるまで、ちゃんと見届けたいと思います。

「野菜に病気や虫が来るのは株に元気がない、健康ではないから来るということ。虫や病気が来たらすぐに防除で、薬に頼ることをしていたら、自分の子供が病気になったら、すぐに病院へ連れて行く母親になってしまう。まずは株に勢いを取り戻す、健康な状態にすることが大事」

お父さんに畑のミーティングで教えてもらい、心の目で、(今はどんな状態だろう……)と思うこと、先手を打って動いていくこと、健康で奇麗な姿をイメージして、そのイメージにもっていくことが本当に大事なことなのだということを強く感じました。

畑の状態、野菜の姿はリアルに自分の仕事の結果、気持ちが表れてくるのを感じます。野菜の心になって、私も野菜と一緒に良い実りを迎えられるように、心で感じて手入れをしていきたいです。