今日のなのはな

10月2日(月)「音楽合宿1日目 『ザ・エクスタシー・オブ・ゴールド』のビッグバンド演奏」

10月2日のなのはな

ウィンターコンサートに向かっての
音楽合宿が始まりました。
2日間に渡って集中的に、
演奏の練習やダンスの考案を進めていきます。
1日目のこの日は、
ビッグバンドで演奏する
『ザ・エクスタシー・オブ・ゴールド』を
練習しました。

朝、コンサートの実行委員である4人が、
合宿の幕開けとして、
寸劇と、目標の発表をしてくれました。

「みんなで挑戦するこの曲を完成させる過程で、
ここにいる一人一人が気持ちを前に出せる。
いつでも、力を出し惜しみすることなく、
表現できる。
それぞれがそんなふうに成長し、
演奏することができたなら、
当日、お客さんと、
味わったことのない感動や
つながりを感じることができるよね」
寸劇のなかにあった、台詞です。

なのはなファミリーでの活動はすべて、
表現する手段である、
表現することで自分を知ることができる、と
いつも教えてもらいます。
楽器を使っての表現に向かうなかで、
きちんと気持ちを作っていきたい、
と思いました。

この合宿のあいだは、
「自分に少し高めのハードルを設定し、
それを達成する2日間」という
目標を心に留めて臨んでいくこと、
またこれから1週間を通しては、
「常に目の前にお客さんを意識する」
という目標を持つことも、発表されました。

 

1日目のスケジュールは、
朝に楽譜を手にして、
みんなで原曲を聞き、
1日を通してパート・個人練習をする。
そして、午後3時半から全員で合わせる、
というものでした。
『ザ・エクスタシー・オブ・ゴールド』は
壮大な曲です。
この曲に向かうのだと思うと、
気持ちが引き締まりました。

〈曲を聞きながら楽譜を見ました〉

パートごとに部屋に分かれ、
練習が始まりました。
夕方3時半からの合わせまでに形にするために
有効な練習の方法は何か、
どのように時間を使えばよいかと考えました。
初めて楽器を持つ子も多く、
まずは強い音を正確に
出せるようになることも心に置いていました。

外は、ずっと雨が降っていました。
それは、昨日みんなが畑にまいた肥料を
土に染み込ませてくれる雨、
そして「1日中、思い切り練習をして大丈夫」と
言ってくれる雨でした。

〈サックス、トロンボーン、トランペット、 フルート、クラリネット、パーカッション、 ギター、ベース、大正琴、コーラスなど パートに分かれて練習しました〉

パート練習の時間は、
瞬く間に過ぎていきました。
建物の中のあちこちから、
他のパートの音も聞こえてきます。
その音が、
少しずつ譜読みを進める音から始まり、
それぞれ個人で形にしていく音になり、
3時半が近づき、やがて
1本の厚みのあるハーモニーとして
重なっていくのを聞いたとき、
わくわくする気持ちが湧き上がりました。

 

合わせは、音楽室で行ないました。
今一度、チューニングをし、
全員でロングトーンをしてから、
合奏に臨みました。
演奏を始めるのは、少し緊張しました。
集中して4拍を数え、1音目、
ピアノの鍵盤、鉄琴と、
チューブラベルの音を出す
電子ドラムが叩かれました。

静かな冒頭から、
迫力のある中盤から後半、
みんなの音を1つに、
約3分30秒を走りました。
数時間前までは、
楽譜の上の音符でしかなかった音たちが、
みんなの手によって
立ち上がってきて、空気を震わせ
ひとつの曲になっているということが、
とても不思議な思いがしました。

『ザ・エクスタシー・オブ・ゴールド』が
形になりました。
1曲を通したとき、みんなで、
目標を達成できた喜びを感じました。
それから5時までは何度も合わせたり、
部分的に抜き出して練習をしました。

「1つの曲を、演奏できるようになっている、
昨日までとは違うなのはなファミリー」
というふうな言葉を、
あゆちゃんが、夕食のときに話してくれました。
今日の練習は1つの成功体験になりました。
またこれから、練習を重ねたり、
場面によっては編成を調整したり、
アレンジをしたりしながら、
よくしていきます。
表現には、いつも、あるべき形、
用意されている答えがあり、
そこにいかに近づくことができるか、
たどり着くことができるか、ということを
お父さんはいつも話してくれます。
この曲も、
あるべき形に少しでも近づけるよう
力を尽くしていきたいです。

合宿2日目は、
小バンドとコーラスの練習です。
しっかりと向かいたいです。

(かに)