そうだ、お父さんにきいてみよう!

第3回「本で涙を流すことについて」

質問

本で涙を流すことについて

今、私は小説を読んで涙を流すことができないのですが、
お父さんのおすすめする小説やなのははなの本棚にある小説を読んでいったら、だんだんと小説を読んで涙が流せるようになっていきますか?
お父さんが「泣ける小説を読む、小説を読んで涙を流すとよい」と話してくださいました。
私は小説を読んで涙を流すことができません。
私は小説を読んで泣きそうになったことは何度かあります。
つーっと弱々しく一筋流れたことは多分1、2回ならありました。
でも涙を流せた、ということがないです。
今の自分には小説を読んで涙を流せる感じがありません。
小説を読んでいったら涙が流せる様になっていきますか?

 

答え

本を読んで涙を流せない理由はいくつかあると思います。
まず、涙を流す本に当たっていなかったのかもしれない。
次に、感動的な本に出会ってはいたのだけれども、内容を理解する力がなくて、泣くに泣けなかったのかもしれない。
さらに、本の内容は理解はできたのだけれど、情緒が育っていなくて、砂漠のような情緒だったために、泣くような感動を味わうことができなかった。
こういう3つの理由が考えられます。

精神的に苦しい状況になると、人は集中力が極端に落ちて本が読めなくなります。
そして、苦しさから逃げるために、情緒を捨ててしまうこともあります。
本を読む集中力が戻り、心が穏やかになって情緒が豊かになっていけば、きっと涙を流せるようになっていくと思います。
心が穏やかになって、本も読めるけど泣けない、となるとなかなか難しいです。
理解力が足りないということがあるかもしれません。
まずは、小説で「火垂るの墓」(野坂昭如)か、ちょっと難しいかもしれませんが「野菊の墓」(伊藤左千夫)を読んでみてもらえませんか。
これで泣けなかったら、また質問してください。