そうだ、お父さんにきいてみよう!

第2回「神様は何をしようとしているのか」

質問

神様は、私たちに魂をわけて、もっと良い魂にしたい、と教えてもらいました。
神様は、魂を高めて、何をしようとしているのですか?

 

答え

魂を高めて何をしようとしているのか、それは考えたこともなかったね。
石だとか、電信柱にしても、木にしても、形があるよね。地球にしても、もともとは、宇宙が最初にできる前というのは、その形もなかったんだよね。

去年、第17番目のヒッグス粒子という素粒子が発見された。
このヒッグス粒子があることでで、初めて質量ができて形になった。
それまでの素粒子は宇宙をとびまわっていたんだけど、形がなかった。
ヒッグス粒子ができたおかげで、形ができた。
星も生まれたし、質量もないままだったのが形になったわけだから、これはものすごい物理学上の大きな関心事で、本当にあるかどうか確かめられていなかったのが、去年、あることが見つかった。
そういう発見が、つい最近ありました。
そういう意味では、なにもないところにまずかたちができた。地球ができたね。
形ができて、それから生命も生まれて、それから、こういう、動物だの植物だのどんどん多様化してきた。
これはなんのためだったのかな。

それから、地球の上に人間が出てきて、その延長に我々がいるわけですけれど、そう考えると、これもまだまだ何かの途中段階かもしれない。そう考えるほうが自然ですよね。
宇宙はまだ滅びるまで何100億年もあるはずだから、この先、まだまだ進化していきます。
そして今、地球上に出てきた人間は、ロケットを作って宇宙まで行っている。
立花隆さんの「宇宙からの帰還」という本を読むと、 地球に帰ってきた宇宙飛行士の多くが、神様がいるんじゃないか、と思ったと話している。

で、神様は何をしようとしているんですか、という質問ですよね。
「宇宙からの帰還」では、すぐ耳元で神様の気配がする。
形も姿も見えないけれど、神様はいると実感した、そんなふうに飛行士の多くが語っています。
神様が何をしようとしているのかといえば、私たちが地上で苦労しながら魂を磨いて、より高い魂を実現して神様のもとに魂を返すことを繰り返していくと、
次第に魂が全体として高くなっていきます。
正直のところ、天国があるかどうかわかりませんけれども、ひょっとしたら、まだ誰も知らない天国みたいな境地をどこかに作っているということかもしれません。
僕にはそんなふうに思えます。

もう一回、整理していうと、何もないところから質量ができて、形のある物ができる。
それをつかって、命が出てきて、それは、魂っていうか、心ができてきた。
その心は、目に見えないけれども、何か、すごくいいもの、心地よいもの、もしくはすごく崇高なもの、といっていいでしょう。
気高く、大事で、豊かで、何かこう、ひろがりがあって、なおかつ大きく包むようもの。
そういう大きな力というかね。おおきな喜びっていうかね。
喜びというにはあまりにも透明すぎる、そんな気高さができてきている。
その延長上に、今はまだ想像もつかないような、何か別の世界がこの先に待っているように思うのです。
それがどんなものなのか、まだ今の僕には想像ができません。
いまの人類には想像もつかないような、何かを成し遂げることができる。
何かがあるんじゃないでしょうか。

ちょうど、宇宙に星も何もなくてね、そこにヒックス粒子がいろいろなものを結びつけて、
140億年くらいまえにビッグバンがおきて、宇宙が生まれた。
それまでは誰も見ることができなかった宇宙が、今も広がり続けている。
そこにいろいろな銀河や、星雲や、星の固まりがある。
そういうふうに、この先に一言で言うと天国のようなものがあるかもしれない。
いまのぼくらには、想像力が貧困なだけで、何かがあると思ったほうが自然じゃないでしょうか。

みんな1人ひとりが大切にされて、いじめがなくて、悲しさとか事故とか病気がなくて。
ほんとうに優しい気持ちだけでいられるようなところ。
人なのか神様なのか知らないけれど、神様はそういうものを作ろうとしているんじゃないか
みんなの魂を高めて、魂の高い喜びを味わい合う世界。

ものすごくいい音楽をきいたとき、いい生演奏をきいたとき、いい映画、いい本を読んで、涙が止まらないくらい感動したとき、すばらしい感動、心を揺さぶられる瞬間とかに、喜びや感動で満ち溢れている世界がちょっと想像できますよね。
やさしさの極み、濃いところを集積したような世界があるんじゃないか。
そういうものを神様はつくろうとしているんじゃないか。
そういうふうに僕は思います。