「勢いよく振り切る」 みつき

3月19日

●倍にして返す! バッティング

 毎朝30分間、こつこつ練習し続けていた、ソフトボール練習。
 今日は、午後の時間をいただいて、いよいよバッティングの練習に入りました。
 まず、お父さんが、基本的な打ち方やフォームについて教えてくださいました。
 野球と言えば、振り上げるようなアッパースイングのイメージがあったのですが、そのほかレベルスイング、ダウンスイングがあること、それぞれの利点も知ることができました。

 いざ、ネットの前に立って、チームの子の出してくれる球で、バッティングをしてみました。まえちゃんも来てくれて、一人ひとりのフォームを見て、1回打つごとにアドバイスをくれました。
 第1回目……。残念、空振り! 腰をねじった身体につられて、顔も目線もいっしょに動いてしまいました。腰の力を使って打つ、来るボールを最後まで見続ける、ということが、難しかったです。お父さんのフォームを頭に浮かべながらやってみるものの、実際にやってみると、身体がなんだか違う! ……というふうに、なかなか苦戦してしまいました。
 あと、わたしはついついボールを迎えに行ってしまいがちで、空振りを連発してしまいました。

 でも、何回空振りをしても、まえちゃんが、「今のフォームはいい感じだったよ!」「もう少し! ボール待って!」と声をかけて応援をしてくれるのが、うれしかったです。
 汗だくになりながら、何度も何度もバットを振り回して、やっと打ち返すことができると、ものすごく気持ちが良かったです。「カキーン!」と、あの音がして、ボールとともに色んなものが吹き飛んでいくような、開放的な気持ちでいっぱいになりました。
 グラウンドは、みんなが気合の声と共に、連続で打ち続けている音が聞こえたり、「ナイス~!」の声が響き渡っていました。

 最後に、お父さんがバッティングを見てくださって、わたしは、「最後まで、勢いよくバットを振り切ること」が大事だと、教えて頂きました。
 今はまだ腕の力で振ってしまっていて、勢いがなくてへとへとになってしまうので、腰を入れて、腰を使って振り切るように心がけたいと思います。

 同じチームの子のバッティングも見させてもらって、りなちゃんのバッティングは、ネットに勢いよく球が当たっていて、ななほちゃんも、ネットの上部へ当たるくらいにホームラン級の球を繰り返していました。球に向かって、「気持ちを何もかも詰め込んで、倍にして返す」ような、みんなの一打がすごいなあと思いました。
 プロのバッター揃いで、今度のソフトボール大会がとても楽しみだなあ、とうずうずしました。それまでに、わたしも、「最後まで打つぞ」の気持ちで、思いきりバットを振って、もっともっと上手になりたいです!