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「自分の殻を破る、泥んこ大会」 ななほ 




5月23日 土曜日

・早朝レタス

 今朝も早朝レタスがありました。朝、6時55分に古吉野を出発すると、朝日に照らされた稲がキラキラと輝いていました。
 まだ早朝にもかかわらず、太陽の光が強く、体が熱くなり、収穫をしていたら汗ばむくらいでした。
 れいこちゃんとレタス28玉を収穫し、私がお白いをしたら、10キロ強のコンテナを運び、レタス会場へ向かいます。

 日に日に収穫のスピードも上がり、今日は10分で収穫を全て終え、1ペア28玉、全部で200玉以上のレタスが会場に届きました。
 それからも、お仕事組さんや第2陣、第3陣と人が集まり、私たちがいたエリアは10分で嫁入りが終わりました。
 レタス会場は、レタスを求めるみんなで溢れていて、レタスフェスティバルが行われるチケット売り場の様でした。

 そんなフェスティバルはもちろん、存在しないのですが、大人数での早朝レタスが嬉しくて、以前は7時15分から8時15分位までかかっていた早朝レタスが、今では7時5分から7時35分と、半分の時間となり、なのはなのみんなの力を感じました。瑞々しく、シャキシャキで甘い、なのはな産のレタスを毎日、美味しく頂けるのが嬉しいです!

・泥んこ大会

 なのはなオリジナルイベント、泥んこ大会の日がやってきました。
 今年は全6チームが大会に参加し、4種目の競技で、ポイントを競い、私は青ののりよちゃんチームでした。
 各チームのプラカードを掲げ、古吉野から会場となる池下田んぼまで歩いて移動したのですが、行進はしないけれど、本当に運動会の様でした。
 毎年恒例の泥んこ大会なのですが、今年は新種目も加わりました。
 優勝に輝いたチームには、豪華賞品が。そして、最下位のチームには、史上最悪の罰ゲームが。

 田んぼに到着したら、お父さんが待っていて、池下田んぼのガマの穂もたくさん育っていて、やっぱり神秘的な池下田んぼが大好きだなと思いました。
 お母さんの開会宣言。ゲストの盛男おじいちゃんによる、来賓挨拶。大会長のお父さんからのお話もあり、泥まみれになる気持ちの準備ができました。

 そして、大会と言えば選手宣誓!
 のりよちゃん、さくらちゃん、れいこちゃんによる、面白い選手宣誓から始まり、屈伸などの準備体操の他に、「四股を踏む」「面・胴・鏝」など、身体の準備も完了です。

 1競技目は、泥んこ大会定番の「泥んこ相撲」。
 チームの中で順番を決めて、誰と対戦するかも分からない。くじ引きで6チーム中、戦う相手を選び、私たちは紫チームと戦うことになりました。
 のりよちゃんやみんなと、作戦を考えて、「きっと、リュウさんは最後の方に来るから、あえて最後に新しい子にしよう。」と話したのですが、リュウさんは真ん中にスタンバイ。
 私の記憶が正しければ、あやかちゃんとリュウさんが戦うことになったのですが、あやかちゃんの笑顔が元気でなぜか私もすがすがしかったです。
 また、私はほしちゃんと戦うことになり、ほしちゃんとの慎重さもあって、負けてしまったのですが、頭からつま先まで、一気に泥に浸かると、もう何もかもがどうでもよくなりました。

 チームのみんなで声を合わせて応援をし、勝っても負けてもハイタッチをして、結果的には4対6で負けてしまったのですが楽しかったです。
 尻もちをついてドロドロになり、相手に倒されてドロドロになり、相手を倒したのに、一緒に倒れドロドロになる。
 初っ端から泥まみれになると、もう(汚れたくない)と複雑な気持ちが全く消えて、洋服が泥色になっても楽しくなりました。

 2競技目は、新種目の「チャンバラ合戦」。あゆちゃんが見つけてくれた、竹刀に見立てたスポンジの刀を使い、田んぼの中で剣道をしました。
 「面・胴・鏝」のどこか1つを打ったら勝利なのですが、これが意外と難しく、1試合目の応援をしていたら、目がテンになりました。
(今何が起きたんだ?)と思うくらい、一瞬で戦いが終わってしまったのですが、その後、応援をしていたら、人それぞれやり方があり、刀をプルプルと振りかざす人も面白かったです。

 見ていても面白いチャンバラ合戦は、時々、意味もなく刀を振り回し、時には逃げて追いかけっこのようになり、潔く1発で打つ人もいました。
 男性陣は特に力強く、真っすぐに突進して、前へ前へ進み、相手の頭を潔く打つ姿は美しく、リュウさんはイノシシの様でした。
 また、清らかで喉かな田んぼのど真ん中で、「ポン」と打たれた音がなり、一瞬時間が止まった様な一発勝負の戦いもあって、スッキリしたなと思います。

 私はのえちゃんとで、すごく申し訳ないなと思ったのですが、お父さんに「もういいよ」と言われるまで戦ったのも初めてで、のえちゃんも楽しそうで良かったです。
 あとでのえちゃんが、「ななほちゃん、私が尻もちついているのに、わ~ってやるんだもん。」と冗談で笑っていて、私はその冗談には負けてしまうなと思いました。

 のりよちゃんとまえちゃんの試合では、のりよちゃんが目力で戦っていたのですが、大きく円を書いている間に、のりよちゃんが行司をしているお父さんにぶつかり、田んぼに尻もちをつきました。

  そこにまえちゃんがニヤニヤして、のりよちゃんを討ち、その姿やお父さんの「え、何なんだこれは!」という顔も面白かったです。
やよいちゃんとけいたろうさんの試合では、どちらも気持ちで負けていなくて、ものすごく激しく、力強い戦いで見ていても迫力がありました。
 やよいちゃんの他にも、何人か上から刀を振る人がいて見ていても圧倒されてしまいました。

 私たちのチームは、10人中、7人が勝つことができて最高記録となり、相撲の悔しさが徐々に消えていきました。
 少し安心した所で、3競技目。運動会の定番、「騎馬戦」です。
 なのはなの子は殆ど、女の子だし、いつもお淑やかで、穏やかな空気の子も多いのに、今日は誰が誰だか分からない位、ものすごく泥まみれで、激しいです。
 田んぼということもあり、落ちてもあまり大きな怪我はないため、6チームの騎馬が一斉に戦い、騎馬が崩れ次第、敗退。
 お父さんが試合の前にルール説明と、「相手同士で協力して、強いチームを全員で倒す事もできる。相手でもあれば、仲間にもなる。」と教えてくれました。

 3人の土台に乗った私は、予想以上に安定したのですが、馬の人達は足場も悪く不安定。
 騎手の人の力も重要だけれど、馬の3人の粘り強さや強い身体。諦めない精神力も重要で、4人が一心同体とならなければ、崩れてしまう騎馬戦です。
 そんな騎馬戦で、私は気持ちだけはやる気満々で臨んだのですが、「リュウさんのところ狙おうよ。」と言った瞬間に、赤チームのなおとさんが周りのみんなに口パクで私たちを狙うように言い、(どうして?)と思った時には、時すでに遅し。

 3チームに囲まれた私は、赤チームの騎手と戦ったけれど、後ろにいたチームに騎馬が足をかけられ、見事に崩れ落ちてしまいました。
 騎馬戦は全部で3試合行われたのですが、私たちのチームは3試合全て、赤チームに狙われ、見る見るうちに倒されていき、泥臭さとともに、悔しさでいっぱいになった私たちのチームは、次の試合で挽回しようと決心しました。

 いつもは優しいジェントルマンの、なおとさんが一気に悪魔となり、リュウさんやけいたろうさんもなおとさんのただの口パクに左右されて、私はどうして狙われたのか分かりませんでした。
 思わず「ひどいよー」と叫んでしまったのですが、途中からは「なおとさんチームを狙え―」「なおとさんチームを倒せー」という応援になり、少しスッキリしました。

 
 騎馬戦が終わり、あっという間に最後の種目。「全力疾走リレー大会」。
 私たちのチームは、私を含め、背が小さい人が多く、相撲でも、騎馬戦でも負けたけれど、リレーだけはという気持ちで臨みました。
 田んぼの中を全力疾走する機会はそうないのですが、竹でトラックが作られ、その周りを本気で走りました。

 気持ちだけは強いのに、やっぱり、男性陣のリュウさん、なおとさん、けいたろうさんはスピードと、足の歩幅が全く違くて早かったです。
 エリマキトカゲのように足を素早く動かし、泥の中に沈む前に足を前へ動かすけれど、時々、泥スポットにハマってしまいました。
 或いは、バトン替わりのメガホンを田んぼの中に落としてしまう人もいたり、全力で走り過ぎて、私の場合は、口の中に大量の泥水が入って、変な味がしました。

 そんなこともあり、私たちのチームはまさかの最下位。
 お母さんとゲストの盛男おじいちゃん、永禮さんからのアンコールがかかり、もう1度リレー大会を行ったのですが、これまた惨敗で、なぜかまたなおとさんチームへの反抗心でいっぱいになりました。

 チーム全員の顔に「悔しい」と書かれている様で、このまま終わる訳には行けない空気があったのですが、そんな時、あゆちゃんから、
「まだ時間があるので、もう1度、何かの競技をしたいと思います。」
 と声がかかり、多数決で決まったのは、やっぱり騎馬戦。
 丁度その時、田んぼから帰ってきた、まだ洋服が少ししか汚れていないまえちゃんの姿が見えて、助けを求めました。
 まえちゃんが私たちのチームに騎馬戦で入ってくれることになり、本当に嬉しかったです。

 騎馬戦では悔しい思いをしたので、(次こそは)と思い臨んだのですが、やっぱり青チームという名前だけで、またなおとさんチームに狙われて見事に倒されてしまいました。
(どうしてなおとさんが言うと、みんな動くのだろう?)と大きな疑問も生まれたのですが、途中からは私たちのチームが勝ちたいというより、なおとさんチームよ倒れてしまえという気持ちになりました。
 私たちのチームからは、なおとさんコールがかかり、必死でなおとさんを狙うように叫んだのですが、なおとさんチームはいつも上位3位に残っていて、ものすごく悔しかったです。
 まえちゃんに申し訳なかったのですが、まえちゃんと田んぼの中に浸かってドロドロになったり、まえちゃんとのりよちゃんが泥の中で遊んでいて、その場にいるだけで元気が出ました。

 結果的に私たちのチームは、1試合だけ2位まで残ったのですが、騎馬戦では全6試合中、5試合が最下位で1番最初に崩されてしまい、悔しい気持ちが膨らむばかりでした。
 そのまま迎えた結果発表。もう、私たちが何位なのか、見当がついていたのですが、「なんと、5位と最下位の点差は2点!」というあゆちゃんの声を聞いた瞬間に希望が。
 そう思ったのも束の間で、予想通り、私たちのチームは最下位となりました。

 そして恐る恐る、耳を傾げた罰ゲーム。「最下位以外のみんなは、田んぼの中に大きな円を作って下さい」とあゆちゃんが言い、その後「青チームのみんなは真ん中に来て、恐る恐る震えてくださいね。」と笑って言いました。
 何と、罰ゲームは史上最悪の、「50秒間、全チームから泥水を浴びせられる」という意味不明な、なのはなでしかできない罰ゲーム。
でもあゆちゃんが私たちの悔しさを分かってくれたのか、「罰ゲームのみんなも、他のチームに泥水をかけていいことにします。」と言ってくれました。
 騎馬戦で悔しい思いをした赤チームに、思う存分泥と泥水をかけ、お互いさまで、家族全員が頭からつま先まで泥だらけになりました。

 罰ゲームの間は、前も見えなければ、誰の声も聞こえず、ただただ無心で泥を投げ、悔しい気持ちを発散したのですが、それがまた気持ち良かったです。
 なおとさんチームの目の前に立ち、泥と泥水を思う存分投げた時間は、これ以上ないくらい、成長記で思春期で反抗期である、私とれいこちゃんには最高のご褒美でした。
 お父さんがいつも話してくれるのと少し違うのですが、体中のありとあらゆる穴という穴に、泥と泥水が入り、耳の中までドロドロでした。

 その後も、4分間の自由時間で、田んぼの中では至る所で相撲が行われ、目が合ったらとにかく相撲。
 私は真っ先になおとさんを倒しに行って、なおとさんが頭からズドーンと田んぼに滑り落ちた時はものすごく爽快さを感じたのですが、その後普通に歩いていたら、後ろからなおとさんに田んぼの中に落とされました。
 その後も、私はなおとさんと相撲を組むようにして、思いっきり倒して、今度は泥爆弾。
 その繰り返しがまた面白く、どこのプールよりも、どこの海よりも、どこの田んぼよりも、ビショビショに、ドロドロになり、心の底から楽しい気持ちが湧き出てきました。

 ちさちゃんと目が合ったら、なぜか相撲を取ることになって、2人同時に田んぼの中にダイブしました。
 今度は首の所から、ズボンにかけて泥が大量に入って、もう洋服はどう見ても泥色でした。
 最後は合計5回、みんなで手を繋いで、「1、2、3、4、5、」で田んぼの中にダイブして、初めて田んぼの中でダイブした私は、死ぬほど楽しかったです。

 きっと、世界で1番楽しくて、スリリングで、大人数で田んぼで遊んでいるのは、なのはなファミリーだけだと思いました。
 田んぼの中に入り、全身が泥まみれになればなるだけ、自分の殻を破ることができ、泥臭く、諦めない粘り強さが実につき、小さなこだわりが全てなくなりました。
 私は去年、寒くて自由時間の前に帰ってしまったので、今年は何もかもが新鮮で、楽しかったです。

 涙が出る位、生きている喜びを感じて、叫びたくなる位、幸せで、なのはなに出会えたこと、みんなとこうして思いっきり遊べることが本当に幸せでした。
 最初は「大丈夫かな」とかあまりやる気はなかったのですが、悔しい気持ちが膨らむと同時に、楽しくて、やる気満々になり、自分じゃないみたいに楽しかったです。
 なのはなに来て1番叫んで、自分の事を考えずにチームの為に応援し、遊び、全力を出し、周りからどう思われているかとか関係なしに、ものすごく叫び、遊びつくしました。

 なおとさんを倒したのも初めてだし、去年はみんなの中に入れないような気持ちがあったけれど、今年は逆で、みんなの中にいて、みんなを呼んで遊ぶ側の人間になっていました。
 田んぼから上がったら、永禮さんに、「誰、誰、こんな子いたっけ? もしかしてななほちゃん?」と言われてしまう位、髪の毛は泥色で、洋服も泥色、洋服の元々の色が何だったのか分かりませんでした。
 耳の中や目もドロドロで、歯までお歯黒ではなく、お歯泥になっていて、最高に楽しく、今までで一番、汚れました。
 お父さんにカメラを向けられた時は恥ずかしかったのですが、あとで編集をしている時に、自分の写真を見たら、本当に泥まみれのカエルみたいになっていました。

 田んぼからの帰り道、りなちゃんと歩いていたら、後ろからさくらちゃんとなつみちゃんが走ってきて、色々と話して、笑いました。
 また、崖崩れハウスの前でジョーロで泥を落としてもらったのですが、のりよちゃんが泥で顔がメイクされたみたいになり、眉毛がしっかりと色付けされ、髪がオールバックになって、すごくカッコ良かったです。
 他にも、お仕事組さんと笑ったり、タンクの水は冷たかったのですが、さとみちゃんが笑いながら、頭から顔、全身に水を大量にかけてくれて、私もみんなも楽しそうでした。

 古吉野に戻ってからは、あゆちゃん達が考えてくれたシステムで、樽の中に入り、ホースの水で身体を洗い流し、そのままお風呂場に直行したのですが、その水がまた冷たくて面白かったです。
 ついつい、「冷たい」と叫んでしまったのですが、流してくれたみかちゃんが笑いながら「ごめんね、ごめんね」と言っていて、私も、流しても流しても泥が身体から出てくるので、仕舞には笑いが止まりませんでした。
 お風呂に入っても、お湯で流し続けても髪の毛から泥水が出てきたり、身体には泥やわらくずが、草がたくさんついていたり、首を洗うとじゃりじゃりしました。

 それもそれで楽しかったし、最後は体も綺麗になって、洋服も泥染されて、元の色が分からなくなってしまったけれど綺麗になり、後片付けもしっかりできて良かったです。
 泥んこ大会。スペシャルゲストの盛男おじいちゃん、永禮さんも一緒に、お父さんとお母さん、家族みんなで思いっきり笑って、全力で戦い、精いっぱいの力を出し、心から楽しんだ時間が嬉しかったです!

 夜に泥んこ大会の記事を書いたのですが、私は去年、初めての記事書きが泥んこ大会だったので、記事を書き始めてから1年がたったんだなと思いました。
 編集をしていると、みんなの写真が面白くて、つい笑ってしまったり、選んだ写真も、誰が誰だか分からない位に、全身がドロドロになっていて面白かったです。
 本当に泥んこ大会が楽しくて、早く来年が来てほしくなりました。その前に、ちゃんと、稲の苗を育て、田植えをし、草取りなどの手入れをしつつ、稲刈りや頂く所まで、最後まで確実に育てていきたいなと思います!
 お父さん、お母さんやみんなと過ごした泥んこ大会の1日が、心から楽しくて、遊んで、自分の殻を破れた気がして良かったです。

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