« ★前のページ  ||  ★次のページ »

「本気でぶつかりあって」 れいこ




5月23日

 池下田んぼにて、2020年なのはな泥んこ運動会が開催されました。
 お父さんお母さん、家族みんなと、盛男おじいちゃんや永禮さんを来賓に迎え、さわやかな晴れ空の下で、泥まみれになれて、とても楽しかったです。

 今朝は、早朝レタスの収穫をしているときから、午前中にはさらにもっと、背中に感じるお日さまがとてもあたたかくて、今にも田んぼに飛び込みたいような気候で、最高の泥んこ運動会日和でした。
 お母さんによる開会宣言、おじいちゃんの来賓あいさつ、お父さんによる大会長あいさつを経て、選手宣誓とプログラム1番は準備運動です。
 昨夜、あゆちゃんが声を掛けてくれて、私はのりよちゃんとさくらちゃんと一緒に選手宣誓と準備運動をさせていただくことになっていました。
「私たち選手一同は、泥んこマンシップにのっとり……」
 思いっきり手を伸ばして、お腹の底から声を出して、宣誓をしました。
 そして、準備運動は、泥んこ大会スペシャルバージョンで、屈伸、伸脚の次に、四股の体操と、素振りの体操が続きます。
 突然の、剣道の素振りの動きに、みんなが笑いながらも、思いっきり乗ってくれて、嬉しかったです。

 いよいよ、プログラム2番は、泥んこ運動会の伝統行事、泥んこ相撲です。
 みんなの負けず嫌い魂と、日ごろ畑やダンスで鍛えたしなやかで力強い足腰が、本気でぶつかり合って、毎年白熱の試合が繰り広げられます。
 今回は、6色のチーム対抗戦ということで、みんなのためにも負けられない一本勝負で、とても気合が入りました。
 個人的には、昨年にまことちゃんと対戦した時、はっきよいのこった!の、その瞬間に気持ちで負けてしまった気がして、とても悔しくて、今年は意地でも踏ん張るぞ!と思っていました。
 私は今回、さやねちゃんと対戦することになりました。
 相手のズボンをしっかり握って、ぐっと低く構えたときから、自分が自分じゃないみたいに、すごく踏ん張れる気がしました。
 その1瞬、研ぎ澄まされたような静けさを感じて、とても不思議な感覚でした。
 お父さんの「はっきよいのこった!」の声だけが、くっきりと頭に響いてきました。
 夢中で踏ん張って、思いっきり泥に飛び込みました。
 チームに1勝上げることができて、とても嬉しかったです。

 続いて、プログラム3番は新種目、ちゃんばら対決でした。
 これがまた、やっているほうはもちろんだけれど、見ていてもものすごく面白くて、痛くない発泡スチロール素材の剣をみんなが容赦なく振り回している光景が、お腹が痛くなるほど笑えてきました。
 ルールは剣道のように、面、胴、小手のどれかを、先に1本取ったほうが勝ち、でした。
 私は青チームで戦って、相撲の時から、弱小チームの気配をうっすらと感じ始めていたけれど、このちゃんばら対決だけは力が何も関係ないので、とても強かったです。
  戦っている人はとても真剣な眼差しで、なのに剣がくねくねするので、そのギャップがおかしくて、みんな痛くないから容赦なく叩いているのも面白かったです。
 特にりゅうさんが、しほちゃんにジャンプして飛びかかっていったときは、マンガの世界にたいに躍動感があって、ものすごく迫力がありました。
 青チームで10本中7本取ることができて、振り返ると、これは私たちの唯一のハイライトだったなと思いました。

 プログラム4番も、新種目が続きます。
 なんと、次は騎馬戦対決!
 みんなからどっと歓声が上がって、いよいよ会場のテンションも最高潮になりました。
 運動会の種目でも、やったことがなくて、ずっと憧れだった騎馬戦。
 人生で1度はやってみたかった騎馬戦。
 しかも、普通ならハチマキとか帽子を取るだけの勝負だけれど、今回は、引きずり下ろしたら勝ち!ということで、これはどんなことになってしまうのか、みんなの目がメラメラと光るのを感じました。
 1チームから1騎ずつ出場し、1度に6騎が戦います。
 3試合行われ、それぞれ3位までに生き残ったら、チームに得点が入る、ということでしたが、これが青チームにとっては悲劇の幕開けとなってしまいました。
 小柄な子が多く、男性陣を有するチームとは圧倒的な体格差がありました。
 でも、お父さんは初めに、作戦の勝負だと話していて、最初は何のことやらわかりませんでした。
 協力することもできる、その言葉の意味が1試合目で分かりました。
 私たちはいきなり隣のまことちゃん騎に攻め込まれて、もみあいになり早々に脱落してしまったのです。
 しかし、ほかの4チームはまだゆったりとそのもみ合いを眺めていて、そうか!とりあえず残り3基になるまではあまり戦うべきじゃなかったのか!と分かりました。
 そうは分かったものの、どうしても狙われてしまう青チーム。
 ななほちゃん騎が、なおとさんに引きずり下ろされたときは、ゲームということも忘れ、悔しくて、本気で怒り叫んでしまいました。
 なおとさんといい、りゅうさんといい、けいたろうさんといい、普段はジェントルマンのなのはなの男の子たちも、今日ばかりは悪魔のように見えて、その時はもう二度と口をきいてやるもんか!くらい思いました。
 怒りはふつふつと、でも次の種目で挽回を、と思いました。

 最終種目は、泥んこリレー対決です。
 のりよちゃんが走るコツを教えてくれました。
 足が泥に沈み込む前に、腿上げをするみたいにとにかく細かく足を動かして、ぺちぺち水面を走るということでした。
 その方法で走ると、本当に速くて、気持ちが良かったです。
 しかし、私たちは、なぜだか、2試合ともどべでした。
 これはちょっと意外だったなと思いました。
 4種目を終えて、暫定の順位は第6位。
 つまり、最下位で、なんとか救済を!と思いました。
 あゆちゃんが、時間が余ったので、もう1種目多数決で決めます!と言って、私は全力で相撲に手を挙げたけれど、結果は騎馬戦対決でした。
 せっかくまえちゃんも飛び入り参加してくれたのに、散々たる結果で、もう半分泣きそうでした。
 やはり、結果は最下位。
 お父さんが、最下位だけはやめたほうがいいとおっしゃっていた。
 罰ゲームは何なのだろうか、胸がざわざわしました。

 でも、最後の最後、私はこの罰ゲームに救われました。
 罰ゲームはみんなから50秒間泥水攻撃を受けるというものでした。
 その時、あゆちゃんが「罰ゲームのチームも反撃していいことにします!!」と言ってくれました。
 そうだ!それがしたかったんだ!と心が躍りました。
 渾身の力で赤チームのなおとさんたちに、泥の塊を投げつけました。
 もう、何が何だか分からないくらい、頭のてっぺんから全身泥まみれでした。
 でも、本当に言葉では表せないくらい楽しくて、気持ちよくて、爽快で、今までで1番くらい楽しかったです。
 罰ゲームのお陰で全部が吹っ飛ぶくらい、全部が楽しくなりました。
 やっぱり最後は最高に楽しかったです。
 全身泥まみれになって、もう何でも怖いものはないくらい、お腹の底から笑って、みんなと遊べて嬉しかったです。
 最後、超特急になってしまいましたが、今日、本当に楽しかったです。
 ありがとうございました。
 

« ★前のページ  ||  ★次のページ »







登録を解除される場合は、こちらをクリックください。




Copyright © なのはなファミリー―摂食障害からの回復施設―. All rights reserved.
Designed by Theme Junkie. Powered by WordPress sozai by :night on the planetヒバナ
Side effects medicine online pharmacy enter your Health Record number. Best-quality discount drugs http://online-pharmacy-rx.com `[!: Canadian drug stores works with a drugstore. Order and buy medicines through the Internet for the lowest prices in canadian pharmacy <;< generic viagra : Announcements of new drugs. Shares. Best price.