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「なりたいと願って」 るりこ




5月21日

○ひろちゃんの誕生日

 ひろちゃんの誕生日でした。朝食当番さんの、「今日は、○○ちゃんのお誕生日です!」という声が聞こえてきて、誰かな? と思っていたら、ひろちゃんで、ひろちゃんを思っただけで、丸く優しい気持ちに包まれたような気がしました。

 近頃、ひろちゃんと畑作業をしたり、当番で一緒になることが増えつつあって、ひろちゃんといると、それだけで安心した気持ちがするようになりました。どんな状況でも、その場、そのメンバー、その空気に自然と溶け込んで、笑ってくれているひろちゃんがいると、本当にそのままの気持ちで嬉しいなと思います。ひろちゃんがいてくれてよかった、と思うことがこの数か月だけでも何度もありました。

 ひろちゃんの誰隔てなく、おおらかで優しいところ、大きい気持ち、囚われない自由さ、頼もしい力強さ、決して揺るがない安定感を尊敬しています。
 ひろちゃんはいつも朗らかに笑ってくれていて、決して自分のマイナスな面を見せないです。ひろちゃんはいつもコメントを言います。自分の気持ちは横に置いて、今、自分がするべき行動、言動を考えて、利他心で動いています。そんなひろちゃんを感じるたび、わたしもひろちゃんのようにあらなければならないと気づかされます。ひろちゃんのように社会性をもって、自分の立場を考えられるようになりたいです。

 今日の夕方もたまたま、ひろちゃんとお米研ぎをすることになりました。何か言葉を交わすわけでもないけれど、ひろちゃんといると、包み込まれたような安心感がありました。ひろちゃんと過ごす時間が楽しい、好きだなと思いました。

 ひろちゃんと一緒に生活できて、嬉しいです。
 そしてどんな時もなのはなの気持ちをぶらさない、ひろちゃんのことを尊敬しています。ひろちゃんが大好きです。
 ひろちゃん、お誕生日おめでとうございます。

○桃の摘果、終了

 午後からあんなちゃんと摘果メンバーで、最終の摘果に入りました。前日から、明日は最後になると聞いていたので気持ちはできていました。

 初めは、古畑の摘果に若干の甘いところがあるということで、古畑の見直しから入りました。見直しといっても本当に見直しで、混んでいる枝、または見落としがあった実のみを落としました。
 それから池上に移り、『清水白桃』の見直しをしました。
 『清水白桃』は生理落果が多い品種なので、実の数は最終着果数の2倍は残しています。硬核期が過ぎてから、生理落果したものを踏まえて、また摘果を見直すそうです。それでも、現段階で実が近すぎるところ、短い枝に2つ以上付いてるものは1つに絞りました。

 続いて、開墾26アールへ移り、幼木の『清水白桃』を見ました。開墾26アールの幼木は全体的に実の付きが悪く、実の数が少ないです。そのため、ある程度の実の数は残すようにしました。
 あんなちゃんが、「今年から実を付ける木だから」と教えてくれました。それを聞いて、みんなで母の日に畑を開墾する、開墾大会から始まって、植え穴掘りもみんなで行なった日のことを思い出しました。桃栗3年、柿8年というくらいだから、もう3年も前のことになるのかと思ったけれど、ついこの間のようにも思い出すことができます。一言で言えば、ものすごく疲れた! でも最高に楽しかったということが蘇ります。桃が実を付けるまでに成長したように、わたしも少しは成長できていたらいいなと思いました。
 実がなる桃の木をみて、何だか感慨深いなと思ってしまいました。

 『清水白桃』が終わってからは、『白鳳』などを見ました。もう硬核期に入っているものもあるかもしれないということで、本当に必要最低限のみ落としました。
 こうして桃畑を歩き回りながら、何十本もの桃の木を見ていられる時間が嬉しく思いました。このまま大きく育ってくれ、と思いました。
 『はなよめ』は、あんなちゃんが見ました。「はなよめだから、もう収穫も近い」と、あんなちゃんが言いました。もうじき6月も近く、桃の初収穫もそう遠くないのだと感じて、何だか緊張した気持ちがしました。

 次は夕の子畑に行き、『川中島白桃』から見ました。摘蕾をした日のことを思い出して、改めて桃の成長を感じました。
 最後はあんなちゃんと奧畑に行き、『白鳳』の見直しをして、あとはあんなちゃんが石生を見に行ってくれました。
 その間、わたしたちは池上のスモモの摘果を進めていました。桃を見たあとだと、スモモが本当に鈴なりに付いていて、3~5センチ間隔でポロポロと落としていきました。やってもなかなか進まない、と感じるくらい、たくさん付いていました。わたしは、摘果という作業が好きだと思いました。

 17時前、あんなちゃんが戻り、「そろそろ終わります」と声を掛けに来てくれました。
 そしてあんなちゃんが、「これで桃の摘果は終わりました」と笑顔で伝えてくれました。摘果メンバーは思わず、「あぁ、寂しい!」と言ってしまったけれど、あんなちゃんが、「次は袋がけを進めていくので、またそのときはよろしくお願いします」と言ってくれました。
 摘果はひとまず今日で終わりです。これからは硬核期に入るので、桃に触ることはできません。なので、もし付けられない実があったら、袋はかけずに、硬核期が過ぎてから落とすこともあるのだと、あんなちゃんが教えてくれました。

*あんなちゃん

 今日もあんなちゃんと作業をさせてもらい、あんなちゃんの姿から学ばせてもらうことがたくさんありました。

 あんなちゃんは、「わからないことがあったら、いつでも聞いてください」と言ってくれます。実際にわたしやみんなが、「あんなちゃん」と声を掛けると、すぐに来てくれて、ここはこうした方が良い、ここを落として、ここは残すということを丁寧に教えてくれます。それもただそう言うのではなく、理由も加えて教えてくれるから、次に繋げて、自分のなかに積み上げられることが嬉しいです。どんなときも、あんなちゃんは真っ直ぐに向かってくれます。嫌な顔一つせず、優しく教えてくれるから、わたしもそのままにあんなちゃんに疑問を尋ねることができると思いました。

 また、あんなちゃんのスピード感のある手さばきがきれいです。潔く、判断を下していきます。あんなちゃんの手つきを見ていると、(そうすればいいんだ)とわかることができて、次の摘果がやりやすくなります。
 年間を通して、気持ちを離さずに、桃に向かえるあんなちゃんを尊敬します。だから、桃を大切にするあんなちゃんの気持ちを思うと、わたしはあんなちゃんに添いたいです。

 あんなちゃんと桃の作業に入らせてもらうようになってから、もっと的確な作業ができるようになりたいと感じるようになりました。なのはな自慢の桃だから、そう思う気持ちも強いけれど、桃の作業以外でも、畑、当番など、自分に与えられた役割や仕事を、終わればいいじゃなくて、質高く、しかも的確にこなしていけるようになりたいです。そして自分に積み上がる働きをしたいです。

 今回の摘果を通しても、自分を鍛える訓練だとも感じていました。今のまま、曖昧さを残して社会に出るのはなく、人として責任をもって、人から信頼されるような仕事ができる社会人として外へ出ていきたいです。
 今、抱えている課題を思うと、これまで感じていた不安や、(どうせできっこない)と諦めたくなるような気持ちが今はなくて、絶対にできるようになると、前向きに捉えて信じられる気持ちが、近頃、少しずつだけど湧いてきました。
 それは、日々、あんなちゃんの姿を傍で感じさせてもらっているからなのかなと思いました。尊敬する人の傍で仕事をさせてもらって、尊敬する人の意に応えたいという気持ちが意欲に繋がって、そして尊敬する人から人としてどうあるべきかということをたくさん吸収させてもらえることが、今、わたしはとても嬉しいです。

 今日お父さんが、ひろちゃんのお誕生日に、ひろちゃんに向けて言っていました。
「何ができてもできなくても、おおらかにいること。それがなのはなの子だ」
 と(少し言葉並びが違いますが)。
 わたしも何ができるできないに囚われないで、今、自分ができる精一杯で何にでも向かいたいです。結果や見返り、評価は求めません。尊敬する人を思って、その人のようになりたいと願って、少しでも近づけるように自分を成長させていきたいです。
 
 おやすみなさい。

 

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