2019年ウィンターコンサート 感想文集

「私が生きる意味」 れいこ

 2019年ウィンターコンサートを、たくさんの家族や応援してくださるみなさんと、そしてホールに満員の、まだ見ぬ新しい仲間と出会い、大成功することができてとても嬉しかったです。
 本当に夢のように暖かく、幸せで希望に満ちたその世界に包み込まれて、私は、今日この日のために生きてきてよかったと、心からそう感じました。それくらい、全てが愛おしくて大切な時間でした。
 そして、今年も、お父さんお母さんが切り開いてくださった脚本を道しるべに、私たちが築くべき新しい世界を、みんなと一緒に1つの歯車となってたどりました。
 今持てる最高の力を、全員で出し切って、私たちにしかできないステージを成功させることができました。
 
 

 
 
 私は今回、アカリ役を演じさせていただきました。
 レオナルド・ダ・ヴィンチが、人類文明を救うために3つの機械を残した中の、水晶器の精霊です。そして、人間の姿に生まれ変わって、精霊であることは忘れて生きてきました。
 でも、なぜだか言葉にできないけれど、この世界にずっと怒りを感じて、乱暴な気持ちが沸き上がってきて、仕方がありませんでした。
 そんなある日、骨董屋の店先で見つけた、ティラノサウルスの卵をぶっ壊してしまったことがきっかけで、なおちゃん演じる、センチュリーアート店主兼探偵の明石小次郎先生に出会います。
 そこで生まれて初めて、自分が感じてきた、でも正体の分からなかった果てしない怒りや苦しさを、言葉として教えてもらい、自分以上に自分を理解してくれる人がいることに衝撃を受けます。そして、その日、その瞬間から、私は自分が生きることに初めて意味を感じ、 生きる希望が沸き上がってきます。
 それは、私にとっての、なのはなのお父さんお母さんとの出会い、そのものでした。
 
 私は生まれたときから、何かこの世界に果たすべき役割を感じて、必ず誰かの役に立つための使命を背負ってきたはずでした。
 それなのに、今の世の中は、どこまでも自分が損をしないための競争で、みんながきゅうきゅうとして苦しんでいるのに、誰も苦しいと声を上げることもできないくらい、疲れ果てていました。
 あまりに苦しくて、閉ざされた冷たい心に触れるたび、自分は何かおかしいのではないか、どこか取り返しのつかないところで間違ってしまったのではないかという恐怖に襲われるようになりました。
 果てしなく虚しくて、胸が張り裂けそうになって、どうして私は生きているのか分かりませんでした。
 でも、なのはなファミリーという家族に出会い、社会に出会い、自分の良かれの気持ちをただただまっすぐに受け止めてもらえる場所がこの世界にあったんだと気付いたとき、一筋の希望の光が差し込んできました。
 お父さんお母さんが教えてくださる、「利他心」の考え方を深く理解していけるほどに、人としてどう生きるべきなのか、今まで求めてきた答えがすべてそこに詰まっていました。
 本当に答えはたった1つで、あるべき正解があるんだと分かったときから、生きることってこんなに楽しかったのかと気が付きました。
 それはこれからもずっと同じで、昨日より今日、今日より明日が、もっともっとワクワクして、楽しいに違いありません。
 アカリという役を演じる中でも、もっともっとアカリを理解して、きっと私はアカリになれるんだと思うと、これ以上幸せなことはないと思いました。
 

 

 もちろん、それは大きな責任もありました。
 正義感が強くて、まっすぐで、大胆で、生き方そのものが芸術で、そんなアカリを表現するには、普段の心持ちから、立ち振る舞いから、堂々と胸を張れるようなものでなくてはいけないと思いました。
 そんなとき、私はいつもあゆちゃんの姿を思いました。
 このコンサートに向かう過程でも、特に印象に残っていることの1つが、あゆちゃんとみんなと、音楽室でコーラス練習をしたことです。
 私はこんなに歌に心を動かされたのも、憧れのアーティストという存在ができたのも、あゆちゃんが初めてです。
 あゆちゃんが曲に込める思いを話してくれる度、宝物が1つずつ増えていくような、嬉しい気持ちになりました。
 原曲の中には、その曲が伝えたいこと、精神性を示す羅針盤のようなものがあって、それが分かるまで、まずはひたすら聞き込む。そして今度は、それをさらに昇華して、なのはなが目指す新しい世界を描いて演奏する。
 あゆちゃんの描く理想の美しさは、あゆちゃんの美しさそのもであり、私もその仲間として表現させてもらえることを誇りに思いました。
 
 

 
 
 『スカイ・スクレーパー』の一輪車パフォーマンスには、特別な思いがありました。
 今年は9月末から、本腰を入れて練習を始めました。
 でも、正直初めは一輪車に乗ることに、迷いがありました。
 この1年間、イベントやアセスメント演奏などでも、度々披露させていただく機会がありましたが、一輪車を始めて以来、今まで感じたことのなかった、転ぶことへの怖さを初めて感じて、今年は一輪車に乗れなかった時期もありました。
 だから、どうしても積極的に一輪車に向かう気持ちになれませんでした。
 何となくどうするのか決めきれずに、曖昧にしてしまったまま9月に入ったある日、あ母さんが声を掛けてくださいました。
「やっぱり、やらないともったいないと思うのよ。」
 そう言って、お母さんが教えてくださったのが、『スカイ・スクレーパー』という曲でした。
 難しいことをしなくてもいい、ただくるくると回っているだけできれいだよ、とお母さんがまっすぐに伝えてくださったから、私はその言葉だけを信じました。
 もう一度、一輪車が好きになれるまでやり続けようと、強く決心しました。
 日本一の大技はできなくても、日本一美しく乗りこなすことならできるかもしれないと思いました。
 練習を初めたころは、夕方の1時間が長く感じて、やめたくなる日もありました。
 やっぱりできないかもしれないと、くじけそうになった時もあったけれど、そんなときには『桃の唄』を聞きながら、ただひたすら基礎練習だけを続けました。
 お父さんが作詞した『桃の唄』を聞いていると、なぜだか心が落ち着きました。
 そうやってとにかく毎日乗り続けていたら、ある日、いつの間にかステージで自由に風を切って走り回れる楽しいイメージが、頭に蘇ってきました。
 
 

 
 
 コンサートが近くなってくると、本番のステージを想定した、ウォーミングアップや広さの使い方も練習しました。
 1時間の練習の最後に通し練習をして、技が成功するのは当然だけれど、劇や曲間に突然乗っても成功できるだろうか、練習で緊張しつくさないといけないと思いました。
 また、一輪車は助走をつけて技をするため、広いければ広いほどやりやすいですが、体育館でも、なるべく広く使いすぎないように工夫しました。
 しかし、ゲネプロでは、かなり緊張してしまい、3つの技のうち1つも満足がいくようにできませんでした。
 それがものすごく悔しくて、涙があふれてきました。
 落車こそしなかったけれど、どうしてこんなに悔しかったのか考えました。
 そして、この技だけを何百回も練習してきたのに、足を上げることすらできなかったのが悔しかったんだと思いました。だから、本番は失敗してもなんでも絶対に、挑戦しようと思いました。
 本番では、お客さんが本当に暖かくて、最初に一輪車に乗った瞬間から、ひとつひとつの技に毎回、温かい拍手を送ってくださいました。
 自分でも驚くくらい、全く緊張はなく、ただただ楽しかったです。
 1つ目と2つ目は今までで一番よくできて、3つ目は落車してしまったけれど、最後まで精一杯やり切ったので、全く悔いはありません。とても、すがすがしい気持ちでした。
 
 
 今年は演劇やダンス、コーラス練習でも、バディ練習が充実していました。
 ダンスはまず、あゆちゃんに見てもらって、全員で集中してひとつひとつの形を、とても細かく区切って揃えます。
 そして、それを6~7人ずつのバディ練習で詰めていくというのが、練習方法でした。
 たった8×2のカウントを半日かけて練習したこともありました。
 それくらい、厳しく一つ一つのポーズに誇りと責任をもって、全員で踊りました。
 それは大人数で踊る『バッド・ロマンス』や『シャンデリア』の曲だけだったけれど、1つをそれだけ厳しく極めることができたから、ほかの少人数ダンスや演劇でも、全ての練習に向かう気持ちが引き締まりました。
 
 

 
 
 ダンスのバディで、私は初めてリーダーをさせてもらいました。
 チームの中でも、ダンスの経験は浅いほうの私が、リーダーという立場に、初めは不安があったり、変に緊張してしまったりもしました。
 でも、教えてくれるあゆちゃんやさやねちゃんたちの姿を見ていたら、そういう気持ちは全く要らないんだと、気づきました。
 本当にみんなで1つの歯車で、私もみんなも何も変わりないんだと思えるようになりました。
 ただ、1つ1つのあるべきポーズの形を、私が責任をもって示せるように、緻密に繊細に求め続けたらいいんだと分かりました。
 例え、未熟でも、失敗して怒られたとしても、やり通すことに意味があるんだと思えた時、自分の殻を破れた気がしました。
 
 
 演劇練習では、お父さんが繰り返し、舞台にはあるべき立ち位置、振る舞いがあることを話してくださいました。
 なのはなのお父さんお母さんが作ってくださる脚本は、その役を演じる一人一人の子を深く思って書かれています。
 だから、自分と全く違うキャラクターを演じるというよりも、むしろそれぞれが内に秘めた思いを、役に乗せて表現するというものでした。
 私はアカリの役を演じるにあたって、初めは人間のアカリが、ボーイッシュでサバサバした部分がどうしてもうまく表現できなくて、困っていました。
 そして、質問箱にそのことを入れたら、お父さんが答えてくださったことがとても印象に残っています。
「演じようとしない、伝えようとしなかったらいいんだよ。素のアカリでいればいいんだよ。」
 と話してくださったとき、ああそうか!! とものすごく納得しました。
 私は演じよう演じようと思ってしまっていたけれど、もう演じないで、アカリになってしまえばいいんだと分かって、とても嬉しくなりました。
 それから、演劇練習が、今までの何倍も楽しくなりました。
 
 今年も魅力的な役者さんに囲まれて、演劇をさせてもらえたことも、幸せでした。
 明石先生役のなおちゃんは、なのはなの大女優さんです。
 なおちゃんがいてくれると、それだけで物語の世界が目の前に鮮明に広がっていきます。
 明石先生はなおちゃんで、なおちゃんは明石先生そのものでした。
 なおちゃんの一つ一つの表情、動作になおちゃんの深い優しさがにじみ出ていました。
 そんな明石先生のことが、アカリは大好きになりました。
 
 

 
 
 なおちゃんは今年もまた、全員のセリフを覚えていました。
 練習で、ふとセリフが飛びかけたとき、なおちゃんがアドリブでかけてくれた言葉が、自然と明石先生の言葉になっていて、多分私以外は誰も気が付かなかったです。それが本当にすごいなと思って、今でも鮮明に覚えています。
 
 ジャン役のけいたろうさんは、演劇初挑戦でした。
 色んなアドバイスをひとつひとつ、根気強く受け止めて、できるまでやり続けるけいたろうさんがとてもかっこよかったです。
 どこまでも誠実で、真面目で、ユーモアにあふれた優しいジャンさんも、けいたろうさんそのものでした。けいたろうさんにしかできない、ジャンさんでした。
 明石先生とジャンさんが、『ジャーニー』の曲に乗せて、ダヴィンチの機械の使い方をパントマイムで説明するシーンを、一度だけホールで前から見させてもらったとき、なぜだか涙があふれてきました。
 何も言わなくても、優しくて、暖かくて、お互いを思いやる気持ちにあふれた2人のコンビが、大好きだと思いました。
 
 

 
 
 キョウコ役を演じたやよいちゃんと、今年もまた姉妹役をやらせてもらえて、嬉しかったです。
 やよいちゃんが日中や毎晩の演劇練習のメニューを組んでくれたり、演劇係でもリーダーシップをとって引っ張っていってくれて、やよいちゃんがいてくれたから劇ができました。
 みんなで良くなれるように、演劇初挑戦の子にも、惜しみなく練習に付き合って、誰に対しても全力で優しさを向けられる、やよいちゃんがかっこよかったです。
 毎晩、9時から10時までの時間は、それぞれのシーンごとに体育館で集まって、演劇練習をしていて、いつも賑やかで楽しかったです。
 毎回の通しのたびに、みるみるみんなの演技が変わっていくのが、はっきりと分かりました。
 自分の役を好きになって、誇りを持って、楽しんで演じている空気に、私も気持ちを上げてもらいました。
 
 
 
 みんなと一緒に全力で駆け抜けたその時間が、大切な宝物です。
 コンサートとは直接関係ないけれど、夏に畑で土寄せツアーをしたり、みんなで掛け声をしながらバケツリレーをしたり、マラソン練習や早朝作業も全部、そうやって作ってきた心と体だから、仲間と一緒だから、堂々と自信を持って表現できました。
 そして、最後になってしまいましたが、ここまでの練習期間も、本当にたくさんの方に助けていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
 毎週末リュウさんが帰ってきてくださって、温かいスープや美味しい食事と、最高の笑顔を届けてくださいました。リュウさんがいてくれるだけで、その場の空気がいつも明るく和みました。
 大竹さんが、コンサートの3週間前から来てくださって、小道具・大道具の制作から、ピンスポットまで、本当にお世話になりました。大竹さんの作ってくださった、ダヴィンチの道具の精霊になれることが、誇らしかったです。
 また、そのご友人の正田さんや大野さんが、今年もカメラやビデオを撮影に、駆けつけてくださいました。
 卒業生ののんちゃんや、りかちゃんがダンスを振り付けてくれたり、一緒にステージにも立ってくれました。
 たかこちゃんが照明を、さきちゃんがビデオの撮影を、さとえちゃんやゆりちゃん、りなちゃんやそらちゃんが受付やロビーを、助けてくれました。

 ほかにもたくさんの卒業生が帰ってきてくれて、こんなにたくさんの家族と繋がっていられることが、私は本当に幸せ者だと思いました。
 永禮さんが連日の通し練習にも来てくださって、調光卓の練習をしてくださったり、大きなダンプを出して、片付けまで助けてくだいました。
 そして、毎年写真撮影をしてくださる中嶌さんと助手の岡さんが、今年も東京から来てくださいました。ありがとうございました。
 まだまだ書ききれないくらい、本当にたくさんの人に助けていただいて、1人1人の方にお礼を言いたい気持ちです。
 
 

 
 
 こんなにもたくさんの仲間と、なのはなファミリーを通して繋がっていられること、優しい世界の輪を広げていけることが、私は世界一の幸せ者だと思います。
 なのはなファミリーが、私に生きる意味を与えてくれます。
 だから、私も、まだ見ぬ新しい仲間との出会いを求め続けて、この日を1つの節目に、誇りを持って前に進んでいきます。


●感想文集 目次●

「私が生きる意味」 れいこ
「ジャンと私」 けいたろう
「一筋の光へ駆ける」 やよい
「自分の果たすべき役割」 みほ
「私たちの生きる道」 さやね
「埋もれることが美しい」 りな
「世界が動き出すまで~明石小次郎の人生を生きて~」 なお


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