作東地域の敬老祝賀会に出演しました。 作東B&G海洋センターのアリーナに200名を超える方が集まり、会が盛大に開かれます。 この地域の敬老の方々、出演者の方々、そして主催の方々に、 私たちなのはなファミリーの生き方を表現します。
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なのはなファミリーの演奏が始まる前、 お父さん、お母さん、みんなと控え室に集まりました。 お父さんが話してくれました。 「敬老の方々の魂、自分たちの魂、 1人ひとりが持つ魂に年齢は関係ない。 僕らは、目の前にいる、 高い魂に向かって表現する。 日常、平常心から瞬間的に離れて、 非日常の別次元の世界を作る」 この日出会う人のために、 そしてその先にいるまだ見ぬ誰かのために。 私たちは全力を尽して表現します。 |
地域の中学校の吹奏楽部による演奏があり、舞台袖に並びました。 1曲目『ウィー・ドント・トーク・エニモア』の出を待ちます。 司会の方からあゆちゃんへマイクが移り、 あゆちゃんの、優しく、艶やかな声が、会場に響きます。
幕の後ろに立ち、 勝央文化ホールの舞台で、緞帳が開く直前の緊張感を思いました。 仲間とともに、誇りを持って、舞台に出ます。 お客さんの視線があゆちゃんからダンサーへ一斉に変わり、 わあ、声が広がりました。
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このステージに向けて、ダンスは、 基本的なステップ、見せたい身体のライン、 見せたいポーズ、動きを揃えました。 練習と本番を重ね、何度も踊り、 演奏している曲ですが、 この日、この場所にいる方にとって、 このステージが最初で、 最後の1回になるかもしれない。 自分たちにとっても、常に新しいダンス、新しい演奏として、 細部を揃え、強と弱、静と動を分けて踊ります。 |
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『ウィー・ドント・トーク・エニモア』は、 フラダンスの基本の動き、足の動き、腰の動きを、 リーダーのゆりかちゃんとみんなと揃えました。 女性らしく、優雅に、ふくみを持たせて。 メロディに乗せて、隊列を自在に変え、舞います。
バンド演奏は、スペースなどの都合上、 すべての楽器を持っていくことはできませんでしたが、 あらかじめ録音した音源に乗せ、 ほとんど生演奏に近い形で演奏ができました。
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演奏のはじめ、実は、音響でアクシデントが起こり、 スネアドラムの音が大きく出ていました。 PAについていたお父さんが調整してくれましたが、 音が大きかったとしても、 なのはなのドラマーかにちゃんの演奏は、 一人だけでも聞かせられるほど、 技量が高く、よかった、とお母さんが話してくれました。 |
演目は、『チープ・スリルズ&シェイプ・オブ・ユー』 『グロウン・ウーマン』、『ジ・アザー・サイド』と続きます。 『ジ・アザー・サイド』の演奏が終わったとき、 一番にお母さんの歓声が聞こえて、拍手が響きました。
『オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェイ』。 この曲は、バンドの演奏、 あゆちゃんの歌を聴かせます。 私たちは舞台袖にいて、 ステージへ気持ちを飛ばします。 あゆちゃんの歌、演奏だけが響き、 会場にいるすべての人を包み込みます。
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ラストナンバーの『ディス・イズ・ミー』。 そう、私たちは戦士。これが私たちの姿。 客席にいるすべての方、 舞台袖にいるスタッフの方が、 身を乗り出して、ステージに釘付けになりました。
ダンスは、形を揃え、 腰の高さを揃え、隊列を揃えました。 ウィンターコンサートに向けて、 フォーメーションを組み替え、 新しいメンバーも加わり、25名で踊ります。 コンサートではここにコーラスのメンバーも加わり、 曲の後半は、バンドメンバー以外の全員で踊ります。
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1人ひとりが目の前にいる方のために、 仲間のために、まだ見ぬ誰か、 まだ見ぬ未来のために。 全力を尽し、表現します。 曲が終わり、客席に視線を下ろしたとき、 目の前で、みなさんが笑顔で拍手をしてくださっていて、 私たちが舞台袖に入るまで、ずっと手を叩き、 送ってくださったことが嬉しかったです。
ステージから楽器や機材を下ろすときも、 スタッフの方々が最後まで助けてくださり、 「すごかったです」「可愛かったです」「ありがとうございました」 と声をかけてくださいました。 みなさんの笑顔がとても嬉しかったです。
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イベントがあるたび、表現をさせてもらうたび、 私たちの生き方が、大勢の方々に受け入れられ、 私たちの未来に差す希望の光がより強く、広がっていく。 そうみんなと、みなさんとともに実績を作り、進んでゆけることが嬉しいです。
ダンスも、演奏も、ステージへの出はけも、もっと上の表現ができるはずです。 作東敬老祝賀会の成功を胸に、これからもみんなと進んでいきます。
(さやね)
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