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「嬉しさを越えた幸せ」 ななほ
「嬉しさを越した幸せ」ななほ
7月28日 日曜日
昨夜、諾神社のお祭りに出演させて頂いて、無事に夕立も納まって、最高のステージになりました。 グロウン・ウーマンのダンスも笑顔で堂々と踊れたり、新曲のダンスも本当に迫力があって、みんなからたくさんのパワーを貰えました。 応援組のみんなぼ笑顔や、永禮さんにリュウさんに池田さん。あゆみちゃんとひでゆきさんに、卒業生のそらちゃん家族も来て下さっていて嬉しかったです。 地域の方々も小さい子から年配の方まで、本当になのはなファミリーを好意的に見て、笑顔で応援してくださっていて、素晴らしい環境の中に居させて頂けて幸せでした。
帰りには空の向こうに大きな大きな花火が見えて、夜空に光り輝く花火が素敵でした。 私たちの成功を神様が褒めたたえてくれるような、締めの花火で少し早いなのはなの夏を満喫しました。 古吉野に戻ってからも、応援組のみんなが「可愛かったよー」と声をかけてくれたり、ご褒美のデザートでマクワウリとお饅頭が頂けて嬉しかったです。 なのはなの夏の始まりのステージが、大成功して、急遽決まったアンコールの「フラガール」も素敵で可愛くて、諾神社のお祭りが最高でした。
・本当の貢献
今朝、玄関下に行くとなるちゃんが塩キャラメルをくれて、朝の甘じょっぱい塩キャラメルが最高でした。 なつみちゃんと一緒に塩キャラメルを頂いたら、あいなちゃんとなつみちゃんと私の3人で桃花作りを進めました。 箱に入っていた正方形を全て折ったり、丸めの工程も質と時間に見合った、的確な桃花作りにできて、嬉しかったです。
その後は、アスパラのテープを量産したり、届いた野菜の選別・計量・嫁入り作業をしました。 最近は忙しかったこともあり、今朝は作業メンバーが少なかったらしいのですが、みんなの役に立てて本当に嬉しかったです。 みんなとちょっとした手間を私となつみちゃんで、楽しい遊びに変えて、採れたてのナスにキュウリにオクラにゴーヤ。 他にも夏野菜を全て計量して、自家消費と嫁入りに分けて、袋に詰めて、いっぱい貢献できました。
みんなに「ありがとう。」と何度も言って貰ったり、最後にはのりよちゃんも来てくれて超特急で、野菜の嫁入り作業ができました。 午前にはシエスタの後に、桃花作りを大人数で進めました。午後の初めには、マクワウリの選別や苗運び。ダンス練習に細々とした作業が進められて、充実した時間が嬉しかったです。 昨夜の大雨で、野菜が今日も大収穫だったみたいで、ナスは20キロ以上。キュウリも驚くことに、42キロ。そして、マクワウリは200キロも収穫ができていました。 去年はマクワウリの全収穫の時に、120キロで3人で大量のマクワウリを運んだ覚えが残っているのですが、7月下旬に200キロのマクワウリは本当に凄いなと思いました。 ミニトマトも今日からお嫁入りして、4色の宝石の様なミニトマトが可愛くラッピングされていたり、ゴーヤと白いゴーヤもすごく立派で嬉しかったです。
・ヒラメの解体ショー
昼食前にお父さんに、「ななほ、疲れてなければ、ちょっと手伝ってほしいんだけど。」と声をかけられて、お客様玄関に届いていた大きな発泡スチロールを運びました。 午後に放送が鳴って、食堂に行くと、机の上には2種類の包丁が置かれていて、そこに私が運んだ発泡スチロールが運ばれてきました。 そして、お父さんの登場です。お父さんの従弟の漁師さんが、毎年ヒラメを送って下さるそうで、2匹の大きな大きなヒラメの解体ショーが行われました。 お父さんが出刃包丁を使って、ヒラメの頭や骨を落としていたり、鱗も取っていて、人生で初めて、本格的な魚の解体ショーを見させて頂けて嬉しかったです。
柳の葉っぱの様な、極上の柳葉包丁を使って、ヒラメを5枚におろす姿は、本当に素敵で格好良くて、お父さんがプロの寿司職人さんに見えました。 私の顔の2倍くらいの、大きくて立派なヒラメが届いて、お父さんがタイのように透明で光り輝く、ヒラメの解体ショーを開いて下さって、特等席で解体が見られて幸せでした。 一匹めのヒラメの解体が終わった後は、少し部活動で抜けたのですが、また食堂に行ったら、お父さんが一匹めよりも一回り大きいヒラメを解体していました。
お父さんが包丁の説明や、ヒラメの海での生き方を教えて下さったり、私が気になっていたヒラメが魚を食べる時の様子も、本物のヒラメの頭を使って説明してくださいました。 手のひらよりも大きい、ヒラメの口をお父さんが空けて見せて下さった時、小さくてギザギザとした歯が沢山付いていた口が、予想以上も大きく開いて驚きました。 でも横になりながら魚を食べる、肉食のヒラメの姿を思うと少し面白かったです。また、お父さんがエンガワを教えて下さったり、まゆちゃんやお仕事組さん達と、解体ショーを目の前で見る事ができて幸せでした。 なのはなで色々な種類のお魚やお刺身を頂けてすごく嬉しかったのですが、今回はお父さんが裁いた、新鮮なヒラメを頂けると思うと、幸せを越してしまいました。 最後にはヒラメの昆布締めの作り方まで説明してくださって、一晩おいて、明日に家族みんなでヒラメを頂けるのが楽しみです。
今日は夕方にも、まゆちゃんとなつみちゃんと畑に出て、野畑とビワの木畑のゴーヤの葉摘みができて嬉しかったです。 ゴーヤはすごく不思議で香ばしい香りがして、畑にいるだけでお腹がすきそうでした。でも作業の後に、日曜日でなのはなカレーを頂けたり、桃やトロトロの熱いスープが嬉しかったです。 それに今日からしなこちゃんがなのはなに来てくれて、家族になりました。
夜に大雨と雷のお陰で、お父さんとお母さんのお話をいっぱい聞かせて頂けて嬉しかったです。 お父さんのみんなに聞いてみようで、私が「来た時はマイナス思考だったけれど、今は違う。」と言ったら、お父さんが私の苦しみをそのまま言葉にしてくれました。 「ななほは、子供になれなくて、なのはなに来てからも一番小さいのに、誰よりも一番に意見を言って、大人びていて」 とお父さんが仰って、不思議な気持ちになりました。 お母さんも「お母さんなんて、40の叔母さんみたいなこと言うなって言っていたんだよ」と言っていたのですが、その後にお父さんもお母さんも私の事を本当に理解してくれているのを感じました。 「ななほは、食事も諦めずに真面目に食べ続けて、だからななほは余計に可愛いんだ。お母さんたちをずっと信じてくれていたから」 とお母さんに言って頂けて、涙が出ました。 お父さんも私も成長を喜んで下さって、本当にお父さんとお母さんは私が何を言わなくても、認められようと無理し過ぎなくても、嘘をつかなくても、全て理解してくれているのを感じます。
劣等感や競争心については、まだ私も少しあると思うのですが、それは年齢も関係している様に感じて、私が精神的にももっと普通に大人になれば、無くなると思いました。 それになのはなでの競争心は、大体が良い意味で成長する為の競争心にも感じて、「私もこうなりたい。」「私ももっとみんなの役に立ちたい。」と言う利他心の為の競争心だと思いました。 なのはなに来てから半年くらい、本当にマイナスで被害感情が強くて、お父さんとお母さんに失礼な事ばかりを言ってしまってその事がすごく申し訳ないのですが、私は絶対になのはなの子であり続けます。 お父さんとお母さんが私の事を信じて、理解してくださっているから、私もなのはなで伸び伸びと利他心で生きて、なのはなファミリーに貢献していきたいです。
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