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5月15日(水)「アスパラ畑近況&スイカの畝立て」
5月15日のなのはな

地域の方からお借りしているアスパラ畑はただ今絶賛立茎中である。 収穫量はピークで10キログラムをゆうに越えていたが徐々に減っていき2キログラムを行ったり来たりするころになると、アスパラ畑を以前担当していた農場の方が、「そろそろ立茎させるときですね」と教えてくださった。 文字通りアスパラを「採る」から「茎を成長させる」ことで葉を付けさせ光合成を促してゆくことで栄養を蓄えさせるということである。 そうすることによって夏ごろに再び元気なアスパラを収穫できる。今は我慢の時期だ。
とはいっても、手放しにして茎を伸ばし放題にするわけではない。 病気対策や、害虫対策そして立茎には適さないアスパラを収穫したり取り除いたりと手入れが必要だ。 今3、4日に1回のペースで殺菌剤を散布しており、昨日はその2回目の日だった。 雨前防除が有効ということで雨が降ると思われる数時間前に散布しておくと、雨ではねた泥が茎に飛び散り茎枯病になってしまうのを防げるという。 昨日はまさに雨が降りそうな空模様であり絶好のタイミングかと思われたが、その今にも泣き出しそうな赤ん坊はにわかに笑顔で笑いだしたのである。 しかしながらアスパラの生育のために、これからも防除は定期的に行っていきたい。
今日はアスパラの手入れに卒業生のまきさんも参加してくれてとても嬉しかった。当初の予定としてはアスパラの収穫と草抜きであった。 アスパラ畑に到着すると農場主さんが来てくださり、「新しく生えてきた太くて立茎に適してそうなアスパラに輪ゴムで印をつけたほうがいいよ」とご指導してくださり、早速実践をしてみた。 実は私は1回目の立茎のときには別の作業をしておりこれが初となった。 適切な距離をあけて立茎をさせるアスパラに輪ゴムをかけてゆく。 伸びたときに上で成長した茎や葉が混み合ってしまうと空気の流れが停滞しそこから病気が広がる恐れがあるからだ。 そして輪ゴムをかけながら収穫に適した、あるいは立茎合戦に敗北したアスパラを剪定ばさみでカットしてゆくという2つの重要な任務を遂行することとなったのである。

ほどなくして輪ゴムが底をついた。2畝目のことである。 私は収穫に切り替え頭の中で輪ゴムを次々にかけていった。実に残念である。 収穫を続けて行く中でうねの中にできている穴が増えていることに気が付いた。 カエルが掘ったものなので害はないと教わったが、カエルよりも一回り大きい穴も見受けられネズミの可能性もあると思った。ネズミなら電気柵をくぐることはじつに容易であるからだ。
収穫量は0.9キログラム。数字としては少ないが私としては思っていたよりもたくさん採れたなぁと感じた。 今はいかにアスパラの手入れを行っていくかが重要だ。こまめな手入れが未来のアスパラを育てることにもなる。 草抜きについても今までみんなで細かく除去してきたからこそここまでアスパラが育ってきたのである。 これからも日々元気に伸び続けるアスパラを楽しみながら育てていきたい。夏が待ち遠しい!
(けいたろう)
***
梅林奥奥畑にて、畝立てをしました。 この畑では昨年の秋にジャガイモを作りましたが、その前の数年間しばらくの間何も育てていなかったと思います。 土がその間休息を取っていたため、土が新鮮でコンディションがよいです。耕土が深く畝を立てるのに絶好の土です。
〈今日、代掻きや水やりの作業に来てくださった 永禮さんと畝のラインを引きました〉
植える野菜はスイカです。スイカは耕土が深く砂地の土を求めます。かまぼこ型の高畝にし、水はけをよくしたかったです。 「あげられる土はすべてあげたい」 みんなにイメージを何度か伝えました。 少し大変でも、イメージが実現したときの嬉しさをみんなで味わたい、イメージを実現したい、と思い、メンバーに伝えました。 数日後に植わるスイカのことを考えて、畝を立てました。 土をあげて、かまぼこにならしていくのがとても楽しいです。綺麗なかまぼこ形を思い描いて、みんなで丁寧にならしました。 作り終えた畝をみんなで見ました。高いかまぼこ形の畝が目の前にできあがりました。 水田地帯を見渡せる、風通しのよい梅林奥奥に綺麗な畝ができあがりました。

そのあとにはスクナカボチャに防虫ネットをかけました。 毎年のように悩まされているウリハムシ対策のためのものです。 おまんじゅうの畝の中心にポールをバッテンにかけて、防虫ネットをかけて、ムシが入らないように土をかぶせました。 防虫ネットに守られたスクナカボチャが御簾ごしに居住まう高貴なお姫様に見えました。 透けたネットに守られているカボチャを見るだけで少し安心した気持ちになります。
みんなとチーム作業を進められて嬉しかったです。
(やよい)
〈花壇でガザニアが、明るい色の花を咲かせています〉
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