第176回「目を見ること、見られること」

【質問】
 グループミーティングのとき、みんなに目を見られると怖いと思ってしまいます。
 話す人の目を見るのも怖くて、ときどき目をそらします。 
 普段話をするときも、あまり相手の顔を見ることができません。これは、どうしてですか。顔を見ないと失礼だと思うから見るのですが、そうすると、顔を見ることに意識が向いて話を聞き逃してしまいます。

 

 

【答え】
お父さん:
 相手の目を見られない、ということですね。どちらかというとそれが普通だと思います。
 それは、必ずしも目を見なくてもいいでしょう。尊敬する人と話しをするときの目線としては、鼻の頭とか口元くらいでいいんです。
 このごろ十代の人でじっとこちらの目を見て、目を離さない人がいますが、それは目上の人にとても失礼なことだと思いますね。学校で先生が目を見なさいと教えている、というんですが、ちょっとそれはケースバイケースでしょう、と言いたいですね。
 もっともっと尊敬すべき方と話しをするときは、顎先くらいに目線を落とす。それは、よほど目上の偉い方の場合でしょうけどね。

 目を見てまっすぐ見てくるとしたら、その人の気持ちは2つに1つです。
 よっぽど僕のことが好きなのかなという場合と、僕に喧嘩売ってんのか、という2つに1つなんですよ。だから鼻の頭くらいを見て来るようだとまあ中位好きなのかなとか、喧嘩は売ってないようだな、とわかるわけです。トラブルがないようにするならば、目線は相手の方の鼻の頭くらいでいいです。

 グループミーティングのときは、話しを聞くほうは、相手の目を見ます。左側の目を見るということにしています。
 しかし、グループミーティングで話す側となると、聞いている人の目を見ながら話すっていうのは、案外、難しいです。だから、しゃべるときはちょっと目をそらしながらでいいんじゃないでしょうか。聞くときには相手の左目を見てあげる、それはグループミーティングの決めごとだからいいんじゃないでしょうかね。聞いているほうは、目を見てもいいです。
 聞いている側がよそ見してると、こうやって下のほう向いてたら、「つまんねえな」っていう感じになってしまい、「私の話、つまんないのかな」と思わせてしまうので、しっかり目を見てください。
 聞いている人が上を見てると、「あ、私の話に呆れてるんだわ、この人」って思っちゃうよね。だから、目を見られなかったら、せめて顔を見る。顔じゃなくてほっぺたのほくろの数を数えましょうよ。それから聞き漏らしたところを口の動きで読み取る。そんなことでいいんじゃないでしょうか。
 まあこの質問の人は、人と関係を取るのが怖くなってるという状態なのかなと思いますね。
 誰でもそういうときがあるんじゃないでしょうかね。人と関係を取るのが怖い。……それは怖いと思うとき、……やっぱりそれは心のコンディションが悪いときですよね。
 
 
 急に人から挨拶されるときとね、なんとなく無視されるときというのがあるんですよ。
 人ってすごく移り気だなというふうに僕が思ったのは、ある雑誌でものすごく評判になった記事を書いたときのことです。その記事がすごく有名になったんですね。そのあと、たまたま定期の仕事でいつもの出版社に行ったら、「小野瀬さん、こんにちは」とか「おはようございます」とか会う人が次々に挨拶をしてくる。
 僕ってそんなに有名だったっけって、勘違いし ちゃうくらい。いつも挨拶したことないような人が次々に声をかけてくる。なんで? 今日はどうしたんだろうと思ったらその記事が評判になっていたということだったんです。
 急にみんなが知り合いのような顔をして声をかけてくる。俺が知り合いだ、俺が知り合いだって、みんな近寄ってきますよ。
 だけど、いつもそうじゃないんです。もし、何かで失敗したりしたら、みんな見て見ぬふりして、見なかったことにしよう、知り合いじゃないことにしようってそうなっていきますよ。いずれにしても人の反応は、あんまり本気にしない。信じないというか、だいたいにしておいたほうがいいと思います。
 なんていうんでしょう、自分に人気があるかとか、ないかとか、人が怖いか怖くないかも、そのときの状況次第で、人の心はコロコロ変わるのでね、まあまあ好きにしてくださいよっていうふうに思うといい。
 で、そのとき、少し居直った感じで、みんな好きにしていいよ、あんたらなんか僕は相手にしないんだって思うと、寂しいです。それは寂しいので、誰か特定の、自分と割と心の通い合う人、自分と近い人をモニターとして、その人とだけ変わらぬ関係をとっていけばいいでしょう。
 そういう心構えでいると、他の人はどんな反応をしてきても、気にならなくなります。自分がモニターにする人というのは、まあ、1人か2人か3人くらいでいいんじゃないでしょうかね。というふうに思います。だから僕も、お父さんに聞いてみようの時間は、いつもこの3人(一番前に座っている3人)をモニターにしていて、話しがこの3人にウケているなと思ったら、いいなと思うことにしているんです。逆に3人にウケなかったらまずいな、と。このところいつも定番で同じ人が一番前にいてくれるので、モニターにさせてもらっています。
 
 
(2019年4月23日掲載)









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第1回から第65回までの「お父さんにきいてみよう」は、
こちらからご覧いただけます!
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