●音楽合宿第5弾 1日目● |
 |
「これからのビックバンド演奏の練習は、 合わせを中心に行っていこうと思います」。 練習の始めに、 そう、かにちゃんが伝えてくれました。
ウィンターコンサートのホール入りまで、 あと10日。 音楽合宿第5弾が始まり、 午後の時間は、全体演奏『テイク・ファイブ』と 『ミッション・インポッシブル』の練習をしました。
これまで各パートごとでの練習を進めてきて、 パートごとで曲を形にしてきました。 これからの練習は、全員でイメージや音を1つにし 全員で1つの曲が演奏できるよう、 完成させていきます。
今日の練習では、 まずこの曲がコンサートのなかの どの場面で登場するのか、 そして曲のなかに込められた表情を統一することから 始めました。
|
かにちゃんがイメージを教えてくれました。 出だしは、真っ暗なホールのなかにスポットライトが当たり、 曲が動き出します。 今回のコンサートのテーマ、 『サーカス』の始まりです。
サーカスのイメージで統一された曲のなかでも、 わたしが特に印象だったシーンは、 『テイク・ファイブ』から『ミッション・インポッシブル』に 切り替わる部分です。 かにちゃんは、 「ここからがサーカスのなかでも、1番危険で、 1番盛り上がる場面。 ライオンや猛獣が出てきて、調教師がいる感じ」 とイメージを伝えてくれました。
全体演奏のなかでも、 わたしもこの2曲が切り替わるシーンに 何かが始まりそうなゾクゾクした感じを覚えますが、 かにちゃんの話を聞いて、 その漠然としたイメージが明確な形になったように 感じました。
|
 |
 |
後半からは、あゆちゃんが 本番と同様に前で指揮をしてくれて、 今度は曲を区切って細かく詰めていきました。
『テイク・ファイブ』はジャズ風の5拍子の曲ですが 今は低音パートとパーカッションが 4拍目と5拍目が速くなってしまっていて、 それが元で全体として迫力に欠けていると、 あゆちゃんがアドバイスをしてくれました。 また、あゆちゃんが、 「自分のパートが終わったら、休憩ではなくて 次の人に繋げる。 わたしたちの仲間を見て、という気持ちで」 と、話してくれました。
今回のコンサートのテーマ、 『個人プレイからチームプレイへ』だと思いました。
|
あゆちゃんやかにちゃんに見てもらいながら、 みんなと演奏をしていると、 パート練習では見えてこなかった部分に 気づくことがたくさんありました。 曲全体のなかで、自分の担当するパートは どういう役割をしているのか、 出るところと支えるところのメリハリを しっかり利かせた演奏にしていきたいと思いました。
楽器練習の時間が楽しくて、 時間があっという間に過ぎたように感じました。 今日教えてもらったことを次はできているように、 1回1回の練習を大切に コンサートに向かっていきたいです。 (るりこ)
|
 |
|
|
|
◆*◆*◆ |
|
|
 |
キーボード、サックス、ベース、大正琴で演奏する アンサンブル『オリエンタル・ウィンド』に 入れる演出を考えています。 その演出には、一輪車、フラフープが登場します。 |
「こういうのはどう?」と一緒に動きを考えたり、 ポーズをとったとき、「うわー、きれい」と言ってくれると、 自由になってイメージが膨らんでいきます。 サーカスのように華やかにしたいです。 きっといいものができると信じて、形にします。
(なる)
|
 |
 |
|
|
◆*◆*◆ |
柔軟・ウォーキング練習や発声練習を行い、 コンサートへ向かう身体や気持ちをつくっています。 |
〈ウォーキング練習では、ペアをつくってお互いを見合い、 より美しく歩けるようにしていきます〉 |
*** |
衣装の丈合わせや、製作の作業も進めました。 |
 |
*** 係作業の時間には、 コンサートに出品するグッツ作りも進めています。
 |

 【ヒント】 それぞれの楽器の演奏を、広いホールに響かせ、 音量や音質などを調節できる、とっても大事な機械です!

【答え】 「ミキサー」  YAMAHA TF5という型のミキサーです!
|