第108回「仕事への情熱と、興味があること」

【質問】(卒業生からの質問)

 私は今、職場で役割を与えてもらっているにも関わらず、仕事に全身全霊を注げていないです。情熱を持って、とことん向かえていません。
 そんな自分が、間違っているように感じるのです。逃げているように感じるのです。
 休日など、本が読みたいと思ったり、ランニングに行きたい、スポーツをやりたい、身体を鍛えたいと思って、そちらへ、ふら~っと流れてしまい、仕事を疎かにしてしまいます。
 駅にある広告を見れば、ここに行ってみたいなと思ったり、演劇の無料ワークショップが行われるとあれば、行ってみたいな、と思います。
 仕事のことを調べたりできれば、それだけ仕事で役立つことができると思うのに、今、自分の「~したい」に流されてしまっています。
 今の自分は、自分の「やってみたい」と思うことに流されて、目の前のことに誠実に向き合えておらず、一生懸命になれていない状態です。
 なおちゃんが仕事に向かうベストオブ日記などを読ませてもらい、自分はなのはなの気持ちから離れてしまっていると感じました。
 お父さん、お母さん、私に喝を入れて、なのはなの気持ちを、思い出させてください。
 不躾な相談で、ごめんなさい。

 

 

お父さん:

 いやー、休日にまで仕事の事を考えるなんて、そんなとこまで頑張らなくていいんじゃないかな。
 僕は勝手に思っているのですが、人間はいくつかのことを同時並行的にやっていたほうがいい、ということです。
 僕はたくさん、やりたいこと、興味のあることがあります。
 経済情勢や政治的なこと、趣味的なこと、なのはなファミリー内でのこと、摂食障害から立ち直るための理論的な構築をすることなど、いろいろあります。
 まったく趣味的なこととしても、なのはなファミリーではあまり魚釣りに行ってないのですが、今度、どうやってなのはなの子を連れていこうかと思案したりしています。(ちなみに、1人で釣りに行ったことは1度もありません)
 そうそう、料理が大好きで、度々、夜中に料理を作っています。
 出張の用事もあるのですが、東京に行ったり、地方に出たときは、珍しい料理を食べに行ったりもします。美味しかったら、自分で作ってみます。
 F1レースも好きで、レースのある日は、文字情報でレース結果を必ず見ています。いまF1をリアルタイムで見るには有料チャンネルしかないのですが、契約するまでには至っていません。もし見てたら、寝る時間がなくなるので。
 そんなふうに、これまでも、仕事以外のことにも興味を持って、いろいろやってきましたし、今でも興味は多岐に亘っています。

 もし目の前の仕事に一生懸命になれていないとしたら、ほかの理由があるのではないかなと思います。
 いまなのはなファミリーで、税理士試験を受けている子もそうですが、勉強だけしてたら、煮詰まってしまいます。
 ダンスを踊り、ギターの練習をして、イベント出演はするし、小説は読むし、たまには畑に出るし、マラソンの練習をして年に1度は出走もします。
 そんなふうにしてバランスをとりながら、勉強に最大限集中できるようにコントロールしているのです。
 もし、最大限に勉強だけに精力を注いだら、たぶん3か月で、もう飽きた、となって力つきてしまうでしょう。お父さんは、むしろ勉強しすぎないようにコントロールする役割を負っている、と思ってるくらいです。力尽きた、とならないようにするのがとても大事なことなのです。
 それは仕事も同じだと思います。仕事をしているといっても、休日まで仕事に捧げないで、休日には本を読んだり、身体を鍛えたり、リフレッシュすることや、興味のあることを深めることは大事だし、それが人生だと思います。そういうことが、人間に深みをつけることにつながると思います。
 お父さんがいまなのはなファミリーで音響のことに詳しかったり、ダンスを指導したり、楽器のことをある程度わかるのも、ずっとそういうことに趣味的に手を染めてきたからできることであって、昔はそれが遊びだったのに、たまたま、なのはなファミリーで役に立っているということなんです。
 もっと心を自由にして、視野を広げながら、休日には自分に肥やしを撒くような活動をして、仕事の日には目の前の仕事に集中する、というふうにしたらいいんじゃないでしょうか。

 

 

(2018年8月17日掲載)









第66回「自己否定について」
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第68回「未来を信じる」
第69回「山を登ると」
第70回「リーダーをすると苦しくさせる」
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第72回「小さいころからの恐怖心」
第73回「お姉さんのような存在を」
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第77回「夢について・集中力について」
第78回「やるべきことをできていなくて苦しい」
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第1回から第65回までの「お父さんにきいてみよう」は、
こちらからご覧いただけます!
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