第107回「リーダーとしてちゃんと動くには」

【質問】(今回は、卒業生からメールで届いた質問です)

 私は職場でリーダーを任されていますが、ちゃんと動けていないと感じています。
 どういうところが「ちゃんと動けていない」のかというと、「周りのどの人よりも、どこか自分が劣っているような気がして、リーダーらしくいられない。引っ張っていけない」。
 他の5人のリーダーのなかで自分は一番新人です。しかし、年齢的には、中間くらいです。それなのに、いつまでも教えてもらう側、人に評価される側に立ってしまっています。周りのリーダーのみなさんのように、リーダーを演じられていない、と思います。

 私は今、「リーダー」と呼ばれるのが恥ずかしいくらい、できていなくて、このままではいけない、と思います。
 どのような心持ちで、イベントリーダーという役割に向き合っていったらいいのでしょうか。

 

 

お父さん:

 まず、リーダーを、どういう心構えでやったらいいかということですが、よく考えてみると、あなたはなのはなファミリーにいた頃から、あまり前へ出る人ではなかったな、と思います。
 奥ゆかしいといえば、まあいいふうに聞こえますが、絶対に前に出ない、というようなスタイルで、全部、人に譲ってしまうところがありました。
 で、話しは全然、関係ないことになってしまうかもしれませんが、人は、何かの活動をするときに2種類のタイプに分けられます。
 「プレーヤー」として動くのが得意な人。
 これは多いです。こんなふうにしてね、と言われたらその通りに動く人です。
 そしてもう1つは「マネージャー」として動くのが得意な人。
 こちらは少数です。全体を見渡して、その活動全体が滞りなく動くようにマネージメントをする人です。
 その中間的なプレイイングマネージャーというプレーヤーを兼ねるマネージャーというのもありますが、それにもマネージメント能力が要求されます。

 プレーヤーは、人のことを考えずに、自分が言われたことに専念しているだけでいいのですから、いってみればとても「楽」なポジションです。
 それが得意な人は多いというより、要は責任もとりたくないし、全体のことは考えたくない、ということです。マネージメントは、最高の結果を求めながら、臨機応変にその空気を読んで、変化に対応しなければなりません。
 アスペルガー的な要素の多い人は、変化対応が実は苦手なのです。だから、あなたにとってマネージメントをするのは、得意分野ではありません。
 気分としても、自分だけの作業などに没頭するほうが楽なのです。
 でも、その職場でのリーダーというのは、たぶんプレイイングマネージャー的な役割を求められています。そのマネージメントが、どうも全体を見られないので苦手、ということだと思います。

 しかし、悲観する必要はありません。
 お父さんも、全体を見渡して判断したり、前へ出るのが苦手なほうでした。
 でした、という過去形でいってるのは、そういう力は年齢や時間と共に高くすることができるし、経験で高くすることができるのです。
 お父さんはなのはなファミリーでは最初は子供達4人から始めて、いまは入居している子供達は約60人態勢(職員を入れると70人以上)になっていますが、ある意味、この間にお父さん自身が成長して、60人のマネージメントができるようになったとも言えます。お父さん自身がいい見本だと思います。

 そしてアドバイスを与えるとしたら、「プレーヤー」としての頑張りよりも、「マネージメントする人」としての役割を重視して、意識して全体を見るように心がける、そうするともっとうまくいくようになると思います。
 全体を見るのは恥ずかしいような、出過ぎているような感じがして、ちょっと気がひけるかもしれませんが、そこは気持ち的に高見に昇って、全体を見る、そういう意識を強く持つのです。
 自分を成長させる良い機会だと捉えて、ぜひ、頑張ってみてください。

 

 

(2018年8月14日掲載)









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第1回から第65回までの「お父さんにきいてみよう」は、
こちらからご覧いただけます!
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