【質問】

 最近、頭がまったく回りません。
 物覚えも悪くなり、頭に入りづらくなっています。
 作業中、ダンス練習中に他のこと(やらなければいけないこと)を考えてしまい集中できなくなることが以前からもあったのですが、最近それがひどくなりました。
 今日のアセスメント演奏もボロボロでした。
 時間が限られていることが苦しいです。
 やるべきことをできていないこと、中途半端になっていることが苦しいです。
 どうすればよいのでしょうか?
 このままではいけないと思います。
 

 

お父さん:

 なるほどね。
 ねえ、困っちゃいますね。
 このね、最後のほうに、答えのヒントがありますよね。
「やるべきことをできていないこと、中途半端になっていることが苦しいです、どうすれば良いのでしょうか」
 
 あの、どうなんだろう、じゃあみんなに聞きたいけど、自分はやるべきことができていないとか、やるべきことが中途半端になっていると感じる人、手を挙げてください。(ほとんど全員)
 はい、はい、これが答えなんですよ。これがすべての人の気持ちなの、おそらくね。
 どういう答えかと言うと、人間は一生懸命に生きようと思うと、ほとんど誰もが、やるべきことができていないなって感じてしまうんです。たくさん、やるべきことをたくさん思いついてしまうからなんですね。
 ほとんどすべての人が、自分は中途半端にしかできていないなって思ってしまうんです。
 苦しいですよ、それはね。
 やるべきことをやらなければいけない、と思うほど、それができなければ苦しいですよ。

 

 どうすれば良いのか。
 もう1回、よく考えてみましょう。自分がやるべきことだって思っていること、それは自分が持ってるキャパシティより、上のレベルでやるべきだと思っている、そこが問題なんです。
 キャパシティの中には、自分が持っている時間、自分が持っている能力、自分が持っている懐の深さとか、色々あるよね。その、自分の持っているものを超えて、これはやるべきだな、これもやったほうがいいなって、ついつい思ってしまうんですね。やる気を持っている人は、ついそうなってしまいます。

 

 それをもうちょっとメジャラブルにしてみましょう。
 自分が持っている時間は5しかない。それなのに、10くらいやろうとする。するといつも5しかできないので、残りの5はいつもやり残しになっちゃう。これは苦しいんですよ。
 
 どうしたら良いのか。それを解決する方法は、たった1つしか無いんです。
 自分がやるべきことを10だと思ったとしても、持ってる時間は5なんですよね。だから、その10を、5に絞るんです。やる前に。
 しかもね、10やるべきことっていうのがあると思いつくと、時間が5しか無いのに、割とアトランダムに手を付けちゃうんです。
 そうすると、優先順位が高いものをやり損なってしまう。もっと苦しくなるんです。
 だから、答えとしてはね、やりたいことやるべきだと思うことが10あるとすると、優先順位をきっちりつけていくんです、上から順番に。
 それで、きっちり優先順位をつけて上から5つまでをやるべきこととして、6から下は捨てるんです。上から5までやったら、ちょうど時間ですからね。キャパシティも含めて。そうするとやりきったという満足感が出ます。なおかつ時間が余っていたら6か7くらいまでやればいいんですけど、それはオマケくらいに思ったほうが良い。

 

「だけど、本当は5じゃなくて、私はどっからどう考えても7か8はやるべきだ」と、「絶対にそれは譲れないと思ってるのに、それができないから苦しいんです」って言いたくなるでしょうね、この人は。
 私は5にできないんです。7か8。消灯時間を2時間伸ばして起床時間を3時間早めて、私は朝4時から起きていいということにしたら私は十分動けるんです、みたいなね。そう言いたい気持ちはよく分かる。
 だけど、あの……いや、実際そうしなきゃならないときありますよ。
 そうしなきゃならないとき、も、ありますけど、人生いつもそれやってたら、ね、くたびれ果てちゃうんですよ。
 
 それができるようになったらどうなるか。
「良いですよ、あなたはやる気がある。能力が高い、バイタリティもある、朝4時から頑張りなさい」
 消灯は12時。4時間睡眠で頑張ったとしますね、そうやって働いたその人が2週間経ったらなんて言うか。
「お父さん、起床時間3時にしていいですか。もっとやりたいことが出てきました」
 そうなっちゃうんでうすよ。だから、それはもうエンドレスなので、時間が限られてることが苦しいんじゃないんです。
 
 あの、なんていうかな、みんなは若いからまだいいんですよ。歳をとったどっかの誰かなんか自分のキャパシティを超えて、睡眠時間が短くなったりすると出血しますからね。その人よく知ってる人なんですけど、ほんとに身体がだめになってくるんですよ。みんなは疲れても出血しないでしょうけどね。
 ほんとに限界ってあるんですから。優先順位をつける、そして潔く優先順位の低いやつは捨てる。
 その捨て方が、なんていうかな、大事。
 優先順位の付け方にこそ工夫をこらすべき、というふうに思います。
 それで間に合わない場合には、ちょっとなにか工夫を加えるということも必要なんでしょうけどね、まずはそれが基本ということを思ってください。
 これは質問してくれた人だけじゃなくて、ほかのみんなにも言えることですよね。
 
 
(2018年5月4日掲載)








第66回「自己否定について」
第67回「友達が欲しい人、そうでない人」
第68回「未来を信じる」
第69回「山を登ると」
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第72回「小さいころからの恐怖心」
第73回「お姉さんのような存在を」
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第76回「大きな希望を持つとき②」
第77回「夢について・集中力について」
第78回「やるべきことをできていなくて苦しい」
第79回「やるべきことをできていなくて苦しい②」
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第84回「自信を持つ」
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第131回「なぜ、痩せているほうが良いと思われるのですか?」
第132回「予定が変わると、気持ちがもやもやする」
第133回「楽観主義者と悲観主義者の境界線」

第1回から第65回までの「お父さんにきいてみよう」は、
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