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「決断力、勇気、潔さ」 なるみ




9月2日

○決断力、勇気、潔さ

 今朝は、7時30分から9時で、朝の作業をしました。私は、ちあきちゃん、まりこちゃん、なつみちゃんと、第1鉄塔上畑の黒大豆の手入れをさせてもらいました。
「なるみちゃん、これ」
 と、まりこちゃんが、肥料袋を渡してくれました。肥料袋にPPロープが通されていて、腰に装着できるようになっていました。肥料袋を持つ手が要らず、両手が自由に動きました。
 第1鉄塔上畑に、みんなで並んで、歩いて行きました。保育園裏の田んぼの稲が頭を垂れ、金色に光っていました。
「稲のところだけ、照明が当たっているような眩しさがあるね」
 ちあきちゃんが、そう言いました。本当に、田んぼの稲に、照明が当たっているみたいに、眩しいな、と思いました。
 もうすぐ、稲刈りなのだな、と思いました。もう少し、完全に稲が熟れるまで、雨風が無いと良いです。

 黒大豆の手入れは、病気の葉摘みを行いました。
 黒大豆の葉に、『茎疫病』という病気の症状が出てきていました。茶褐色の斑点がひどい葉を、どんどん摘んでいきました。
 病気が広がらないように病気の葉を摘むけれど、あまりに取ってしてしまうと、光合成をする葉が無くなってしまいます。この葉は取るべきか、取らないべきか。見極めが、難しいと感じました。
 でも、1枚1枚の葉を吟味して、
(この葉を残すメリットとデメリットを考えよう)
 などとしていると、一生かかってしまうと思いました。
 いつも、お父さんが教えてくださるように、野菜に向かうとき、「心の目」で見て、野菜の声を、「心の耳」で聞くことが、とても大切なのだと思いました。
 決断力、勇気、潔さが、必要なのだと思いました。自然を相手にする農業は、本当に、いつもその連続で、心が無いと、強い気持ちが無いと、良い作物は作れないのだと思いました。
 そう思ったとき、あんなちゃんが思い浮かびました。あんなちゃんが桃に向かう姿は、美しくて、格好良いと思いました。あんなちゃんの生きる姿、そのものなのだと思いました。
 
 私は、半畝を見るのに、時間がかかってしまいました。それは、私の中に迷いや、間違った欲(少しでも斑点が出ている葉を見ると、全部、完璧に摘みたくなってしまう)があるからだと思いました。
「ひどい葉だけでいいです。全体を見て行けたら、と思います」
 ちあきちゃんが、作業の途中でそう言いました。
 今、求められていることは、ひどい病気の葉を摘み、病気の広がりを抑えること。求められている質、量、速さで、確実な仕事をすることが、どんなときも、大切なのだと思いました。
 心を使います。頭を使います。身体を使います。良い仕事、求められている仕事のできる、どこに行っても喜ばれる存在に、なりたいです。

○不思議な体験

 とてもどうでも良いことなのですが、不思議なことがありました。
 10時から11時の1時間、シエスタをしました。
 寝ているのか、起きているのか、その狭間にいるみたいな時間でした。でも、11時になる直前に、一瞬の、夢を見ました。
 それは、あんなちゃんが、体育館で寝ている、みんなを起こしに来てくれるというシーンでした。そして、あんなちゃんが、みんなに声をかけようとした瞬間、
「おはようございます」
 現実でも、声が聞こえました。
 目を覚ますと、あゆみちゃんが、笑顔で立っていました。
 夢(?)の中では、あんなちゃんでしたが、何だか、現実と夢が繋がっていたような、不思議な体験をしました。

 毎日、夢を見るわけではないのですが、夢の中でも、いつも、なのはなのみんながいてくれて、幸せだな、と思います。

【夜】

 午後、永禮さんが来てくださり、あけみちゃんと、3人で草刈りをさせてもらいました。那岐山3反田んぼと、第1鉄塔上畑、第1鉄塔畑が、目標でした。
 那岐山3反田んぼに到着したとき、時刻は午後3時33分でした。
「4時15分までに終える」
 目標を決めて、刈り始めました。永禮さんが、長い平らの畦を。あけみちゃんと私で、手前と奥の斜面を担当しました。
 永禮さんの草刈りのスピードは、やっぱり、ものすごい速さです。私が奥の斜面を刈り終える間に、長い畦を刈り終えてしまっていました。まるで、鼻歌を歌いながら、箒を掃いているかのごとく、軽やかに、でも力強く、草を刈られています。
 私は、永禮さんの草刈りに、ついつい、目を奪われてしまいます。
 目標時間ピッタリに、那岐山3反田んぼを終えました。

「稲刈りに備えての草刈り」
 と、みかちゃんから伝えてもらっていました。稲刈りまでの、最後の草刈りでした。
 永禮さんのトラックで移動している道中も、稲の穂が金色に色づき、頭を垂れている光景を見ながら、次なる畑へと、移動しました。
 石の下畑で、水やりをしているみんなと、ろくすけくんの姿が見えました。笑顔で、手を振りました。
 第1鉄塔上畑と、第1鉄塔畑は、草刈りをする面積が多く、なおかつ、ほとんどが斜面です。でも、私は、永禮さんと、あけみちゃんとなら、全然余裕で終わるだろう! と自信満々でした。
 大まかな場所の分担をして、草刈りスタート。時刻は、午後4時35分でした。
 草刈りをしている間、永禮さん、あけみちゃんが、たくさん助けてくださいました。自分の担当の場所が終わったら、足りていないところに合流し、協力して、刈りました。言葉は交わさないけれど、お互いが、お互いの草刈りルートを読み、自分が次に刈る場所を、決めて、動いていました。
 最後は、3人で取り付いて、1つの斜面を、一気に終わらせました。
 終わったとき、永禮さんが親指を立てて、「グー」サインをしてくださいました。
 あけみちゃんが、「ありがとうございます!」と言いました。
 心地良い疲労感と、大きな達成感がありました。時刻は、午後6時12分でした。
 キリが良いので、これで作業は終わりにして、古吉野に戻り、草刈り機のメンテナンスに入りました。

「今日、なのはなに来る前に、薬局に寄ってきたんですよ。……なぜか分かりますか?」
 永禮さんが、そう聞かれました。私ははじめ、何だろう、永禮さん、体調を悪くされてしまったのだろうか、と少し心配しました。
「分かった! あいこちゃんのお誕生日」
 あけみちゃんが、答えました。
「ピンポーン!」
 永禮さんは、あいこちゃんのお誕生日のお祝いをしに、あいこちゃんの職場(薬局)に行ってきたのだと話してくださいました。そのお話に、すごく心があたたかくなりました。
 あいこちゃんのお誕生日が、嬉しいです。今日、あいこちゃんはお仕事で、みんなでお祝いをすることはできなかったけれど、食堂の黒板には、微笑みを浮かべた、あいこちゃんの似顔絵と、あいこちゃんの大好きな海をモチーフに、絵や、飾りで、彩られていました。涼しげで、綺麗でした。
 あいこちゃんが、いつも、楽しそうにお仕事に向かい、お仕事がお休みのとき、お休みでないときも、台所の手が足りていそうでないとき、台所に入って、惜しみなく動いてくださっています。
 仕事が早くて、潔く、真っ直ぐな、あいこちゃんを、尊敬しています。
 あいこちゃんと家族になれて、嬉しいです。あいこちゃんのことが、大好きです。

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