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「信じて手放す」 あやか
8月29日 ○ソフトバレーと硬式バレー
今週から、夏のあいだ少しお休みになっていた、夜のソフトバレーが復活しました。 私は月曜日の夜のBチームで、昨夜、早速、練習がありました。まことちゃんも参加してくださって、みんなとのソフトバレーが嬉しかったです。 少し久し振りのソフトバレーに、フレッシュな気持ちで取り組めて、気分転換、というと表現が軽いかも知れないけれど、練習が終わる頃には、日々の小さな葛藤がすっと消えて、心が軽くなっていました。目の前のボールに夢中になっていると、心がまっすぐ、明るくなって、毒気が抜けていくような心地がしました。 昨夜は、試合形式での練習で、“3本で返すこと”を意識してプレーをしました。しほちゃんが、みんなの動きを見てくれて、時折、 「こういう場合、コートのこの部分が穴になるから、そこを狙って落とす」 「ネット際が苦手なセッターにボールを返すときは、ネットから離れた場所に返すことを意識すると良い」 など、動き方を教えてくれました。バレーの戦略の立て方や、正しいプレーの仕方が見えてくるようで、とても勉強になり、嬉しかったです。試合のなかで実践していけるように、教えてもらったことを意識して練習を積んで、自分のなかに入れていきます。
今回は、チームが固定になっていて、私は、まゆこちゃん、のりよちゃん、のんちゃんと同じチームでプレーをします。 固定のチームだと、メンバー内で戦略を立てたり、連携を取ってプレーをしたり、といったことも、よりしやすいのかなと思います。 そう考えて、ふと、自分は今の時点でバレーに対して理解が浅く、“作戦”“戦略”といえるほどのものが立てられない、ということに気が付きました。今の時点で意識してやれていることは、サーブのときに上手な人を避けて、穴を狙うこと、くらいで、あとは来たボールを拾う、ということに精一杯になってしまっています。 もっと深い戦略が立てられて、的確な連携が取れるようになれば、チームのみんなとお互いに高めあって、チーム全体で上達していけるのかなと思います。もっと深いところでソフトバレーに取り組んで、楽しめるようになりたいです。頭と身体を使って、動けるようになっていきます。
そして今日から、10月の公式戦に向けて、硬式バレーの練習も始まりました。 今日は参加できるメンバー全員で練習をして、久し振りの硬球の感触に、緊張感が胸の中で高まりました。
練習のはじめにキャプテンのしほちゃんが、10月の試合に向けては、ウィンターコンサートの練習や、畑作業と並行しながらバレー練習を進めていく部分が大きく、1回1回の練習により集中して臨んで、確実に上達していく意識で向かう、ということを話してくれました。1か月は、時間があるようできっとあっという間に過ぎ去っていくのだと思います。気持ちを集中して、向かいます。
今日の練習のなかで、のんちゃんとパスをしたとき、お互いにボールを落とすことなくパスが続いて(本来はそれが当たり前なのだと思うのですが)、ボールが一定の弧を描いて、お互いのあいだを行き来する感覚が心地良くて、嬉しかったです。 のんちゃんの、ボールがそれても、パッと追い掛けていって繋ぐ姿や、相手と声を掛け合いながらボールを繋いでいく姿勢に、一緒にパスをしていると気持ちを外向きに、前向きにして貰えるような心地がしました。 (自分も、相手の手元に落ちるような、良いボールを返したい) という気持ちが高まりました。
公式戦に向けて、第1日目の練習が、嬉しかったです。
○3チーム合同作業
夕方からの作業の時間に、半分畑と、吉畑下畑の第2弾のキャベツの中耕、土寄せ、追肥をしました。
今日の作業では、第2弾のキャベツの手入れと同時に、第3弾のキャベツの定植や、第2弾のキャベツの補植、崖崩れハウス前畑の定植と手入れなど、同時進行で行ないたい作業がいくつかあり、まりのちゃんが、定植チーム、崖崩れハウス前畑の手入れのチーム、半分畑・吉畑下畑の手入れのチームの3チームが連動しながら動けるように、段取りを立ててくれていました。 例えば、追肥・土寄せチームが草取りを済ませた第2弾のキャベツの畝から、定植チームのみんなが補植に入ってくれたり、その間に、追肥・土寄せのチームが、新しく定植されたキャベツの草敷きとネット掛けに入ったり、お互いに助け合う部分、共有する部分を持ちながらの連係プレーで作業を進めました。
ひとつのチームはそれぞれ10人弱なのですが、3つのチームがお互いに噛み合って連動して動くと、ひとつの大きなプロジェクトとなりました。 大きなエネルギーを持った流れのなかで、作業を進めていく感覚に、 (上手くいくだろうか) というスリリングな緊張感もあるのだけれど、心がわくわくするような楽しさを感じました。
今回、お隣のチームのみんなと連携を取りながら作業を進めるなかで、ふと、感じたことがありました。 自分は、自分の役割、進めるべき作業に精一杯になるあまり、ときに、全体を見ることを忘れている、と感じました。“自分のチームの担当の畑”“担当の野菜”“担当の作業”といったことに囚われて、拘っていて、きっちり線引きをして進めようとする気持ちが、心のなかに強くあるように感じました。
崖崩れハウス前畑のチームのみんなが手が空いたとき、リーダーのなるちゃんとゆずちゃん、みんなが、 「手が空いて、入れます」 と、まっさらな笑顔で駆け付けてくれました。その笑顔を見て、 (みんなにはもっと境界線がなくて、自分をサッパリと手放している) (みんなを信じて、自分を差し出している) という心地がしました。みんなは、その日のに行われる、なのはなの作業全体を見て、自分の担当の作業はあるけれど、なのはな全体の作業が上手く動いて、全体の畑や野菜の状態が良くなる、みんなが孤独になることなく作業を終えられる、なのはなはそういうところに視点をおいて動いているのだと感じました。
自分は、もう一段視野を広く持って、全体を思いやれる優しさを、身に付けなければならないと感じました。 自分の担当することに対して、責任感を持つことは大切だけれど、同時に、もっとみんなを信じて、手放す気持ちも必要なのではないかと感じました。 上手く言葉で表現出来ないのですが、“自分のこと”“みんなのこと”という境界線を無くしていくことが必要なのではないかと感じました。 誰かが困っているときには、自分のこととして同じ気持ちで取り組んで、自分が困ったときには、拘る気持ちを手放して、誰かに助けて貰う、誰も孤独にしないし、自分も孤独にならない、そういう姿勢が、心からの安心や幸福な生き方に繋がるのではないか、という気持ちがしました。
今回、崖崩れハウス前畑の手入れには、なるちゃんとゆずちゃん、半分畑と吉畑下の手入れには、あみちゃんと私が入って作業を進めました。
あみちゃんと一緒に作業をさせていただいて、学ばせて貰うこと、大きく助けて貰うことが本当にたくさんありました。 半分畑と吉畑下畑は、畑のDチームの担当で、今回は主に私が進め方のプランを立てる立場だったのですが、土寄せの仕方など、進め方に迷っていた部分があり、打ち合わせのときにそのことをあみちゃんに伝えると、 「シュミレーションしてみよう」 と、キャベツの株を前に、一緒に進め方の方針を固めてくれました。 キャベツのネットをはぐるときの方向や、作業をするときの動線の作り方、あみちゃんのプランの立て方、作業のときの振る舞い方から、学ばせて貰うこと、助けて貰うことが本当に多かったです。
あみちゃんリーダーのチームで作業に入らせて貰うことは、これまでに何度もあったけれど、自分が畑でリーダーをさせていただくようになるまで、作業のなかで、リーダーさんが状況をどのように見て、どのように考えて、プランを立てて作業を進めているのか、そういった視点で振る舞いを見ることができていなかったと感じました。 尊敬するリーダーさんのプランの立て方や、作業の進め方に触れさせていただけると、本当に勉強になります。日々、学び取って、吸収して、自分のものにしていきます。
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