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「大稲原」 たかこ




8月28日
 
 今日の早朝作業では、桃横田んぼの稲起こしをさせてもらいました。一昨日、初めて稲起こしをさせてもらったときは、夕方3時半から上田んぼでの稲起こしでした。昨日の夕方は、奥奥田んぼ。昨日と一昨日の夕方からの作業は、私は野菜切りや朝食当番があったので、3時半から5時までしかできませんでした。毎回途中で抜けることを残念に感じていたので、今朝は朝の6時から9時前まで、たっぷり田んぼにいられたことが嬉しかったです。夕方の作業でも、奥奥田んぼの稲起こしの続きをさせてもらいました。

 同じ稲起こしの作業でも、田んぼによって見える風景や感じ方が違います。
 上田んぼは、初めての稲起こしでした。ペアになったまりのちゃんが腰にスズランテープ入れを巻き付け、足袋を履いて田んぼの前に立つ姿がとても凛々しくて格好良かったです。稲レスキュー隊みたいだと、まりのちゃんの後ろ姿に見とれていました。
 自分が田んぼに入ると、目の前の稲を束ねることで必死でした。稲の列に沿って束ねていく方法を、教えてもらいました。
 
 2回目の奥奥田んぼでは、少し余裕が出てきました。食事の席で、誰かが、「稲起こしはテント立てのようにすると良い」と言っていました。その言葉を思い出しながら、雨風に倒れないテントを立てようと、稲を起こしていきました。
 田植えや稲刈りのとき以外で、田んぼの中に入れることは特別な感じがします。私は建築作業が大好きです。テント立てをイメージして稲起こしをしていると、田んぼの中で建築作業をしているような気分になって、とても楽しかったです。
 
 今日の早朝作業では、石生の桃横田んぼでの稲起こしでした。みかちゃんがリーダーで、まりこちゃん、まりのちゃん、さとちゃん、あみちゃん、さやねちゃん、のりよちゃん、もえちゃん、私の9人でした。3人ずつのチームになって、場所を分けて進めていきました。
 最初の目標は、桃横田んぼの3分の1位を終わらせることでした。作業が進むにつれて、どんどんみんなのスピードが上がっていくのを感じました。途中、みかちゃんの傍で作業をしているときに、みかちゃんが、「すごい速い」と言ったのが聞こえました。
 目の前の一束に集中して進んでいたら、あっという間に時間が過ぎていき、広い桃横田んぼが9割方仕上げることができました。最後のラストスパート。みんなで1か所に集まって、周りから攻めるように稲を起こしていきました。みんなの力が集まると、こんなに広い田んぼもあっという間に作業が終わるのだと嬉しかったです。
 
 桃横田んぼに入って身を屈めながら目を上げると、稲の穂先がどこまでも続いていました。稲の海のなかにいるような気持ちになりました。大海原ではなく大稲原です。稲の海をイメージすると、朝の通勤の車が海上を走る船に変わりました。
 田んぼの外から見る景色と田んぼの中から見る外の景色は全然違う、そう思いました。田んぼの中に身を沈めただけで、見える景色ががらりと変わることがとても新鮮です。
 今日は、自分が船になって稲を起こしながら大稲原を進むような気持ちになりました。川遊びから、奇麗な景色を見て心が動いたとき、句を詠みたくなります。
 
今日の一句:大稲原 稲立て進む たかこ丸
 
 稲の海にいることをイメージして稲起こしをしていたら、途中で周りに誰もいなくなった時がありました。みんなは身を屈めて作業をしていて見えません。一瞬、本当に大海原に独りぼっちで取り残されたように怖くなりました。
 草刈り機の大きな音がしています。田んぼの畦を見ると、なおちゃんとしほちゃんが草刈りをしていました。2人の姿に安心しました。稲起こしだけでなくて、稲刈りに向けて田んぼの草刈りも進めてくれていました。
 
 夕方の作業では、上田んぼの稲起こしをさせてもらいました。上田んぼに入って身をかがめると、足下からふわっと海の磯の香りがしました。上田んぼは水が結構引いていて、白い稲の細かい根がぎっしりと絡み合っていました。稲の根はふわふわとしていて、手で掴み上げると1枚のフェルトの生地のように持ち上がりました。
 白い稲の根に深緑の藻が生えていました。顔に近づけると、強い潮の香りがしました。山の田んぼの中で海の香りがすることがとても不思議でした。
 潮の香りに包まれていたからか、稲の中に身を屈めて、緑の藻のような地面を見ていると、海の中で海草のあいだを泳いでいるような気になりました。この上田んぼの稲起こしが一番好きだなと思いました。
 
 毎日、稲起こしの作業をさせてもらえることが、とても嬉しいです。私はあまり器用ではないけれど、3日間連続して同じ作業をさせてもらって、稲起こしが自分の手や体に染み込んできました。
 手袋をすると、スズランテープを力を込めて堅く結ぶことができなくなります。手袋なしで作業をしていると、手に稲の葉で切り傷が沢山つきました。洗いやお風呂でお湯にさらすと、ちょっとズキズキします。その切り傷も稲起こしの勲章みたいで、嬉しいなと思います。白くて細い奇麗な手よりも、黒くてがっしりとした動ける手に憧れます。体だけでなくて、手も鍛え上げていきたいです。
 
 上田んぼと奥奥田んぼでは、まむしが出ました。まむしに噛まれたら死ぬこともあります。田んぼに入ることができて嬉しいけれど、危険があるということもしっかりと意識して作業をしていきたいと思います。
 
 今日の夕方、奥奥田んぼの稲起こしをしているとき、気が付いたことがあります。みかちゃんやなるちゃんが教えてくれたとおりに、2条ずつ6~8本ずつを奇麗に列に沿って束ねている場所は、稲が倒れずにきちんと立っていました。所々、ランダムに列が滅茶苦茶に束ねられているところがありました。その場所では、稲はすでに斜めになって重なり合って倒れてしまっていました。もう一度スズランテープをほどいて、束を奇麗に整えて結び直しました。適当な仕事をしてしまうと、あとで二度手間になってしまうのだと思いました。
 リーダーさんが教えてくれたとおりに、正確な作業をすること。そして、見た目に美しいと感じられる作業をすること。それが質の高い作業に繋がるのだと思いました。しっかりとリーダーさんの教えてくれる本質を見極めて、良い仕事をしていきたいです。
 
 田んぼの稲起こしの作業が大好きです。ずっしりと重みのある稲を抱いていると、稲刈りが近いと実感できます。稲刈りまであと10日ほど。みんなで美味しいお米を収穫できるように、しっかりと自分のできることをしていきます。
 
 
○みとみちゃんとろくすけ君

 夕方にみとみちゃんとろくすけ君がなのはなに帰ってきてくれました。9月頭までなのはなにいてくれると教えてもらって、一緒に過ごせることがとても嬉しいです。
 ろくすけ君と初めて会ったのは、2015年の秋口。美作のウィンターコンサートの時だったなと思います。まだ生まれて直ぐのろくすけ君がお父さんの腕の中に抱かれていたのを見て、びっくりしました。今日ろくすけ君が食堂に歩いて入ってきたのを見て、大きく成長していることが嬉しかったです。一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいです。

○12月まで目標
 
 今日は、ボーイングチームでお父さんに今後の過ごし方についてお話を聞かせてもらって、嬉しかったです。中学生が高校生になるときの春休みのように、何も宿題がない自由な時間を大切にして、気持ちをつくっていきたいと思いました。
 12月のコンサートと税理士試験の発表まで、みんなと一緒に作業やコンサートへ全力投球していきます。具体的な目標です。
 
・日々の作業やコンサート係で、任された役割をしっかりと果たす
・お父さんとお母さんのお話を聞いて、みんなのベスト日記を読んで、正しい感じ方を自分のなかに入れる
・ソフトバレーで上手くプレーできるようになる(練習が始まったら、もっと具体的にします)
・アコースティックギターで1曲弾けるようにする
・なのはな企画の経理(特に10月末の決算)を、なおちゃん、さやねちゃんと進める

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