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「古畑のブルーベリー ――鳥からブルーベリーを守る『ブルーベリーのお家』――」 すてら




  7月に入り満開に咲いた白い花が散り、少しずつ、少しずつ、新しくつけた実を膨らませ始めた古畑のブルーベリー。

 冬場に盛男さんと追肥させていただいた6つある全ての株は、おじいちゃんの心に応えるようにぐんぐん成長していて、おじいちゃんの智恵の貴重さと優しさをたくさん感じさせていただいているこの頃です。
 一緒に担当している、たかこちゃん、まあちゃんの3人で待ち合わせて、ブルーベリーの様子を見に行ったり、当番を決めて水やりを毎日行っています。
 今朝もたかこちゃんと一緒に収穫をして来ました。
 何度足を運んでも、毎回声を上げてしまいたくなるくらい、1粒1粒が奇麗な丸みをおびた形に膨らんできていて、昨年よりも1・5倍もの大きさまで実が太ってきていて、収穫をしていると目がぱちりと開いて楽しくなってきます。
 収穫をするときは、鳥よけ対策のネットの中に入って、色づいたモノから、優しく親指と人差し指で摘んで実の色や大きさ、形、柔らかさを基準に収穫をしています。
 私は収穫の判断を難しく感じていて、適切な時期に適切な収穫を行うことに少しばかり苦手意識があるのですが、お父さんが教えてくださる「心の目を使って判断する」というのを胸に、1つひとつの実をベストなコンディションで穫ってやりたいと心掛けて、収穫をしています。

 ■鳥よけ対策

 ブルーベリーをヒヨドリから守ってくれている鳥よけを、私たちは、『ブルーベリーのお家』と呼んでいます。
 箱形に立てられた防虫ネットが掛かった支柱の中に入ると、ブルーベリーの本茎を近くに、青々と茂った葉を肌と心で感じることができて、中に入ったときの特別な落ち着きや守られている空間にすっぽり身を置いていると、安心感が湧いてきて、ブルーベリーとの時間がとても好きです。
 『ブルーベリーのお家』とは、つい最近建てました。竹で支柱を作り防虫ネットでブルーベリーの木の周りを囲ったものです。オブジェのように美しく、立派な鳥よけです。
 この春から夏にかけてブルーベリーの株から新しい枝が生え始め、木が高く、横にも広がるように大きく育ってきていて、当初使っていたトンネル式の鳥よけ対策が小さくなってしまい、ネットに当たる枝が曲がり始めてきたことから、新しいものに作り替えるのはどうだろうかと、畑を全体的に見てくれているみかちゃんに相談させてもらったことがきっかけで作ったものです。

 


〈古畑の南側の斜面に植わっている6本のブルーベリー。
今回、鳥よけ対策として、防虫ネットでブルーベリーの木を囲いました〉

 たった6つしかないブルーベリーのためでも、みかちゃんは真剣に一緒になって考えてくれました。葉が窮屈そうにしていることを、自分以上に心配してくれました。
 近場にあったホワイトボードに黒いマジックで、いくつかの支柱の案を書き出して、一番良いモノを作ったら良いと言ってくれました。

 ■求めていたもの

 私はみかちゃんが教えてくれた、ウリ系の作物が埋まっている畑で日よけとして使われている支柱に防虫ネットを這わした鳥よけ対策のアイディアに、(私が求めているモノはこれだ!)と感じて、みかちゃんに相談を聞いてもらえて良かったと感じました。
 それからは、物事が自然と転がるように進んでいきました。気が付けば立派な鳥よけが完成していて、その中で枝を自由に伸び伸びと伸ばすブルーベリーの姿が毎朝見られるようになりました。
 全て、1つの思いがあって、助けてくれるみんながいてくれたからこそ、実現できた夢なんだと感じています。
 私は支柱を建てることが初めてでした。けれど、一緒にブルーベリーを担当しているまあちゃんは、この夏、色んな畑で支柱を立てた経験があり、支柱立てには横竹と縦竹が必要で、縦竹を支えるには杭が必要だとか、ネットを這わすには洗濯ばさみにスズランテープをくくり付けたものを使ったら良いだとか、いくつもの智恵を共有してくれ、それを元に、夜の隙間時間に3人で集まって、どういう形と大きさの支柱を立てるか計画をたてました。
 私たちに共通していた思いは、「良いものが作りたい」という思いでした。

 ■ベストな形をイメージして

 計画を立てる段階から、ベストな形のイメージを持って話し合いが進みました。
 そして、開いた時間をどう使ったら短時間で作り上げられるか、効率良く進むことも考えたりしました。たかこちゃんの冷静な空気に気持ちを正されたり、まあちゃんの明るい空気にプラスなほうへ引っ張ってもらったり、3人で過ごせる時間が嬉しくて貴重でした。
 計画が立ってからは、竹の管理をしてくれているなるみちゃんに声をかけました。
 ブルーベリーに鳥対策用に支柱を立てたいことを伝えると、笑顔で対応してくれ、いつもの軽いフットワークで、話しを聞いてくれた翌日の朝7時から竹置き場を案内して、適切な竹を一緒に選んでくれました。
 ネットを掛けるためだけなので細くても良いと伝えると、丈夫で強い『大名竹』というのが良いんじゃないかと、立派な竹を取り出してくれました。
 私は取って来た竹が種類別に保管されていることを改めて感じ、有り難くなり、いつもなるみちゃんが竹を移動させている姿が目に浮かび嬉しくなりました。
 手に入った竹は、たかこちゃんとまあちゃんとで一斉に必要な大きさに切りそろえ、いつでも建てられるように準備をしました。
 いよいよ支柱を立てるとなった2日後の夕方、前々から声を掛けさせてもらった人たちが駆けつけて来てくれました。

 


〈ブルーベリーは収穫してしまうと、
追熟させることはできません。
完熟したもののみを収穫していきます〉

 
 
 ■仲間と一緒に

 ブルーベリーを囲うように、私たち3人の他、なつみちゃんやのんちゃんがいてくれて、すぐ側にゆいちゃんやしほちゃんの思いがあって、夕食後にはお仕事組さんのやすよちゃんも駆けつけてくれ、暖かいなかで支柱立てをさせてもらえたことが嬉しかったです。
 当番などあって来られなかった人も何人かいたけれど、「一緒に作ろう」と好意的に声を掛けてくれたことが嬉しくて、いつでも助け合える仲間がいてくれることを思ったとき、自分が恵まれているのを感じ、感謝の気持ちで一杯になりました。
 実際、支柱を立てられる時間は限られていました。夕方の1時間と、日が暮れるまでの30分。完成できるかどうか始めの頃は少し心配になったりもしたのですが、周りにいるみんなと汗を流して竹を地面に打ち込んでいると、きっと大丈夫な気がして、大きな気持ちでいられました。
 完成した支柱を見たとき、思わず声を上げてしまいました。
 想像していた鳥よけ対策よりも立派で頑丈で大きなものができ上がっていて、ブルーベリーが安心して大きく抱かれるように眠っているかのように見えました。この夏、美味しい実がたくさん収穫できるであろう予感に、ちゃんと手入れを最後までして、みんなの食卓に甘酸っぱいブルーベリーがたくさん上がるように、これからも、みんなと一緒に協力し合って頑張りたいと思いました。

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