6月17日「収穫多き多きタックの旅」 なお

○収穫多きタックの旅
 
 約12時間の日帰りの模試の旅から、帰ってきました。
 ボーイングチーム3人は今日、TAC岡山校で全国公開模擬試験を受けました。私にとって、多くの収穫を得られた1日となりました。岡山市まで受けに行くことができて、良かったです。
 
 出発は、午前8時。あいこちゃん、のぞみちゃん、ひなのちゃんと一緒に、6時半に朝ご飯をいただきました。食後に身支度(もちろん、試験の衣装は“簿記部Tシャツ”です!)をしてから、しばらくテキストの確認をして過ごし、7時45分に食堂の冷蔵庫に入れていたお弁当を取りに行きました。朝食の準備をしていたさとわちゃん、なっちゃん、ともかちゃん、あけみちゃんたちと、「いってきいます」「いってらっしゃい」と挨拶を交わしました。
 
 今朝は朝食前に全員での水やりがあり、みんなは畑に出ていました。リビングで室内作業をしていたはるかちゃんが、笑顔で手を振ってくれました。私たちが出発するとき、ちょうどタンクを積んだ軽トラに乗ったあゆちゃん、ちあきちゃん、まきちゃんたちが古吉野の玄関の所に帰ってきたところでした。黒ヴィッツに乗った私たちは、あゆちゃんたちに見送られて、津山駅へと向かいました。今回は本番ではなく模試試験なのだけれど、やはり家族の笑顔に見送られると、心強くて安心します。
 
 8時50分津山駅発のバスに乗り、岡山駅まで行きました。バスが走り始めると、私はすぐに眠りに入りました。時折覚醒してはいくつかの理論を頭の中で唱え、また眠りに入る、という繰り返しで、2時間半の時間は過ぎていきました。予定どおりの時間に岡山駅にバスは着きました。
 
 TAC岡山校は、岡山駅東口を出てすぐのところにあります。試験会場であるその校舎には10時半に到着しました。私たちが受験をする2限目がはじまる12時半まで、約2時間あります。3人で試験がある部屋と、自習室、休憩室の場所を確認してから、それぞれ別行動に分かれました。本試験と同じように、自分のペースで試験時間までを過ごすためです。
 
 私は、少し早いかなと思ったのですが、すぐにお弁当を食べました。本試験の日も、たぶん試験開始の2時間前くらい(試験が9時開始なので、7時頃)に朝食を食べることになります。せっかくの機会なので、できる限り本番に近いタイムスケジュールで動いてみることにしました。
 休憩室の窓に面した席に座りました。たかこちゃんのにぎってくれた梅干し入りのおにぎりは、塩加減が絶妙で美味しかったっです。
(この鮭はともかちゃんが焼いてくれたもので、キャベツはなのはな特製の塩麹が使われていて、卵焼きはもちろんハート型。私は今日模擬試験を受けに来た誰よりも美味しく愛情たっぷり、栄養たっぷりのお昼ご飯を食べているのだ)
 私は1人、にんまりとしながらお弁当をいただきました。
 
 私は、外の景色がよく見えるその窓際の席が気に入りました。窓の外からは明るい光が入ってきました。見える景色は、自然の山々……ではなく、駅前のビルなのですが、それでも、太陽の光や、空の色などが見えると、私はほっとします。自習室はあるのですが、その休憩室が落ち着くなと感じたので、私はそのままそこで勉強をすることにしました。
 
 まず、計算項目の要点を確認しました。自分でまとめたモノと、大原の要点チェックノートを読みました。1時間が経ちました。1限目が終わり、昼食を食べに来る人たちが増えて来ました。席を空けるために、私は移動をしました。自習室へ行き、理論の暗記をしました。試験時間が近づき、少し気持ちがそわそわとしてきました。12時少し前に、お手洗いに行きました。ちょうど、たかこちゃんとすれ違いました。
「あ、なおちゃん」
 たかこちゃんが笑顔で声をかけてくれました。私は、たかこちゃんの表情がとても綺麗だなと思いました。たかこちゃんには、良い緊張感と落ち着きがあって、その空気に私はとても安心しました。すれ違って、一言声を交わしただけなのだけれど、その一瞬の空気に、私は勇気づけられました。
 
 12時に、試験がある教室に入りました。たかこちゃんが一番初めに来て座っていました。私は、たかこちゃんの前の席でした。
「本番と同じだね」
 私はたかこちゃんに言いました。本試験の受験番号は、たかこちゃんと私は1番違いです。席も本番と同じ並びなのが嬉しかったです。さやねちゃんは、本試験では少し離れているのですが、今日の模試ではたかこちゃんの後ろで、3人縦に並んで座ることができました。
 
 部屋には、長机が20台ほどあり、2限目の受験者数は、25~30人くらいでした。私は真ん中の列の長机で、1つの机に2人が座っていました。
(本試験の長机より、幅が狭いな。このパイプ椅子はとてもふかふかしているな。それにしても1人の試験官の女性はずいぶんとラフな格好だな(赤のボーダーの長袖シャツにデニムのサロペット)。TACの講師の方なのだろうか)
 などなど、試験の部屋を観察しつつ、受験票や筆記用具、電卓などを準備しました。理論の苦手な項目をいくつか(資産関係、欠損、外国税制など)を読んで、試験前最後の確認としました。後ろに座っているさやねちゃんの席から、シャラン、シャラン、と福音鈴(以前、村田先生にいただいた合格祈願のお守りの鈴)の音色が聞こえます。さやねちゃんは、ペンケースにその鈴をつけていました。その音色を聞くと、すぐ側に村田先生の応援があるように感じて、嬉しかったです。
 
 12時20分。問題用紙と解答用紙が配られて、住所や名前、受験番号などの必要な項目を書きました。インクをたっぷり補充した万年筆のすべりは好調。愛用のパイロット・ボーテックスに、今日もよろしくお願いします、と心の中で声をかけました。ジェットストリームと蛍光ペンにも、よろしくとお願いしました。そして12時30分。法人税法の模擬試験の開始です。
 
 前段がすっかり長くなってしまいましたが、ここからが今日の日記のメインテーマ。試験問題の話しになります。
 
 感想を一言で言うと『得るものの多い、とても良い問題だった』、です。
 
 理論、計算共に、難問奇問、できなくて当然、というような項目がありませんでした。基礎的なことを深く、正しく理解しているか、そして適格に判断して解答を導くことができるか、ということを問う問題であったと感じます。
 とろうと思えば満点を取ることができる人もいるのでは、と思えるものでした。もちろん、現実的には満点は難しいことです。2時間という枠の中で、初見の問題を解く訳なので、難易度だけで満点が取れるというものではありません。ただ、これは絶対に捨て項目というのがなく、かつ、ボリュームもそれほど多くはなかったという意味で、満点も可能な問題だった、ということです。
 
 さて、実際に私はどうだったか、というと、理論も計算も、半分もとれていないと思います。今回でできなかったところは、初見だから仕方ない、未学習だから仕方ない、で済ますことができないことばかりです。つまり、今回解けなかった問題、間違えたところは、すべてそのまま、イコール本試験までにできるようになる必要があるもの、と言えます。
 
 昨年までのTACの模擬試験の印象は、未学習の論点が出る(TACの授業ではやったのかもしれないですが、自分は未学習)、難解で手がつけられない問題がある、というものでした。だから、正直に言って模試の出来不出来は、それほど重要視していませんでした。
 けれど、今回はまったく違いました。TACという同姓同名の全くの別人に出会ったような、そんな印象です。
 まったくもって訳がわからない、ということはなくて、自分が勉強した範囲のことがほとんどでした。だからこそ、できなかったことで、自分の理解が浅い所や、パターン学習に陥っていて、本質を解っていなかった、など課題がはっきりと見えたのです。
 
 具体的にいくつか書きます。
 
 まず、理論。問1と問2の二問体制で、それぞれ設問が3つずつでした。理論で致命的なのは、そもそも私の出した結論が間違っていて、いくら覚えた条文を駆使して解答を書いても、それはまったく意味がなかったということです。私の勉強が暗記に偏っていて、理解ができていないことがその原因です。事例を読み、どういう取扱いになるのか答える。その取扱い(結論)が、間違っているのです。例えば、問1の設問1は、法22条益金損金に関する問題では、工事の請負の事例があり、そこから損金になるのはいくらか、ということを根拠とともに答えます。私は、損金にできないものを、できると結論づけてしまいました。損金となるその定義、本質を、私はわかっていませんでした。
 
 問2でも、完全なる勘違いで条文を書いていました。外国子会社の解散に関する問題でした。そもそもグループ税制は内国法人間のみに適用されるにもかかわらず、私はグループ税制の理論をずらずらと書き、その最後の方ではたと、これは内国法人だけだったと、気付きました。外国子会社の配当の理論を書こうとしましたが、もう時間がありません。私は不要な部分を消して、最後の設問3に行きました。
 
 理論を丸暗記することばかりに力を入れて、理解が伴っていないことが、今回の理論ができなかった原因です。実判などでは、結論に悩む、という問題はまだ出ていませんでした。事例を読み解き、どの規定が適用されるのかさえ判断できたなら、覚えているモノをそのままアウトプットすれば正解となりました。しかし、今日の問題や、いま直前講義で習っている応用理論は、そうではありません。結論を出す、判断する、ということが難しいです。結論は、2つにひとつ(例えば、益金になるかならないか、ある規定が適用できるかできないか、など)、しかし条文にそのままあてはめて、シンプルに適用の可否がわかるようなものではありません。ただの暗記では、結論は導けません。反対に言えば、個々の法律の本質を深く理解できていれば、どんなに事例が複雑に見えても、結論を出すためのキーポイントに気付くことができるのだと思います。
 
 法人税法は、理解と暗記の両輪である。そのことが、日に日に実感として感じられます。法人税法の理論は、本質を理解して結論を正しく出すことができ、根拠法令は一字一句条文どおりではないがぼんやりとは書ける、という方が、完璧に暗記していて理解は低いというよりもずっと強いのかも知れない、と思いました。
 そして、それは実務とも直結しています。仕事では、条文は調べれば済むことです。しかし、お客様に聞かれたことに対して、間違った結論を出してしまったら、それは取り返しの付かない問題になります。
「これは、損金にしてもいいですか?」
 と聞かれて、損金にしても良いですよ、と答える。そして申告をした結果、法人税法上は損金にしてはいけないことがわかり、税務署に指摘され、修正申告、追徴課税、となったら、税理士としての信頼は完全に失われます。訴訟、損害賠償になると思います。
 最近の本試験の理論問題は、暗記ではなくこのように理解を問う問題が多くなってきています。それはきっと、税理士となってお客様に正しいアドバイスができる人を、求めているからなのだと思います。
 
 理解ができていない、という私がいま抱えている問題は、試験に受かるため以上に、税理士になるためには致命的なことです。
 理解と暗記のバランス、その塩梅がとても難しいです。暗記に偏っているといっても、まだ長期記憶となっていないものがほとんどです。暗記を回していく時間も、かなり必要です。どの程度の暗記が最低限必要で、どうしたら理解が深まるのか。理解を深めなくてはいけないという課題は見えたものの、深めるための方法はまだ見つけられていません。とはいえ、時間は有限です。できることは、大原のカリキュラムを信じて、解くべき問題を解き、読むべきテキストを読み、聞くべき講義を聞き、覚えるものを覚え、ということしかないと思います。
 
 
 次に計算について。
 こちらも、基礎的な項目がほとんどであったにも関わらず、落とした項目が多かったです。まず最初の組織図を書いた所で、混乱が起きました。法人間の支配関係だけでなく、その上に個人による支配があり、途中でわけがわからなくなってしまい、支配関係の判定が正しくできませんでした。試験後に解説を読んでみたら、なにも複雑なことはなかったのですが、今まであまりなかった支配関係のパターンに直面してパニックになってしまいました。支配関係の判断を誤ったことで、それに関わる項目はすべて雪だるま式に落としました。
 
 それから、自分の課題として感じたことは、詰めが甘いということです。例えば、減価償却の問題で、気をつける点が2つあるものがありました。それは償却改定と、事業共用日です。私は、改定償却率を出した所で、(よし、これには気付くことができた、きちんと率も出せた)と安心して、月数按分をすっかりと忘れていました。本当に基礎の基礎のミスです。詰めが甘いです。他の項目の計算パターンも、どこか一箇所でミスをして、最後の結論となる数字が合わないということがとても多かったです。
 途中でこれはできたと思って調子に乗ってはいけないと痛感しました。ひとつひとつの項目を、計算パターンの最後に来るまで気をゆるめてはいけないと思いました。
 
 計算できちんと解けたのは、数字を写すだけの租税公課と、シンプルな役員給与、使用人給与の部分だけでした。あとは、上記の詰めの甘さが出た間違いと、グループ税制の計算ができなかったということで、大幅に落としてしまいました。基礎を絶対に落とさない、という大原則を、私はしっかりとたたき込まなくてはいけないと思いました。
 
 それにしても、TACの模試は今の自分を写すのには最適の、本当にありがたい問題だったとあらためて思います。結果は良いものではないけれど、とても楽しかったです。解説を読んで、さらに面白く、興味深く感じました。できなかったことは痛かったけれど、痛くなければ課題に気づけなかったです。
 模試に行く前は、他の受験生の中で解くことが一番の目的だと書きました。終わってみれば、その目的を果たせたのはもちろんのこと、それに加えて、これからの勉強の課題を見つけるという大きな収穫も得ることができました。
 
 試験が終わった帰り、3人で駅前のロータリーの近くにある桃の木を見てきました。木には、袋がけがされていました。中をちらりとのぞくと、直径7~8センチの実がなっているものもありました。品種はわからなかったのですが、駅前に桃の木があるというのが、さすが岡山だなと思いました。18時過ぎのバスに乗り、私たちは津山駅へと帰りました。
 
 夏至が近く、午後8時前に津山駅に着いたときもまだ空は少し明るかったです。駅前から車に乗り、古吉野へと向かいます。たった12時間なのに、まるで1泊してきたように感じました。
 模試の最後に、嬉しい出来事がひとつ。古吉野のグラウンドに向かう坂道で、蛍を捕まえました。とても大きな蛍でした。さやねちゃんが、ホタルブクロが坂道の途中にあるよ、と教えてくれて、花を採りに行きました。
「ホタルブクロに蛍が入っているの、見たことなかったんだ」
 さやねちゃんはとても嬉しそうに言いました。
 私は蛍をそっと手に包んで、校舎の中へと入りました。こうみちゃんとゆうなちゃんに、蛍を見せました。ふたりは、とても喜んでくれました。こうみちゃんが、蛍をホタルブクロの中に入れてくれました。廊下の電気を消すと、ホタルブクロのランプにあたたかな明かりが灯りました。廊下で会うみんなが、「お帰りなさい」と小さな声で声をかけてくれました。
 
 お父さんとお母さんにも、無事に帰りましたとの挨拶ができました。
「お帰り、お疲れさん」
 お母さんが笑顔で向かえてくれました。
「手応えはどうだった?」
 とお父さんは私たちに聞き、その上で今回の結果に一喜一憂せず、本試験までの残りの時間をしっかりと勉強をしていくようにと言ってくれました。
 
 この模試で明らかになった課題が、いくつもあります。その『気付き』を、焦りや不安を大きくすることにつなげてしまっては、せっかくの良い体験が逆効果になってしまいます。私は、中庸を忘れて、ゼロか百かになることが多いので、気をつけます。いくら課題があるといっても、勉強方法を根本から見直す、という時期ではありません。本試験まで、約7週間です。今までの勉強方法で積み重ねてきたことを信じて、そこにプラスアルファしていく、という気持ちで進みます。
 
 この模試をひとつの区切りとして、また明日からの勉強に取り組みます。来週から、大原の模擬試験が再び始まります。実判よりワンランクアップした、直前対策模試試験とプレ模擬試験がそれぞれ2回ずつ、計4回あります。本試験に近いレベルの問題になります。1日のタイムスケジュールを模試バージョンに切り替えていきます。
 長い日記になってしまいました。読んでいただき、ありがとうございます。

 
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6月17日「TAC模擬試験を終えて」 たかこ

 お父さん、お母さん 今日はTAC全国模試を岡山市まで受けに行かせてもらい、とても充実した1日を過ごすことができました。ありがとうございます。
 同じペースでの勉強に、少し気が緩んでいました。今日の模試は、報告したとおり、酷い結果でした。最初はいけるかなと思ったのですが、解いていると時間が足りなくなり、計算では弱いところを突かれ、散々な結果に終わりました。
 緩んでいた気持ちが、一気に引き締まりました。よい緊張感ができました。これから本試験まで7週間と数日です。このタイミングで仕切り直しをすることができて、本当に貴重な1日を過ごさせてもらいました。
 
 朝起きてお客様玄関の前を通ると、ひまわりが生けてありました。夏を先取りしたような存在感がありました。はっきりとしたオレンジ色を見ていると、目が覚めました。
 朝6時15分に食堂集合。あいこちゃん、のぞみちゃん、ひなのちゃんとボーイングチームの3人で、お弁当や朝食の準備をしました。6人でのゆったりとした朝食が新鮮で、嬉しかったです。
 
 朝8時前に古吉野出発。空梅雨の青空が広がっていました。少し雨が降ってほしいねと話しながら、津山駅に向かいました。津山駅からバスに乗り、岡山駅西ターミナルまで、約1時間半。ゆったりと座ることができたので、私は法人税の理論を1章から7章まで唱えて確認することができました。
 
 TAC岡山校は、駅から徒歩3分くらいのところにありました。自習室は、電卓が使える教室と電卓が使えない教室がありました。電卓の使える教室で、1時間ほど試験に備えて、間違いノートや理論テキストを復習しました。
 電卓を叩く音、テキストをめくる音、遠くで車の音が聞こえました。張り詰めた緊張感が、とても心地よく感じました。あっという間に時間が過ぎ、休憩室でお弁当を頂きました。なのはな産の梅干しのおにぎり、鮭、ヒジキ、卵焼きに、なのはなに居るような、ほっとした気持ちになりました。さとわちゃんが用意してくれたリボビタンDでエネルギーチャージして、模擬試験の教室に向かいました。
 
 席はなおちゃんの後ろでした。私の後ろは、さやねちゃんでした。簿記部Tシャツを着た2人に挟まれて、とても安心しました。不思議なくらい、焦りや変な緊張を感じませんでした。
 本番と同じように、なおちゃんの背中を見ながら、試験を受けることができて嬉しかったです。12時半に試験が始まってから、夢中でペンを走らせ続け、電卓を叩きました。時間が飛ぶように過ぎていきました。
 
 2時間の試験が終わった後、すぐにビルの外に出ました。TACの休憩室から、岡山駅の敷地内に桃の木らしき木があるのが見えました。本当に桃の木かを確認したくて、すぐそばまで行ってみました。4~5本の桃の木がありました。オレンジ色の袋がけをされた、直径が小指の長さほどの桃が沢山生っていました。岡山市の中心、駅の敷地内の芝生に桃の木があり、しかも袋がけをしてある。さすが岡山と、嬉しくなりました。桃の木のそばに座って、お弁当の残りを食べながら模擬試験の答え合わせをしました。
 
 結果は酷かったです。でもこれが今の自分の力なのだと、思いました。それ以上でもなく、それ以下でもなく、自分の力がそのまま結果として出ただけだと思いました。
 
 かなりぼろぼろの結果だけれど、そのことがかえって嬉しかったです。あと本試験まで約1か月半あります。今ここで中途半端に良い結果が出て、驕りが生まれ気が緩むよりも、自分は全然できていないと思い知った方が、試験までの残された時間を大切にしていくことができます。
 
 今日の問題はとても良い問題でした。
 今日の法人税法の試験は、こういう論点の組み合わせもあるのかと新鮮な驚きがあったり(答えを見るまでは間違ったほうへ突っ走ってしまい、全然違う答えを書いてしまいました)、ここはまだ詰め切れていない、理解し切れていないというところにぐっと切り込んできてくれました。お陰で私の弱いところ、苦手なところが洗い出されて、これから何をしたらいいのかが分かりました。それがとても有り難かったです。
 
 今まで沢山積み重ねてきたから、基本的なことはできています。あと一歩、あと半歩の応用力、実践力、そして統合力の問題なのだと思います。
 
 今日は、外国法人にはグループ税制は適用されない。その基本的なことがすっぽりと抜けていて、大失敗をしました。理論4-3の外国子法人、4-2のみなし配当、12-6の残余財産の全部分配と今までにない論点の組み合わせに、対応することができませんでした。
 1つ1つの論点、理論は分かっていても、複数の論点・理論が組み合わされて出されたときに、とっさに反応することができません。そこから本質を見抜いて、正しく素早く判断することが苦手です。そして、法人税法で1番大切な2-1の理論(法22条)を掴み切れていません。それは大きな課題です。
 でも決して諦めずに、気持ちを前に向けて、できることを増やしていきます。本質を見抜く力をつけていきます。
 
 これからもできる限り、未消化の論点、苦手な項目、まだ解いたことのない新しい視点での問題にあたり続けたいと思います。できるだけ今の自分の実力よりも高いレベルの問題に向き合い続けて、本番までに自力を最大限に高めていくこと。それが1番の願いです。
 
 できない自分を怖れていては前に進めない、そう思います。できないことにいちいち気持ちを落とさない。誰よりも打たれ強くなるつもりで向かい続ける。税理士試験を通して、強い心をつくっていきたいと思います。
 税理士試験は競争試験だけれど、何よりも越えていかなければいけないのは自分自身だと痛感しました。自分のなかの弱さ、逃げたくなる気持ち、適当なところで手を打ってしまう浅さ、無責任さ……今の自分より少しでも高いところへと、一歩でも上へ上へと登り続けたら、いつかきっと雲の上へ突き抜ける瞬間が来ます。その瞬間を信じて、進みます。
 
 岡山駅から津山まで帰るバスでは、一番前の席に座りました。岡山市を抜けて田んぼや山が広がる景色が目に入ってきたときに、そういう自然の風景が心にしっくりくると思いました。
 真っ直ぐに植えられた田んぼの苗。夕日に染められたオレンジ色の雲が映る水面。濃い緑の山並みがどこまでも続く景色。クリーム色の栗の花が満開に咲き、紫陽花の赤紫、青紫、ピンク、白……。久しぶりに、山や田んぼをゆっくりと見ることができました。
 美しい景色を見た感動は、物のように形には残らないけれど、私の心の中に確かに刻まれていきます。自分が美しいと感じる景色を、心の中に積もらせていきたいです。穏やかな自然に緊張していた心が静まり、また明日からの勉強に向けて頭や身体がリセットされていきました。
 
 岡山駅の桃の実は、これから夏本番に向けて、ぐんぐんと膨らんでいきます。私たちの8月の本試験の頃、桃はもう収穫されているのかなと思います。
 岡山市の中心で、ビル群に囲まれた桃の木を見て、懐かしい知り合いに会ったような嬉しい気持ちになりました。これから本試験に向けて、私も桃の実のように、新しい知識を吸収して大きく成長していきます。また夏の試験の時、桃に会いに行けたらいいなと思います。
 今日は、とても充実した1日を過ごすことができました。ありがとうございました。




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「夏の集大成」 8月1日

「再会」 8月2日

「86回」 8月3日

「桃とあんなちゃん」 8月4日

「一瞬の美しさを大切に」 8月5日

「勇気と信じる気持ちをたずさえて」 8月6日

「地固まる」 8月7日

「強く信じて前に進む」 8月10日

「法人税法の神様に誓う2時間」前編 8月9日

「法人税法の神様に誓う2時間」後編 8月9日

「常にプレーヤーとして生きる」 8月11,12日

「シンプルで本質的な生活」 8月12日

「強さと、笑顔を」 8月13日

「なのはなとしての正しさを、自分の中にいれる」 8月14日

「私の夢」① 8月8日

「私の夢」② 8月9日

「私の夢」③ 8月10日

「安心できる場所」 8月15日

「虹のお誕生日」 8月16日



〈8月9日、試験会場のサンメッセ香川にて〉
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