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「接ぎ木苗作り ――難しいからこそ 成功する楽しみ――」 まりの




 なのはなの苗作りで、今年、初めて挑戦してみることがあります。
 接ぎ木苗です。言葉は聞いたことがあり、売られているのも知っていましたが、自分たちでできるものだろうかと、楽しみでもあり、緊張もしていました。

 

 ■接ぎ木苗つくり

 4月24日は、盛男おじいちゃんが来てくださり、キュウリとスイカの割り接ぎをしました。
 最初に残念なことがありました。おじいちゃんが苗を見られてわかったのですが、接ぎ木をするには苗が大きすぎてしまったということです。
 本当は、本葉が出る前が良かったのに、既に苗は本葉が大きく開いてしまっていました。もっと早く、
「このくらいの大きさです」
 と、伝えさせてもらうべきだったと思っています。2、3日早ければ、丁度良かったとおじいちゃんも言われていました。
 それでも、この苗でやってみることにしました。
 この日にやったのは、割り接ぎというやり方です。まず、台木の芽の部分を切り落とします。その子葉のつけ根から、1・5センチくらいの切れ込みを縦に入れます。このときに、丁度真ん中に切れ込みを入れないと、失敗してしまいます。ここまでが、台木の調整です。
 次に、穂木の調整です。根元から1・2センチのところで切ります。茎がクサビ型になるよう、両側から削ぎ落とします。この作業が一番難しかったです。茎が3ミリ程度の太さしかなく、つい、切りすぎてしまいます。
 おじいちゃんは、カミソリで一瞬のうちに削ぎ落としていました。おじいちゃんが切られた穂木は、そのまま台木に差し込まれたとき、奇麗なV字のラインが見えます。気持ちが良いくらいぴったり嵌ります。

 ■ずっとやっていたい

 接ぎ木クリップで留め、出来上がった苗は、そっと日陰の保管場所に置きました。
 私は正直、自分が接いだ苗が活着するとは思えませんでした。おじいちゃんのようにはいきませんでした。でも、自分がやるには勿体ないけれど、もっとやってみたいような、ずっとやっていても飽きないような作業でした。
 次の日には、ナスの割り接ぎもしました。ナスの方は、もっと茎が細くて繊細で、難しく感じました。
 おじいちゃんが、
「口で説明するのは簡単だけれど、実際やってみるのは難しい」
 と言われていました。こういう事を知らなければ、接ぎ木苗が売られていたとしても、もしそれを買ったとしても、特に何とも思わなかったと思います。接ぎ木苗に、実はこんな難しさや、面白さがあって、それは経験しなければわからなかったことだなと思っています。
 4月27日は、キュウリの呼び接ぎをやってみました。この日は、お父さんに見てもらい、資料の図を参考にしながら進めました。
 呼び接ぎでは、台木と穂木の両方の茎に、半分ほど切れ込みを入れます。このとき、台の場合は上から下に切り下げ、穂木の場合は下から上に切り上げます。これを逆にしてしまわないように、慎重にやりました。その切り口を噛み
 お父さんがされるのを見たあと、私もやってみました。繊細な作業に変わりはありませんが、割り接ぎよりに比べると簡単に思いました。

 ■接ぎ木苗の難しさ

 呼び接ぎをした苗はその後も、8割が萎れず、1週間後、クリップを取ると切り口の部分が繋がっていました。活着したかどうかを調べるため、お父さんに穂木の茎を半分ほど切っていただきました。これで萎れなかったら、全部切って穂木の根を取り除きます。
 半分切った後も、苗は元気そうでした。しかし、よく見ると、接合している部分が何かおかしいことに気付きました。切り口は繋がっているけれど、1本の苗にはなりませんでした。穂木の茎を全部切ると、茎がただぶら下がっている状態になってしまいます。調べてみると、呼び接ぎは接合面が脆くなることがあるそうです。そのことなのだと思いました。
 それは、きっと成功すると思っていたので、残念で仕方がなかったです。接ぎ木は難しいのだなと改めて思いました。
 5月6日は、トマトの割り接ぎをしました。この日は、お父さんがされるのを、自分がやるとしたらいうことを想定しつつ見ていました。
 最初は、台木の調整から入ります。上の方の葉を切り落とし、V字型に切れ込みを入れます。その後、穂木の方を、V字型に合わせて両側を斜めに削ぎ落とします。


〈トマトの割り接ぎ〉
 

 ■一番いいやり方を

 お父さんの手を見ていると、上の葉が切られるのも、切れ込みが入るのも、何だかそれが初めから決まっていたような感じがしました。お父さんは迷わず、ここで切る、というのを決めて切っていました。自分だったらいい場所でいい具合にするには難しいだろうし、悩むだろうと思います。
 お父さんが台木に穂木を差し込み、それがぴったり嵌ったとき、初めから元々あった苗のように見えました。
 接ぎ木後は、日陰に、ビニールトンネルをかけて、適度な温度と湿度を保つようにしています。4日経っても、苗は接いだときと変わりありません。トマトの台木と穂木のV字のラインがまだ見えますが、それがどう変化していくのだろうかと思い見ています。
 接ぎ木の作業を一度やると、もっとやってみたくなってしまうなと思います。おじいちゃんは、人間の手術と同じと言われていましたが、生きているものを扱っている緊張感や責任感も面白さになっているなのかなと思います。
 繊細で難しいからこそ、成功することが楽しみに思えるかもしれません。今は、初めての試みで、一番いいやり方や管理の仕方を見つけていきたいです。

    

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