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「一点の重み」 なるみ




6月9日
 
 一点一点の重みを感じました。こんなにも一点が重くて、大切で、尊いものなのだということを、思い知りました。
 昨夜、硬式バレーの第2戦目があり、『ラ・メール』と対戦しました。
 宿敵『ラ・メール』との対戦。この『ラ・メール』を攻略するための練習を、特に重点を置いて、練習してきました。『ラ・メール』は、素早いボール回しと、速攻の攻撃、3枚ブロック、伸びてくるサーブなどが印象的で、しほちゃんのような“重くて鋭い攻撃”というよりは、“速さ”で崩してくる、という感じです。
「相手のボール回しは速いけれど、その速さに惑わされずに、こっちにボールが来たら、自分たちのペースをつくって、ボールを繋いでいこう。相手につられて、慌ててしまったり、ユアペースになってしまうことがあるから、『私たちのペースをつくる』という強い気持ちでプレーしよう」
(言葉は少し違うかもしれません)しほちゃんが、そう言ってくれていました。本当に、それがすごく大切であることを、プレーしながら感じました。昨夜の試合では、私たちのペースが軸にあるように思いました。どっしりとした安定感があるように感じました。
 みんなが応援に来てくださいました。永禮さんや、河上さん、まさはるさんも応援に来てくださっていました。お父さんが、近くで、一緒に戦ってくださいました。
 その中でプレーをさせてもらって、自分は、自分のためにプレーしているのではないと思いました。私は、なのはなのチームの1人でした。仲間のために、ボールを繋ぎました。仲間のために、トスを上げました。なのはなファミリーの1人としての誇りで、戦いました。
 
 昨日の練習のとき、あけみちゃんが足を捻ってしまいました。あけみちゃんが、試合に出場できなくなってしまいました。そのときの練習の空気が、どこか間違っていたことをお父さんが教えてくださいました。
 夜が本番だというのに、楽しくなってしまって、本気で、全力で練習をしていた。浮かれ調子になっていた。そういう空気があった。私も、その空気を作っていた1人だったし、その空気が、「間違っている」と感じられませんでした。お父さんが仰っていたように、誰か1人が悪い、ということではなく、「連帯責任」なのだと感じました。
 上達してきて、練習が楽しいと思えることは良いことだけれど、時と時間と場所が違えば答えは変わるし、心持ちが間違ってしまうと、思わぬ怪我に繋がってしまうのだと思いました。
 気持ちを入れ替えて、謙虚な気持ちで向かいたいと思いました。
 あけみちゃんのポジションに、あゆみちゃんが入ってくれることになりました。あゆみちゃんは、毅然と、「分かりました」と言いました。あゆみちゃんの強さや、潔さを感じました。
 試合は、午後8時からはじまりました。のぞみちゃんのサーブが、相手のチームを崩し、点数を稼ぎました。しほちゃんが、お父さんのサイン通りの場所に、アタックを決めました。トスを上げたら上げただけ、しほちゃんは確実に決めてくれました。すごくすごく、頼もしかったです。
 どこまでも、攻撃にして決める、しほちゃんの姿がありました。どこまでも、諦めずに取りに行く、みんなの姿がありました。私は、何が何でも、しほちゃんに繋げたいと思いました。
 1セット目は、なのはながリードを続け、21対16で勝利しました。
 2セット目は、シーソーゲームでした。はじめにマッチポイントを取ったのは、なのはなでした。
(あと1点)
 みんなの気持ちが集中していました。震えました。
 相手も負けじと拾って、攻撃してきました。ジュースになりました。ジュースが続きました。なんて一点が重いんだろう。一点の重さや大切さを感じずにはいられませんでした。あと1点、あと1点。最後まで、繋ぎました。必死で繋ぎました。
 でも、最後の最後、相手に2セット目をとられてしまいました。
 3セット目は、相手にリードを許してしまいました。お父さんが、タイムをとってくださいました。そのたびに、お父さんは、
「いいよ、いいよ。みんな動けているよ」
 と、言葉をかけてくださいました。
「ちゃんと繋げて、良いトスを上げて、しほに打たせよう」
「トスが外側になってしまっているから、内側に寄せて、しほが、どこのコースにも打てるようなトスを上げていこう」
 お父さんが教えてくださいました。良いトスが上がれば、しほちゃんが決めてくれる。私は、良いトスを上げたい、と思いました。祈りました。祈るような気持ちで、トスを上げました。
 マッチポイントをとったのは、ラ・メールでした。点差は、5点くらい、ひらいていました。でも、誰1人として、諦めてはいませんでした。食らいついていきました。
 ボールを落とすまいとしました。でも、敗れてしまいました。
 悔しくて、悔しくて、仕方ありませんでした。お父さんと握手をし、みんなに挨拶をした瞬間、涙がわぁっと溢れてきました。
 もっともっと強くなりたいと思いました。正しくありたいと思いました。
 心と身体を作ります。魂を高めます。なのはなの子として恥ずかしくない人になります。
 
 気持ちを切り替えます。改めます。
 来週の試合に向けて、また練習をします。トスをもっと安定させます。お父さんが言ってくださる場所、しほちゃんがどこにでも打てる、打ちやすいトスを上げられるように、練習を積みます。責任を持って、トスを上げます。
 謙虚な気持ちでいます。人のために、惜しみなく動きます。

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